【株価が動いた理由】エヌビディア -8.47%~好決算も成長率鈍化やトランプ関税などの不安材料で大幅安

【株価が動いた理由】エヌビディア -8.47%~好決算も成長率鈍化やトランプ関税などの不安材料で大幅安

エヌビディア<NVDA>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/2/27(木)終値120.15ドル-11.13ドル

✅好決算も高すぎる期待を上回ることができず、前日比-8.47%の大幅安となりました


 

◎前日決算発表前に株価は上昇し、取引終了後に市場予想を上回る好決算を発表したものの、積極的に買い進むほどではないと評価され、またいくつかの不安材料から売られました

◎1つは成長率の鈍化等で、2025年2-4月期の増収率65%が、2024年11-2025年1月期の78%から減速していること、また2-4月期の特別項目を除く売上高総利益率の中心値は71%で、前年同期の78.9%から利益率が落ちていることが不安視されました

◎また、四半期売上高の市場予想からの上振れ幅が2023年2月以来の最小だったとのことで、あるアナリストは「経営陣にとって、将来の成長に対する期待を大幅に上回り続けることは難しいだろう」と述べました

◎もう一つは、トランプ政権による関税政策等の影響の不透明感と、米景気の先行き不安があるようです

◎特にトランプ大統領は中国には追加で10%課税するなど強硬姿勢で、エヌビディアの中国での売上減が懸念されているようです

◎2024年11月-2025年1月期売上高は393億3,100万ドル(前年同期比78%増)で、市場予想381億ドルを上回りました

◎2025年2-4月期売上高予想の中央値は430億ドルで、市場予想420億7,000万ドルを上回りました

◎これを受けバンク・オブ・アメリカ<BAC>のアナリストは「AI投資の堅調なペースは過小評価されている」として、投資判断は「買い」で据え置き、目標株価は190ドルから200ドルに上げました

◎別のアナリストは、「買い」を維持し、目標株価を175ドルから185ドルに引き上げました

◎株価は今年1月7日上場来高値153.13ドルから2月3日安値113ドルへ下落。その後2月18日高値143.44ドルまで反発も、この日は一時120.01ドルまで下落しました

 

 

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