【株価が動いた理由】日経平均-5.2%~中東情勢の緊迫と原油高騰で一時4,200円超安で5.1万円台まで急落

【株価が動いた理由】日経平均-5.2%~中東情勢の緊迫と原油高騰で一時4,200円超安で5.1万円台まで急落

日経平均

💡株価が動いたポイント

✅2026/03/09(月)終値52,728.72円-2,892.12円

✅始値54,608.63円、高値54,608.63円、安値51,407.66円

✅昨年来高値59,332.43円、昨年来安値30,792.74円

✅中東情勢の緊迫化に伴う原油急騰と、米雇用情勢の悪化を受けたスタグフレーションへの警戒感から、前日比-5.2%の大幅下落となりました


 

◎中東情勢の緊迫化を背景に、WTI原油先物が一時1バレル=119ドル台まで急伸。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が日本のエネルギー調達を直撃するとの懸念から、運用リスクを回避するパニック的な売りが広がり、下げ幅は一時4,200円を超え、終値では過去3番目の下げ幅となりました

◎米雇用統計での就業者数減少(5万人増予想が9.2万人減)を受け、物価高と景気後退が同時に進行するスタグフレーション懸念が浮上し急落したようです

◎イランの新最高指導者に反米保守強硬派のモジタバ・ハメネイ師が選出されたと報じられ、紛争長期化への警戒から機関投資家などのリスク許容度低下に伴う投げ売りが相場を押し下げたようです

◎個人投資家の人気が高いソフトバンクグループ<9984>-9.8%は、オープンAIとのデータセンター拡張計画の中止報道も重なり、2025年8月以来の安値まで急落しました

◎また、原油高による原材料・燃料コストの増大が業績を圧迫するとして、住友金属鉱山<5713>-5.52%などの非鉄株や、住友ゴム工業<5110>-6.27%、日本航空<9201>-3.49%、ANAホールディングス<9202>-3.07%などが軒並み売られました

◎指数寄与度の高い半導体・AI(人工知能)関連のアドバンテスト<6857>-11.02%、東京エレクトロン<8035>-6.86、フジクラ<5803>-9.9%なども、引き続き利益確定売りに押され、大きく下落しました

◎一方で、原油高が収益増に直結するINPEX<1605>+0.24%や、海上の輸送混乱による運賃上昇期待から日本郵船<9101>+0.36%、商船三井<9104>+0.05%などの海運株は下げ渋りました

デンソー<6902>-1.97%による買収提案が報じられたローム<6963>+7.12%や、サイバーエージェント<4751>+3.71%、神戸物産<3038>+2.37%、東宝<9602>+2%、ソフトバンク<9434>+1.51%などは買われました

◎日経平均採用銘柄の内、199銘柄が下落、23銘柄が上昇、3銘柄が変わらずと全面安となりました

◎あるアナリストは、原油が120ドルに達すれば日経平均は5万円を割り込む可能性があると指摘し、別のアナリストも昨年末の終値5万339円付近まで調整が続く余地があると言及しています

◎一方、別のアナリストは、イラン紛争は長期化せずスタグフレーションにはならないだろうとして、「絶好の買い場が到来している」との見方を示しました

◎日経平均は1~2月のもみ合いの下値圏である52,000円どころを割り込んだ今日の安値51,407.66円以降は下げ渋り、原油価格が100ドル台前半まで落ち着いたことから、引けにかけて下げ幅を縮めました

 

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