データドッグ<DDOG>
◎2025/11/6(木)終値190.82ドル+35.84ドル
◎7-9月期決算と10-12月期の見通しがともに市場予想を上回ったことが好感され、前日比+23.12%と急騰しました
◎7-9月期の売上高は8億8,565万ドル(前年同期比28%増)で市場予想8億5,350万ドルを上回り、特別項目を除く一株当り利益は0.55ドルで市場予想0.45ドルを上回りました
◎また、10-12月期の売上高予想9億1,200万~9億1,600万ドルが市場予想8億8,860万ドルを上回り、一株当り利益予想0.54~0.56ドルが市場予想0.45ドルを上回りました
◎AI(人工知能)需要の拡大に伴うクラウド利用増の恩恵を受けたほか、大口顧客(オープンAIとみられる)との契約延長が発表され、リスク軽減に繋がったようです
エヌビディア<NVDA>
◎2025/11/6(木)終値188.08ドル-7.13ドル
◎米国の雇用関連指標の悪化を受けてハイテク株全般が売られる流れとなり、前日比-3.65%安と反落しました
◎米調査会社チャレンジャーが発表した10月の米企業人員削減数が大幅に増加したことや、非農業部門の雇用者数が5カ月ぶりにマイナスになったとの別の調査も伝わり、景気先行きへの不透明感が強まったようです
◎また、市場ではAI関連株の割高感が引き続き警戒されており、好決算を発表した銘柄でも利益確定売りが出やすい地合いだったようです
◎この流れで、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>-7.26%、パランティア・テクノロジーズ<PLTR>-6.83%、セールスフォース<CRM>-5.3%、テスラ<TSLA>-3.49%、インテル<INTC>-2.97%、アマゾン・ドット・コム<AMZN>-2.86%、メタ・プラットフォームズ<META>-2.67%なども下落しました
スナップ<SNAP>
◎2025/11/6(木)終値8.01ドル+0.71ドル
◎7-9月期決算と10-12月期の見通しが市場予想を上回ったことや、AI検索企業との提携が好感され、前日比+9.72%高と急伸しました
◎7-9月期の売上高は15億683万ドル(前年同期比10%増)で市場予想14億9,000万ドルを上回り、一株当り損益は0.06ドルの赤字で市場予想0.12ドルの赤字(赤字幅が予想より小さかった)を上回りました
◎また、10-12月期の売上高と利益の見通しもともに市場予想を上回ったようです
◎あわせて、AI検索サービスを手掛ける米新興企業Perplexity と提携し、来年から同社の「Snapchat」で同サービスが利用可能になると発表したことも買い材料となったようです
リフト<LYFT>
◎2025/11/6(木)終値21.25ドル+1.17ドル
◎7-9月期決算や10-12月期の見通しが市場予想を上回ったことが好感され、前日比+5.82%の大幅高となりました
◎7-9月期の売上高は16億8,519万ドル(前年同期比10.7%増)で市場予想16億9,897万ドルを下回りましたが、一株当り利益は0.31ドルで市場予想0.24ドルを上回りました
◎また、利益指標のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)やライドシェアの合計取扱高(グロスブッキングズ)が市場予想を上回ったほか、10-12月期の見通しも好感されたようです
◎決算を受け、あるアナリストが投資判断「買い」を維持し目標株価を20ドルから23ドルへ引き上げるなど、アナリストの好評価も相次ぎました
クアルコム<QCOM>
◎2025/11/6(木)終値173.2ドル-6.52ドル
◎7-9月期決算は売上高などが市場予想を上回ったものの、主要顧客向けのシェア低下懸念や最終赤字転落が嫌気され、前日比-3.62%安となりました
◎7-9月期の売上高は112億7,000万ドル(前年同期比10%増)と市場予想を上回りましたが、一時的な税費用を計上したことで最終損益が31億1,700万ドルの赤字(前年同期は29億2,000万ドルの黒字)に転落しました
◎また、最高経営責任者(CEO)がサムスン電子向け半導体シェアが100%から75%に減るとの見通しを示したことや、アップル<AAPL>-0.13%の自社製半導体への切り替え懸念も売り材料となったようです
◎一方、10-12月期の売上高見通しが市場予想を上回ったほか、バンク・オブ・アメリカ<BAC>+1.6%が投資判断「買い」を維持し目標株価を200ドルから215ドルへ引き上げるなど、強気な見方も出ているようです
ドアダッシュ<DASH>
◎2025/11/6(木)終値196.46ドル-41.54ドル
◎7-9月期決算は市場予想を上回ったものの、10-12月期の収益見通しが市場予想に届かなかったことや、2026年の投資拡大方針が嫌気され、前日比-17.45%と急落しました
◎7-9月期の売上高は34億4,600万ドル(前年同期比27%増)で市場予想33億5,000万ドルを上回り、調整後EBITDAも7億5,400万ドルで市場予想7億4,970万ドルを上回りました
◎しかし、10-12月期の調整後EBITDA見通し(中央値)が市場予想8億680万ドルに届かなかったほか、2026年にシステム投資を積み増す方針が示され、利益率低下への懸念が広がったようです
◎また、モルガン・スタンレー<MS>-1.06%が目標株価を330ドルから300ドルへ引き下げるなど、アナリストの目標株価引き下げが相次いだことも売りを誘ったようです
パーカー・ハネフィン<PH>
◎2025/11/6(木)終値834.15ドル+60ドル
◎7-9月期決算と通期の業績見通しが市場予想を上回ったことが好感され、前日比+7.75%の大幅高となりました
◎7-9月期の売上高は50億8,400万ドル(前年同期比3.7%増)で市場予想49億4,263万ドルを上回り、一株当り利益は7.22ドルで市場予想6.62ドルを上回りました
◎また、2026年6月期今期の調整後一株当り利益見通しを30ドル(中央値)に引き上げたことも、将来の成長への自信が示されたとして買い材料となったようです
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