エヌビディア<NVDA>
💡株価が動いたポイント
✅2025/7/15(火)終値170.7ドル+6.63ドル
✅始値171.19ドル、高値172.4ドル、安値169.2ドル
✅年初来高値172.4ドル、年初来安値86.62ドル
✅AI半導体「H20」の対中輸出再開を発表し、前日比+4.04%の急騰となり上場来高値を更新しました
◎中国向けAI(人工知能)半導体「H20」の対中輸出再開を米政府が確約したとのことで、収益増への期待から急騰しました
◎ベッセント米財務長官が「エヌビディアの半導体を交渉の切り札として使ったとも言える」と述べ、中国のレアアース(希土類元素)輸出規制緩和との交換条件だったようです
◎エヌビディアは「H20」の輸出規制において在庫引当金などで45億ドル(約6,700億円)を計上していましたが、あるアナリストの試算では対中輸出再開により売上高が150億~200億ドル分増える可能性があるとのことです
◎エヌビディアは「近く出荷がはじめられることを願っている」とし、「H20」と近日発売予定のGPU「RTX PRO」を中国に販売するとのことです
◎これを受けハイテク株の著名アナリストは、「これはエヌビディアにとって大きな勝利で、ハイテク株に大きな強気の追い風となるだろう」と述べ、投資判断「アウトパフォーム」と目標株価を175ドルを維持しました
◎同業のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+6.4%も、中国向けAI半導体が輸出再開されるとのことで急騰しました
◎AMDも、4-6月期に在庫引当金などで約8億ドルを計上する見通しを示していました
◎これを受けあるアナリストは、AMDの投資判断「アウトパフォーム」を維持し、目標株価を152ドルから175ドルに引き上げました
◎またバンク・オブ・アメリカ<BAC>のアナリストは、AMDのAI戦略とデータセンターGPU市場におけるプレゼンス拡大に自信を持っているとして、投資判断「買い」を維持し、目標株価を130ドルから175ドルに引き上げました
◎このアナリストは、AMDの「MI355X」が市場予想の17,000ドルを大きく上回る20,000~25,000ドルで販売されているとし、AMDの価格決定力も評価しているようです
◎エヌビディアの株価は、4月7日年初来安値86.62ドルから上昇を続け、この日は一時172.4ドルまで上昇し、上場来高値を更新しました
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