はじめての資産運用・第22回 投資の定石と「はじめに何を買うか」

💡この記事のポイント

✅投資の基本は「長期」「つみたて」「分散」

✅余裕資金で投資し、余力も残しておこう

✅素直に最近流行りはじめたものに気付けば十分

✅はじめに何を買うか?の見つけ方と具体例


目次

預貯金では目減りするお金の価値をカバーできない

資産運用の基本は「長期」「つみたて」「分散」

余裕資金でスタートし、余力も残しておく

気付いたものは意外と「今からでも間に合う」

100円からでも慣れていく

はじめに何を買うか?

はじめての資産運用・第22回 投資の定石と「はじめに何を買うか」

預貯金では目減りするお金の価値をカバーできない

資産運用」とは、自分のお金を株式や投資信託などの投資に配分することで効率的に増やしていくことを指します。金利が高い時代であれば、安全確実な預貯金で資産を増やすことができますが、現在の低金利ではなかなか増やすことはできません。それどころか、モノやサービスの価格が上昇していることを考えると、預貯金では目減りするお金の価値をカバーできないのが現実です。


そこで、ある程度のリスクを取ってでも資産を株式や投資信託などの投資に回す人が増えています。ただ、投資にはリターンも期待できる一方でリスクも存在します。「投資は自己責任」と言われるように、失敗しても誰も責任を取ってはくれません。ですので、投資初心者であっても最低限の知識は身につけておきたいものです。


資産運用の基本は「長期」「つみたて」「分散」

資産運用の三原則は、「長期」「つみたて」「分散」と言われています。まずは、この3つの原則をしっかりと覚えておきたいものです。


長期投資でじっくり増やす

資産運用は時間をかけてじっくりと行っていくことが重要です。株式市場をはじめとする金融マーケットは常に変動しています。つまり、日々の株価の上下動で一時的な損失が出てしまうことはめずらしくありません。


ですが、過去もそうだったように世界経済は長期的に成長を続けています。長い目で見ると、この長期的な成長に連動して株価も上昇していくのが一般的です。短期間で大きな利益を狙うのは、「投資」ではなく「投機」。長期的な視点で投資を行うことで安定した資産形成を目指しましょう。


つみたて投資でリスクを抑える

前述したように金融マーケットは常に変動しています。過去にもさまざまなショックがあり、世界的に株価が暴落する局面もありました。


ですが、定期的に一定額をつみたてていく「つみたて投資」では、株価が下がったときに安くたくさん買えるため、下落さえもチャンスとなります。時間をずらして購入するドルコスト平均法を実践すれば、購入単価が平均化され、リスクを抑えることにも繋がります。


NISA(少額投資非課税制度)の「つみたて投資枠」では、つみたてに向いた投資信託が厳選されているので、初心者でも投資をはじめやすいでしょう。


分散投資で大きな損失を避ける

資産をひとつの投資対象に集中させると、その対象が大幅に下落したときに大きな損失が出てしまいます。しかし、株式投資の場合なら、複数の銘柄に分散したり、業種が異なる銘柄を購入したりすることでリスクを分散することができます。


また、組入銘柄がある程度分散されている投資信託の場合でも、異なる資産に投資する投資信託を組み合わせることでリスクを軽減できます。例えば、株式と金(ゴールド)のように異なる値動きをする金融商品を組み合わせることは資産防衛のひとつの手段でもあります。


余裕資金でスタートし、余力も残しておく

投資初心者、特に年齢層の若い人は、なかなか潤沢な資金は用意できません。だからといって、生活に必要な資金や、教育費など将来的に必要となる資金を投資に回すのはリスクがあります。それが必要となったときに、必ずしも利益が出ているとは限らないからです。自分の資産を「余裕資金」と「必要資金」に分けて、余裕資金の範囲内で投資するようにしましょう。


また、余裕資金の範囲でもすべてを投資するのではなく、時間を分散して投資することが重要です。そうしておけば、相場が大きく動いたときに追加で投資する余力を残すことができ、柔軟に対応するチャンスが生まれます。


気付いたものは意外と「今からでも間に合う」

最低限の知識を身につけたあとは、自身の「投資脳」を磨いていくことも大切です。投資で大きな利益を得ている人は、必ずといっていいほど投資の勉強に熱心です。スポーツでもゲームでも何でも、努力、練習、経験などを重ねることで上達していきます。


今、株式市場でどのようなテーマが注目されているのか、また儲かっている会社はどこなのかというようにアンテナを張り巡らせておきましょう。株式投資は連想ゲームでもあります。「風が吹けば桶屋が儲かる」という発想で銘柄を探してみましょう。


ただ、「まだ誰も気付いていないものを探そう」と思うよりも、素直に最近流行りはじめたものに気付くことで十分です。企業の成長は瞬間で終わるようなものではなく、成長する企業は何年にも渡って成長します。意外と「今からでも間に合う」ものです。


また、企業業績などのチェックや、チャートの知識も身につけたいものです。過去の値動きを示している株価チャートには、現状の把握や売買の判断の参考になります。


100円からでも慣れていく

ただ、潤沢なお金が貯まるのを待っていたり、勉強ばかりが先行したりで、いつまでも投資に踏み切らないのは機会損失にもなります。PayPay証券では、株式や投資信託が100円から投資できるので、まずは、少ない資金でチャレンジしてみることも大切です。


まずは少額からでも沢山慣れていくことをオススメします。


はじめに何を買うか?

初心者は「何を買えば良いか分からない」という人も多いと思います。

そういう場合は、まずは多くの人が買っているものや、自分がよく知っている企業などからはじめるのが良いでしょう。

様々な角度からご紹介している銘柄やテーマの記事マーケット情報などもぜひご参照ください。


NISA人気銘柄ランキング(日米株、投資信託)

米国株&日本株 配当利回りランキング

アナリストの目標株価を下回る米国株

PBRが1倍割れしている日本株


最後に、人気の投資信託や有名企業をいくつかピックアップしておきますので、ぜひ調べてご検討ください。


投資信託

三菱UFJ 純金ファンド

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)

iFreeNEXT FANG+インデックス

日経平均高配当利回り株ファンド

Oneグローバルバランス

世界経済インデックスファンド

ファンドスミス・グローバル・エクイティ・ファンド

HSBC インド オープン


米国株

エヌビディア

テスラ

アップル

アルファベット

メタ・プラットフォームズ

アマゾン・ドット・コム

マイクロソフト

パランティア・テクノロジーズ

コインベース・グローバル

ブロードコム

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ

ネットフリックス

オラクル


日本株

トヨタ自動車

三菱重工業

任天堂

ソフトバンク

ソフトバンクグループ

良品計画

日本電信電話

ソニーグループ

オリエンタルランド

アドバンテスト

JX金属


ETF(上場投資信託)/REIT(不動産投資信託)

金(ゴールド)コース

アメリカ高配当株式コース

アメリカ増配株式コース

グローバル株式コース

テクノロジーコース

中国株式コース

日経平均ETFコース

日本ビルファンド投資法人 投資証券

ジャパンリアルエステイト投資法人 投資証券



記事作成日:2025年7月15日


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