商船三井<9104>
💡株価が動いたポイント
✅2025/4/30(水)終値4,739円-533円
✅始値5,334円、高値5,361円、安値4,422円
✅年初来高値5,699円、年初来安値4,336円
✅今期の大幅減益・大幅減配予想が嫌気され、前日比-10.11%の急落となりました
◎2026年3月期今期の売上高予想を1兆7,000億円(前期比4.3%減)とし市場予想1兆7,430億円を下回り、純利益予想を1,700億円(同60.0%減)とし市場予想2,221億円を下回りました
◎また、年間配当予想を150円(前期実績360円)と減配する見通しとなったことも嫌気されたようです
◎今期はトランプ関税の影響で、ドライバルク事業全体が前期比減益の見通しで、エネルギー事業もケミカル船が中国・欧州経済の低迷を背景に弱含むと想定されています
◎持ち分法適用会社であるコンテナ船会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)からの投資利益が減る見込みである影響も大きいとのことです
◎今期の想定為替レートは前期から12円程度の円高となる140.78円とし、1ドル当たりの為替寄与度は±16億円になる見込みとのことです
◎米国の関税政策により、ドライバルク事業で市況に悪影響が見込まれ、海上荷動きの停滞で市況下落も見込んでいるようです
◎2025年3月期前期売上高は1兆7,754億7,000万円(前々期比9.1%増)、純利益は4,254億9,200万円(同62.6%増)となり、年間配当は340円から360円(前々期実績220円)へ上方修正されました
◎商船三井株の急落を受けて他の海運株にも売りが広がっており、5月7日に決算発表を予定する川崎汽船<9107>-2.28%や、5月7日に予定する日本郵船<9101>-4.44%も売られました
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