ミネベアミツミ<6479>
💡株価が動いたポイント
✅2025/4/10(木)終値2,010.5円+202.5円
✅始値2,038.5円、高値2,050円、安値1,996円
✅年初来高値2,589円、年初来安値1,775円
✅芝浦電子の買収に名乗り出たとの報道で、前日比+11.2%の急騰となりました
◎芝浦電子は台湾の電子部品大手「国巨(ヤゲオ)」から「同意なきTOB(株式公開買い付け)」を受けていることから、ミネベアミツミは事実上の「ホワイトナイト(友好的な買収者)」として名乗り出たとの報道で、業容拡大を期待した買いが集まりました
◎その後、4月23日から1株4,300円でTOBすると発表し、芝浦電子もミネベアミツミのTOBに賛同を発表し応募推奨しました。同時に、ヤゲオのTOBには反対すると発表しました
◎このTOBが成立すれば、芝浦電子は上場廃止となる見込みとのことです
◎芝浦電子は、EV(電気自動車)やロボットに欠かせない「サーミスタ」と呼ばれる半導体温度センサーを手掛けており、これらの技術の海外流出を防ぐ狙いもあるようです
◎また、ミネベアミツミはこれまでも買収を繰り返し成長しており、現在手掛けていないサーミスタを手に入れることで業容拡大が期待でき、自動車業界に強いミネベアミツミの販売力も活かせるとの思惑があるようです
◎台湾のヤゲオは5月7日から1株4,300円でTOBをはじめる予定で、ミネベアミツミの登場によりTOB価格の引き上げなどが行われるか注目されます
◎この動きと株式市場全体の上昇で、芝浦電子も一時4,745円+555円まで買われ、また13時45分から取引が停止され、14時11分から再開されました
◎今回の買収額は675億円の見込みで、ミネベアミツミは利益剰余金が4,000億円を超えることからTOB価格の引き上げ合戦となっても充分対抗できると思われますが、その場合は買収負担額の増加が嫌気される可能性もありそうです
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