💡この記事のポイント
✅AI投資ブームの牽引役であるエヌビディアの決算が迫っています
✅好決算ならブーム加速が期待される反面、物足りない場合は関連株にも失望売りが広がる可能性も
✅AI半導体関連の米国株3選をご紹介
🔎登場する銘柄
✅エヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、ブロードコム

✅AI投資ブームの牽引役であるエヌビディアの決算が迫っています
✅好決算ならブーム加速が期待される反面、物足りない場合は関連株にも失望売りが広がる可能性も
✅AI半導体関連の米国株3選をご紹介
✅エヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、ブロードコム
エヌビディアの決算が関連株に波及か
エヌビディア<NVDA>
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>
ブロードコム<AVGO>
生成AI(人口知能)が急速に普及していることから、AI投資ブームが加速化しています。米国政府が7月にAI半導体の輸出規制を撤回することを決定したこともあって、AI半導体企業の今後の業績への期待が高まっています。
なかでもブームを牽引しているのが、巨大ハイテク企業群「マグニフィセント・セブン(M7)」にも名を連ねる半導体企業のエヌビディアです。同社の2025年5-7月期決算発表が8月27日(日本時間8月28日)の取引終了後に予定されていますが、決算内容や今後の見通しがAI関連銘柄の動向に大きな影響を与える可能性があり、世界中の投資家から注目を集めています。
そこで今回は、AI半導体関連企業のなかから今後の業績に期待が高まる米国株3銘柄をご紹介します。
GPU(画像処理装置)メーカーで世界最大手メーカー。
前回の2025年2-4月期決算は、売上高が前年同期比69%増の440億6,200万ドルと市場予想を上回り、純利益は前年同期比26%増の187億7,500万ドルとなりました。中国向けの輸出規制による落ち込みが反映されたわりにはAI投資ブームによる需要が堅調だったようで、今後の見通しに注目が集まっています。
米国政府は7月にAI半導体の対中輸出規制の一部緩和を決めました。しかし、中国当局は、中国向けAI半導体「H20」にセキュリティー上の脆弱性があると懸念を表明して、同製品の排除に動いているようです。そのため同社は、「H20」の生産停止を一部の調達先に伝えたと報じられています。
中国向けに特化したAI半導体を開発中のようで、この半導体は「H20」よりも高性能となり、中国でテストを開始する方針のようです。ただし、米国政府が承認するかは不透明のようです。
米国政権は、米国に比べてAI半導体の性能が劣るなら中国への輸出を許可することを考えているようですが、その見返りとして、売上の一部を米政府に納めることを交渉するようです。
株価は4月7日年初来安値86.61ドルから8月12日上場来高値184.48ドルまで上昇。
マイクロプロセッサーやチップセットなどの製品を手掛ける半導体メーカー。
2025年4-6月期決算では売上高は前年同期比31.7%増の76億8,500万ドルとなり、市場予想を上回りました。同時に公表した2025年7-9月期の売上高予想が87億ドル前後と市場予想を上回りました。
決算発表前の7月に米国政府はAI半導体の対中輸出規制の一部緩和を決めましたが、売上高予想に中国向けAI半導体の売り上げは含まれていないと説明したようです。また、輸出に向けて米政府による審査中とのことで、中国向けの出荷再開時期が不透明だったことも懸念されましたが、リサ・スー最高経営責任者(CEO)が対中輸出再開の進捗を語り、株価はすぐに大幅反発となりました。
株価は4月8日年初来安値76.48ドルから8月13日上場来高値186.65ドルまで上昇。その後は調整に転じ、直近は160ドル台での動きが続いています。
無線(ワイヤレス、ブロードバンド)や通信インフラ向けの半導体製品、ソフトウェアなどを製造・販売。
2025年2-4月期決算では売上高が前年同期比20.2%増の150億400万ドル、営業利益が96.6%増の58億2,900ドルと大幅な増益となりました。AI投資ブームから、AI向け半導体の需要が強いことが好感されているようです。
同時に公表した2025年5-7月期売上高予想は、市場予想を上回る見通しを明らかにしました。巨大データセンターを運営する大企業であるハイパースケーラーによる投資が継続することに加え、AI半導体の成長が加速することを期待しているようです。
株価は4月7日安値138.1ドルから8月13日上場来高値317.35ドルまで上昇。その後は調整に転じ、直近は290ドル前後での動きになっています。
記事作成日:2025年8月26日
ファイナンシャルプランナー
横山利香
短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。