【株価が動いた理由】ディー・エヌ・エー、コーセー、名村造船所、三菱地所、資生堂、ブラザー、大阪チタニウム、日清食品、ANA(11/11)
目次

ディー・エヌ・エー<2432>

コーセー<4922>

名村造船所<7014>

三菱地所<8802>

資生堂<4911>

ブラザー工業<6448>

大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>

日清食品ホールディングス<2897>

ANAホールディングス<9202>

【株価が動いた理由】ディー・エヌ・エー、コーセー、名村造船所、三菱地所、資生堂、ブラザー、大阪チタニウム、日清食品、ANA(11/11)

ディー・エヌ・エー<2432>

◎09:35執筆。2025年4-9月期純利益が市場予想を上回ったことが好感され、一時前日比+10.62%高となりました

◎4-9月期純利益は230億円(前年同期比7.7倍)となり、市場予想196億円を上回りました

◎スマホゲーム「Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)」が好調で、ゲーム事業のセグメント利益が同7.2倍に急拡大したようです

◎また、社長が「ポケポケ」の足元の順調さに言及したことも安心感に繋がったようです


コーセー<4922>

◎10:25執筆。2025年1-9月期営業利益が大幅な減益となったことが嫌気され、一時前日比-16.51%安となり年初来安値を更新しました

◎1-9月期営業利益は135億円(前年同期比28%減)となり、買収したタイ企業ののれん(企業買収の際に生じる、買収額と買収先の純資産との差額)の償却費や、物流費、人件費などの増加が響いたようです

◎1-9月期純利益は、前年同期の中国事業整理損がなくなったことで、前年同期比微減の93億円にとどまり、2025年12月期今期業績予想は据え置かれました


名村造船所<7014>

◎09:50執筆。2025年4-9月期純利益が大幅な減益となったことが嫌気され、一時前日比-5.41%安となりました

◎4-9月期純利益は81億円(前年同期比43%減)でした

◎材料費や人件費の上昇のほか、前年同期より円高に振れたことが要因となったようです

◎事業別売上高では、前年同期にハンディ型ばら積み運搬船を連続で建造した反動で新造船事業が同7%減となり、主力の国内艦艇の工事量が減った影響で修繕船事業は同14%減となったようです


三菱地所<8802>

◎09:40執筆。2025年4-9月期純利益が市場予想を下回ったことや、株主還元の発表がなかったことが嫌気され、一時前日比-5.25%安となりました

◎4-9月期純利益は580億円(前年同期比16%増)でしたが、市場予想648億円を下回り、期待されていた自社株買いの増額発表もなかったことから売られたようです

◎また、株価が年初来高値圏にあったことも、利益確定売りの要因となったようです


資生堂<4911>

◎10:05執筆。2025年12月期今期の最終損益が過去最大の赤字になると発表し

、一時前日比-4.04%安となりましたが、悪材料出尽くしとの見方から買い戻され、一時+4.73%高まで反発しました

◎今期最終損益を従来予想60億円の黒字から520億円の赤字へ下方修正し、市場予想79億円の黒字も下回りました

◎過去に買収した米ブランドの不振による減損損失が響いたようです

◎一方、コスト削減や構造改革は計画通りと発表され、あるアナリストは「減損損失は想定外だが、悪材料出尽くし」との見方を示したようです


ブラザー工業<6448>

◎10:15執筆。2026年3月期今期純利益予想を上方修正したことが好感され、一時前日比+13.4%高となりました

◎今期純利益予想を従来予想550億円から630億円(前期比15%増)へ上方修正しました

◎為替の円安効果に加え、2025年4-9月期の業績が好調だったことを反映したようです

◎また、ドイツ企業から自動車部品向け部門を事業譲受すると発表し、エアバッグなどの自動車向け販売の強化で収益性改善が期待されることも好材料と見られたようです


大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>

◎10:35執筆。2026年3月期今期の営業利益予想を上方修正しましたが、その修正幅が小幅だったため、一時前日比-11.72%安となりました

◎今期の営業利益予想を従来の45億円から50億円(前期比50.4%減)に上方修正しました

◎併せて発表した2025年4-9月期の営業利益は40.3億円(前年同期比35.8%減)となり、会社予想25億円を大幅に上回りました

◎4-9月期実績が計画を15.3億円上振れたのに対し、今期の上方修正幅が5億円にとどまった(=下期予想を実質引き下げた)ことが、失望売りにつながったようです


日清食品ホールディングス<2897>

◎10:43執筆。2026年3月期今期の業績予想を下方修正したことが嫌気され、株価は一時前日比-5.31%安となりました

◎今期の連結純利益予想を、従来の530億円~560億円から430億円(前期比22%減)へと大幅に下方修正しました

◎併せて発表した2025年4-9月期の連結純利益は225億円(前年同期比22%減)、売上収益は3,732億円(同1%減)でした

◎下方修正の理由は、国内外での即席麺販売の苦戦です。米国ではインフレによる消費減速や競争激化で低迷し、国内でも原材料費高騰や低価格帯商品の構成比上昇が収益を下振れさせているようです


ANAホールディングス<9202>

◎10:49執筆。2,000億円規模の社債型種類株発行と、1,500億円を上限とする大規模な自社株買いを発表したことが好感され、一時前日比+5.78%高となりました

◎公募による社債型種類株式(1株5,000円、総額2,000億円)を発行し、手取り概算額1,939億円を調達します。資金は2027年3月末までに航空機導入(1,000億円)と自社株買いに充当する予定とのことです

◎併せて、1,500億円・6,750万株(発行済株式総数の14.2%)を上限とする自社株買いを発表しました

◎取得した自社株は全株を消却する予定で、1株あたりの株主価値向上を目指すようです

 

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