【株価が動いた理由】ニデック +4.13%~牧野フライスへのTOBを発表

【株価が動いた理由】ニデック +4.13%~牧野フライスへのTOBを発表

ニデック<6594>

💡株価が動いたポイント

✅2024/12/27(金)終値2,843円+113円

✅牧野フライス製作所への株式公開買い付け(TOB)を行うと発表し、前日比+4.13%の大幅高となりました


 

◎ニデックは、工作機械メーカーの牧野フライス製作所の完全子会社化を目指して、一株当たり11,000円でTOB行うと発表し、今後の展開を期待した買いが集まりました

◎ニデックと牧野フライスの事前協議は行われておらず、本日付けでTOBの提案を行うとされ、今後の協議次第では敵対的買収に発展する可能性もあるようです

◎ニデックでは提案段階から明らかにすることで協議の透明性を確保したいとして、提案・協議前に発表したとのことです

◎全株式を取得する場合の買付代金は約2,572億7,600万円で、保有割合の50%となる株数を買付予定の下限と設定し、応募が同株数を超える場合にはその全てを買い付けます

◎TOBの買い付け期間など、その他詳細は今後発表していくとのことです

◎近年のニデックは工作機械分野に注力し、これまでに三菱重工工作機械やOKKといった国内外の機械メーカーを買収してきました

◎とりわけ工作機械メーカーのTAKISAWAについては同意を得ずにTOBを行い、傘下に収めることに成功していました

◎あるアナリストは、ニデックの過去のM&A(合併・買収)実績を踏まえ、さほど問題視されないだろうとの見方を示しました

◎別のアナリストは、牧野フライスの自動車や航空機向けの技術力の高さは、ニデックにとって自動車向けの部品加工の精度向上や生産性を高める上で、プラスに働くとの見方を示しました

◎また、TOBの買付価格は牧野フライスの26日終値7,750円から42%のプレミアム(上乗せ幅)を乗せた11,000円ですが、PBR(株価純資産倍率)が1倍割れでもあり割高ではない、と述べるアナリストもいるようです

◎株価は5月28日年初来高値4,033円から8月5日安値2,700円へ下落。その後10月30日高値3,311円まで反発も、12月23日年初来安値2,682円まで下落、この日は一時2,875円まで上昇しました

 

 

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公開日:2024.12.27

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