【株価が動いた理由】コインベース・グローバル +9.01%~顧客データ流出の影響は限定的との見方で急反発

【株価が動いた理由】コインベース・グローバル +9.01%~顧客データ流出の影響は限定的との見方で急反発

コインベース・グローバル<COIN>

💡株価が動いたポイント

✅2025/5/16(金)終値266.46ドル+22.02ドル

✅始値249.76ドル、高値270.45ドル、安値248.83ドル

✅年初来高値310.61ドル、年初来安値142.58ドル

✅顧客データ流出の影響は限定的との見方で、前日比+9.01%の急反発となりました


 

◎前日は顧客データ流出が嫌気されて株価は7%超の大幅下落となりましたが、その被害額や補償の見通しが早々に示されたことで目先の不透明感が払しょくされ、急落を1日で取り戻す形となりました

◎コインベースは15日朝方に従業員がハッカー集団に買収され、機密性の高い顧客データが盗み出されたと発表しました

◎15日夕方の報道では、コインベースが証券取引委員会(SEC)へ提出した書類により「修復費用や自発的な顧客への弁済に関連する費用を1億8,000万~4億ドルと見積もっている」と伝えられました

◎コインベースの対応が早かった点と、被害額が最大でも4億ドルと具体的な数値が示されたことで、この事件が収益に与える影響は限定的との見方が広がったようです

◎なお、ハッカーらは漏洩情報を公開しない代わりに2,000万ドルの支払を要求していますが、コインベースはこれ支払わず、逆にハッカー特定に繋がる可能性のある情報提供に2,000万ドルの懸賞金をかけました

◎足もとではビットコイン(BTC)が10万ドルを超えて堅調に推移する中で暗号資産(仮想通貨)の取引が活発化しており、その世界最大クラスの取引所を運営する同社にとって良好な事業環境となっています

◎また、コインベースが19日からS&P500の構成銘柄に採用されることから、機関投資家などの買いが入りやすいとの思惑があることも、背景のようです

◎あるアナリストの試算では、S&P500に連動するファンド・投資信託などから160億ドルの買いが入る可能性があると伝えられています

◎この日の上昇により、S&P500採用のニュースで急騰した14日高値264.49ドルを上回り270.45ドルまで上昇しました

 

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