⑧大きなリターンを狙う方法とそのリスク対策【資産づくりステップアップ】

💡この記事のポイント

✅大きなリターンを狙うと、損失も大きくなりやすい

✅大きなリターンを狙うには、レバレッジ型ETFが活用できる

✅ただし、内容の正しい理解とリスク管理の徹底が重要

🔎登場する主な銘柄

Direxion S&P500ブル3倍Direxion S&P500ベア3倍Direxion デイリー アルファベット株ブル2倍ETFDirexion デイリー アルファベット株ベア1倍ETF日経平均レバレッジETF

 

目次

リスクとリターンは「表裏一体」

短期間で効率よく利益を狙う「レバレッジ投資」

「ブル(強気)」と「ベア(弱気)」とは?

ブル型(上昇方向を増幅して狙う)

ベア型(下落を狙う・リスクヘッジ)

初心者の方へ~失敗しないための「リスク管理」

⑧大きなリターンを狙う方法とそのリスク対策【資産づくりステップアップ】

「資産づくりステップアップ」第8回となる今回は、大きなリターン(利益)を狙うにはどうすればいいか?というお話しとその危険性と対策について解説します。そのために活用できるETF(上場投資信託)についてもご紹介します。

 

 

リスクとリターンは「表裏一体」

「投資をするなら、できるだけ短期間で大きな利益を出したい」と考えるのは、投資家として自然な気持ちかもしれません。しかし、投資の世界には「高いリターンが期待できるものは、リスクも大きい」という鉄則があります。

 

資産運用において「リスク」とは、単に「危険」という意味だけではなく「結果が不確実であること」を指します。大きなリターンを狙うということは、それだけ資産が大きく減ってしまう可能性も同時に受け入れなければならないということなのです。

 

「早く増やしたい」「一撃で取り戻したい」などと思うほど、投資は危うくなりがちです。なぜなら、大きなリターンを狙う代表的な方法は、だいたい次の2つだからです。

 

集中投資:少数の銘柄に資金を寄せる(当たれば大きいが、外すと痛い)

レバレッジ:値動きを増幅させる(上も下も“速い”)

 

どちらも「当たったときの伸び」は魅力的です。ただし同じだけ、「外れたときの減り」も大きくなります。特にレバレッジは、値動きが速い分、判断が1日遅れるだけでも損失が想像以上に膨らむことがあります。

 

 

短期間で効率よく利益を狙う「レバレッジ投資」

それを踏まえた上で、大きなリターンを狙うには少ない資金で大きな利益を狙う「レバレッジ投資」を活用するのが一つの方法です。レバレッジ(てこ)の原理を利用して、実際の値動きよりも数倍大きな投資成果を目指す方法です。

 

代表的なものは、こうした仕組みを利用した「ブル型」「ベア型」と呼ばれるレバレッジ型ETF(上場投資信託)です。

 

 

「ブル(強気)」と「ベア(弱気)」とは?

ブル(Bull)型: 市場が上昇すると、その数倍(2倍や3倍など)上昇するように設計された商品です。牛が角を下から上に突き上げる姿からそう呼ばれます。

ベア(Bear)型: 市場が下落すると、その数倍上昇するように設計された商品です。クマが前足を振り下ろす姿に由来し、相場が下がっているときに利益を狙えます。

 

これらは短期間のトレンドに乗って利益を出したいときに有効ですが、相場が逆方向に動いたときは損失も数倍になるため、かなりアグレッシブな投資手法といえます。

 

ここで押さえておきたいのが、レバレッジ型ETFの“時間のクセ”です。多くのレバレッジ型ETFは、対象の指数や株価の日々(1日)の値動きに対して、2倍・3倍などの倍率を目指す設計になっています。

 

そのため、2日以上の期間で見ると、値動きに対して単純に「2倍」「3倍」にならないことがあります。相場が行ったり来たりする局面では、対象の指数や株価が結果的に横ばいでも、レバレッジ型は思ったより増えにくかったり、減りやすかったりすることもあります。

 

それでは、それらの代表的なETFを少しご紹介します。

 

 

ブル型(上昇方向を増幅して狙う)

ブル型は、指数や株価が上がったときに利益を目指す仕組みです。短期の上昇局面を効率的に狙う用途に使われます。

 

Direxion S&P500ブル3倍<SPXL>

米国の主要株価指数であるS&P500指数の、日々の値動きの「3倍」を目指すETF(チャレンジコース)です。例えばS&P500が1%上昇すれば、この銘柄は約3%程度の上昇が期待できます。米国市場全体の強い上昇局面では、驚くようなスピードで資産を増やせる可能性がありますが、逆に相場が下がれば約3倍の速さで資産が減るため、短期決戦向きの商品です。

 

Direxion デイリー アルファベット株ブル2倍ETF<GGLL>

アルファベット <GOOGL> の株価の、日々の値動きの「2倍」を目指すETF(Googleチャレンジコース)です。特定の1銘柄(単一株)に対してレバレッジをかけるため、指数連動型よりもさらに値動きが激しくなる傾向があります。アルファベット社のAI(人工知能)関連のニュースや決算などで株価が急騰すると予想する場合に非常に強力な投資対象となります。

 

日経平均レバレッジETF<1570>

日本を代表する株価指数である「日経平均株価」の日々の値動きの「2倍」を目指す、国内で有名なブル型ETF(日経平均チャレンジコース)です。日本の株式市場全体が盛り上がっている時に、効率よく利益を狙いたい投資家に人気があります。日本株が全体的に上がると思ったタイミングで活用しやすいETFです。

 

ベア型(下落を狙う・リスクヘッジ)

ベア型(インバース型)は、指数や株価が下がったときに利益を目指す仕組みです。短期の下落局面で利益を狙う用途に加え、保有資産の下落を一時的に和らげる「リスクヘッジ(保険)」の目的で使われることもあります。

 

Direxion S&P500ベア3倍<SPXS>

米国の主要株価指数であるS&P500指数の、日々の値動きの「反対方向」に「3倍」の値動きを目指すETF(逆チャレンジコース)です。例えばS&P500が1%下落すれば、この銘柄は約3%程度の上昇が期待できます。米国市場全体の強い下落局面では、驚くようなスピードで資産を増やせる可能性がありますが、逆に相場が上がれば約3倍の速さで資産が減るため、短期決戦向きの商品です。

 

Direxion デイリー アルファベット株ベア1倍ETF<GGLS>

アルファベット <GOOGL> の株価の、日々の値動きの「反対方向」に「1倍」を目指すETF(Google逆連動コース)です。レバレッジはかかっていませんが、株価が下がると利益が出る仕組みのため、決算への警戒感がある時や、一時的な下落を予想する際のヘッジ(リスク回避)として利用されます。

 

初心者の方へ~失敗しないための「リスク管理」

大きな利益を追い求めるあまり、全財産を失ってしまっては元も子もありません。以下のことも意識しながらご検討ください。

 

ロスカット(損切り)

大きなリターンを狙う投資を行う上で大切なのが、「これ以上、下がったら売る」というロスカット(損切り)する水準を、購入前に考えておくことです。例えば「10%下がったら、どんなに未練があっても売却する」といった自分なりのルールです。特にレバレッジ商品は、価格が戻るのを待っている間に「減価(価格が少しずつ削られる現象)」が起きやすいため、早めの判断が特に重要です。ロスカットで損失を限定することで、大きなリターンを狙うハイリスクな投資もしやすくなります。

 

集中投資と分散投資のバランス

特定の1銘柄だけに多くの資金を投じる「集中投資」は、当たった時の利益は最大化されますが、外れた時のダメージも致命的です。大きなリターンを狙う銘柄をポートフォリオの一部(例えば資産全体の10〜20%程度)に留め、残りは投資信託などを活用した「分散投資」で着実に運用するといった「攻めと守りの使い分け」が大切です。特にレバレッジ商品への集中投資は、かなり「バクチ」に近い行為ですので避けた方が無難です。

 

少額から慣れる

大きなリターンを狙う投資は勇気がいるものですが、PayPay証券なら100円から購入可能です。たとえ値動きの激しいレバレッジ型ETFであっても、少額であれば大きな痛手にはならないはずです。まずは少額から、レバレッジ商品の動きや特性に慣れていくことからはじめてみるべきです。いきなり大きな金額からはじめて大失敗することだけは避けましょう。

 

 

記事作成日:2026年1月21日

 

 

【資産づくりステップアップ】
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②NISAって何?仕組みとメリットをやさしく解説
③投資信託なら「100円」から世界中に分散投資!
④まずは100円から!はじめての日本株デビュー
⑤世界に広がる投資チャンス!米国株デビュー
⑥つみたて投資で“ほったらかし”でも増やす仕組み
⑦分散投資って何?リスクを減らす考え方

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