【株価が動いた理由】エヌビディア、シノプシス、モデルナ、ショッピファイ、コインベース、アクセンチュア、ディズニー、マーベル・テクノロジー、ドアダッシュ
目次

エヌビディア<NVDA>

シノプシス<SNPS>

モデルナ<MRNA>

ショッピファイ<SHOP>

コインベース・グローバル<COIN>

アクセンチュア<ACN>

ウォルト・ディズニー<DIS>

マーベル・テクノロジー<MRVL>

ドアダッシュ<DASH>

【株価が動いた理由】エヌビディア、シノプシス、モデルナ、ショッピファイ、コインベース、アクセンチュア、ディズニー、マーベル・テクノロジー、ドアダッシュ

エヌビディア<NVDA>

◎2025/12/01(月)終値179.92ドル+2.92ドル

◎半導体設計支援ソフト大手のシノプシス<SNPS>+4.85%に20億ドルを出資し提携すると発表したことで、競争激化への懸念が和らぎ、前日比+1.64%高となりました

◎この提携により、AI(人工知能)半導体の製品開発力が強化されるとともに、ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は「コンピューティング市場が初めてデザインとエンジニアリングの世界に拡大することになるだろう」と語りました

◎また、AI分野で得た潤沢な資金を再投資することで、自社のエコシステムを広げ、市場での優位性を維持しようとする姿勢も投資家に評価されたようです

 

シノプシス<SNPS>

◎2025/12/01(月)終値438.29ドル+20.28ドル

◎半導体大手のエヌビディア<NVDA>+1.64%と資本・業務提携し、20億ドルの出資を受けると発表したことが好感され、前日比+4.85%の大幅高となりました

◎エヌビディアのAI技術と同社の設計技術を融合させることで、半導体開発の複雑化やコスト増といった課題解決につながるとの期待が、株価を押し上げたようです

◎また、両社の協業により、航空宇宙や自動車など幅広い産業で「デジタルツイン」の活用が進み、新たな収益機会が生まれるとの見方も、買いを後押ししたようです

◎これまでのAIへの注目は生成AIやソフトウェア業界が中心でしたが、両社の提携は、半導体、ロボット工学、自動車、エネルギーなどの産業界において、物理プロセスのシミュレーションである「デジタルツイン」を活用した仮想設計・検証を可能にすることで、より大きな影響を及ぼす可能性があるようです

 

モデルナ<MRNA>

◎2025/12/01(月)終値24.16ドル-1.82ドル

◎米食品医薬品局(FDA)のワクチン部門トップが、より厳しいワクチン承認規則の導入を提案したと報じられ、規制強化による業績への悪影響が懸念され、前日比-7%の大幅安となりました

◎報道によると、FDAの内部メモで、2021年から2024年の間に報告された少なくとも10人の子供の死亡事例と新型コロナウイルスワクチン接種との関連性が指摘されたようです

◎また、インフルエンザや肺炎ワクチンの評価プロセスの変更も提案されたと伝わり、承認のハードルが上がるとの警戒感から、ノババックス<NVAX>-5.11%やファイザー<PFE>-1.82%などのワクチン関連株も売られました

 

ショッピファイ<SHOP>

◎2025/12/01(月)終値149.28ドル-9.36ドル

◎年間で最も買い物客で賑わう「サイバーマンデー」当日にシステム障害が発生したと報じられ、機会損失や信頼低下が懸念され、前日比-5.9%安となりました

◎一部の販売業者が同社のプラットフォームやPOSシステムにログインできなくなるなど業務に支障が出たことが、投資家の売り材料となったようです

◎会社側は、ログイン認証に関する問題を特定し修正したと発表しましたが、繁忙期におけるトラブル発生を嫌気する動きが優勢だったようです

 

コインベース・グローバル<COIN>

◎2025/12/01(月)終値259.84ドル-12.98ドル

◎暗号資産(仮想通貨)のビットコインが急落したことを受け、前日比-4.75%安となりました

◎中国が暗号資産への監視強化を強めるとの見方が広まったほか、大量のビットコインを保有するストラテジー(旧マイクロストラテジー)が配当支払いのために売却する可能性を示唆したことが、市場の不安を煽ったようです

◎ビットコイン価格が一時84,000ドル割れまで下落し、関連ETFからも資金が流出する中、投資家のリスク回避姿勢が強まり、同業のロビンフッド・マーケッツ<HOOD>-4.08%などの関連銘柄も売られました

 

アクセンチュア<ACN>

◎2025/12/01(月)終値257.43ドル+7.43ドル

◎オープンAIとの提携を発表し、生成AI「チャットGPT Enterprise」を導入して業務効率化を図るとともに、顧客企業のAI導入支援を強化する方針が好感され、前日比+2.97%高となりました

◎コンサルティング活動や作業効率の向上に役立てるほか、オープンAIの技術を活用したカスタムAIエージェントの設計などを顧客に提供することで、収益拡大につながるとの期待が株価を押し上げたようです

◎また、オープンAIの認定プログラムを通じた専門人材の育成や、幅広い業種でのAI活用促進に向けた取り組みも評価されたようです

 

ウォルト・ディズニー<DIS>

◎2025/12/01(月)終値106.77ドル+2.3ドル

◎前週に公開された人気アニメ映画の続編「ズートピア2」が好調な滑り出しを見せたことが好感され、前日比+2.2%高となりました

◎感謝祭を含む最初の5日間の興行収入は米国で1億5,800万ドル、世界全体では5億5,950万ドルに達し、同社のアニメ作品として過去最高の世界デビュー記録を樹立したようです

◎また、中国でも海外アニメ作品として過去最高の滑り出しとなったことが伝わり、映画事業の復調とホリデーシーズンの業績貢献への期待が、投資家の買いを誘ったようです

 

マーベル・テクノロジー<MRVL>

◎2025/12/01(月)終値91.1ドル+1.7ドル

モルガン・スタンレー<MS>-0.7%のアナリストが、投資判断「イコールウェイト」を維持し、目標株価を76ドルから86ドルに引き上げ、光通信向け半導体の成長性を評価したことで、前日比+1.9%高となりました

◎アナリストは、データ送受信の高速化に伴い、同社が得意とする1.6テラビットなどの超高速通信規格の採用拡大が、今後数四半期にわたり業績の追い風になると予想しているようです

◎また、光通信向け製品はカスタム半導体よりも利益率が高く、競合他社に対して優位性があるとの見方も、投資家の買いを誘ったようです

 

ドアダッシュ<DASH>

◎2025/12/01(月)終値205.58ドル+7.21ドル

◎取締役による大規模な株式取得が明らかになり、経営陣の先行きに対する自信の表れと好感され、前日比+3.63%高となりました

◎米ベンチャーキャピタル大手「セコイア・キャピタル」のパートナーでもある取締役のアルフレッド・リン氏が、11月下旬に約1億ドル相当(約51万株)を購入したことが、米証券取引委員会(SEC)への提出資料で判明しました

◎同社株は11月に2割強下落していましたが、内部関係者による巨額投資が投資家の信頼回復につながり、買い戻しの動きが強まったようです

 

【関連記事】
高配当の優等生!「累進配当」関連の日本株12選
米利下げ観測高まる!利下げメリット米国株18選
日中関係の緊張で注目の「中国関連」日本株12選
スーパーサイクル到来?半導体製造装置の日米株10選
価格回復!高分配にも期待のJ-REIT6選
ディフェンシブやフィジカルAIで注目!医療関連の日米株11選
【2025年11月】NISA人気銘柄ランキング

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。