三菱重工業<7011>
💡株価が動いたポイント
✅2025/5/9(金)終値2,731.5円-161円
✅始値2,897.5円、高値2,965.5円、安値2,676.5円
✅年初来高値2,965.5円、年初来安値1,977.5円
✅今期の純利益予想が市場予想を大きく下回り、前日比-5.57%の急落となりました
◎13時半の決算発表前に2,965.5円まで上昇し、上場来高値を更新しましたが、
2026年3月期今期純利益予想2,600億円(前期比5.9%増)が、市場予想3,160億円を大きく下回る見通しだったことが嫌気され、下落に転じました
◎また、業績見通しにはトランプ関税の影響を含んでいないことも、業績の下振れ懸念を招いたようです
◎今期売上高予想は5兆4,000億円(前期比7.4%増)、今期の受注高予想は5兆9,000億円(前期比16.6%減)、年間配当予想は24円(前期実績23円)、想定為替レートは1ドル145円(前期は152.2円)の見通しです
◎今期をセグメント別で見ると、受注高はエナジー、プラント・インフラ、航空・防衛・宇宙で前期比減少を予想しているものの、事業利益は主要4セグメントで前期比増加を予想しているとのことです
◎ただ、下落したもののアナリストらからは「国策の後押しを受けた防衛やエネルギー部門は増収増益見込み」「防衛省が2023年度から受注企業の利益率の目安を従来の8%から最大15%まで引き上げて以降の案件が進捗すると、利益率改善の恩恵を受ける」「相対的に米国の関税の影響は大きくない」「同社は業績予想を保守的に出すので、今日の下落は想定内」と中長期的には強気の見方が多いようです
◎2025年3月期前期の売上高は5兆271億7,600万円(前々期比7.9%増)、純利益は2,454億4,700万円(同10.6%増)となり、年間配当は22円から23円(株式分割を考慮した前期実績20円)へ増配されました
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