名村造船所<7014>
💡株価が動いたポイント
✅2025/4/18(金)終値1,930円+169円
✅始値1,779円、高値1,935円、安値1,774円
✅年初来高値2,674円、年初来安値1,555円
✅米政権が中国船舶に入港料を課す計画を発表し、前日比+9.6%の急騰となりました
◎トランプ政権が米国内の港に停泊する中国船舶に入港料を課す計画を発表し、中国以外の海運株が買われる流れとなり急騰しました
◎バイデン前政権から中国の造船業が米国の国家安全保障を脅かしているとの懸念から調査が始まり、トランプ政権でも造船業界での中国の優位性に対抗し国内の造船業を復興させたいことからこの計画をまとめたようです
◎入港料は業界の反対を考慮し、入港ごとではなく航海ごとに課金され、1つの船舶につき年間5回までとのことです
◎入港料は6ヵ月後から、中国の船主および運航者は1トンあたり50ドル、中国が建造した船を運航する中国以外の運航者には1トンあたり18ドルなど、細かく決められており、その後3年間で段階的に引き上げられる方針のようです
◎これにより、中国の造船所から多数の船舶を購入している欧州の海運企業にも大きなコスト増となることから、中国以外の船舶で米中間の運航を依頼する荷主の増加に繋がるとして海運株が買われたようです
◎名村造船所は新造船事業をメインに、修繕船事業も手掛けることから、運航拡大による船舶の修繕も増えるとの思惑で上昇率が高かったようです
◎同様に、入港料の回避に向けて船舶の建造ニーズが中国から日本の各社に移るとの思惑から三井E&S<7003>+5.83%も急騰しました
◎日本郵船<9101>+2.61%、商船三井<9104>+2.8%、川崎汽船<9107>+3.72%など海運各社も上昇しました
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