インターナショナル・ビジネス・マシーンズ<IBM>
◎2026/02/23(月)終値223.35ドル-33.81ドル
◎新AIツールによる競合懸念から、前日比-13.14%安と急落しました
◎AI開発のアンソロピックが、ソースコード生成ツール「クロードコード」によりプログラミング言語「COBOL」の刷新を自動化できると発表したことが嫌気されたようです
◎COBOLは米国のATM取引の約95%や金融・政府機関の基幹システムを支えており、同分野で高い収益を上げてきたIBMのメインフレーム事業やコンサルティングへの脅威と受け止められたようです
◎アンソロピックはAI活用で「数年かかる近代化を数四半期で完了できる」としており、IBMの独占的な地位を揺るがす可能性があると見られたようです
◎これにより、モンゴDB<MDB>-11.37%、データドッグ<DDOG>-11.27%、アトラシアン<TEAM>-9.43%、スノーフレイク<SNOW>-8.63%なども売られました
クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>
◎2026/02/23(月)終値350.33ドル-38.27ドル
◎新AIツールによる競合懸念から、前日比-9.84%安と大幅続落しました
◎AI開発のアンソロピックが、コードの脆弱性を自動検出する新機能「Claude Code Security」を発表したことが先週に続き嫌気されたようです
◎AIがサイバーセキュリティ業界に大混乱をもたらすとの懸念から、ゼットスケーラー<ZS>-10.3%、パロアルトネットワークス<PANW>-3.06%なども続落しました
◎JPモルガン・チェース<JPM>-4.22%のアナリストは「まず売って後で質問する」環境にあると指摘する一方、クラウドストライクの最高経営責任者(CEO)は「AIはセキュリティの必要性を増大させる」と反論し、強気な見解を示しました
◎市場ではAIコーディングツールの台頭が既存ベンダーの脅威になるとの見方がある一方、既存企業のデータ蓄積やネットワーク効果による優位性は揺るがないとの指摘も出ているようです
ペイパル・ホールディングス<PYPL>
◎2026/02/23(月)終値44.05ドル+2.4ドル
◎買収提案を受けているとの報道が材料視され、前日比+5.76%高と急騰しました
◎同社がオンライン決済事業の全部または一部に対する一方的な買収提案を受け、銀行団と協議に入ったと報じられました
◎大手競合他社が全社の取得を模索しているほか、複数の買い手が「Venmo」などの一部資産に関心を示しているとのことです
◎アナリストからは、買収主体としてプライベート・エクイティ(PE)が最も有力視されているほか、戦略的価値を見出す大手テック企業や、JPモルガン・チェース<JPM>、アメリカン・エキスプレス<AXP>などが資産取得の候補として挙げられているようです
ドミノ・ピザ<DPZ>
◎2026/02/23(月)終値400.36ドル+15.75ドル
◎決算が概ね好調だったことが好感され、前日比+4.09%高となりました
◎2025年10-12月期決算は、売上高15億3,570万ドルが市場予想15億1,828万ドルを上回り、一株当たり利益5.35ドルは市場予想5.38ドルをわずかに下回りました
◎新メニュー投入が客足の増加に寄与し、既存店売上高が米国で前年同期比3.7%増、海外で0.7%増と堅調に推移したようです
◎四半期配当を従来から15%増額し、1株当り1.99ドルとしたことも好感されたようです
◎10-12月期に世界で392店舗を純増させるなど規模拡大も進んでおり、経営陣は2026年も米国市場でのシェア拡大が続くとの見通しを示しました
イーライリリー<LLY>
◎2026/02/23(月)終値1,058.56ドル+49.04ドル
◎競合薬の治験結果が自社薬に劣ったことや新デバイスの承認が好感され、前日比+4.85%高となりました
◎競合のノボ・ノルディスクが発表した肥満症治療薬候補「カグリセマ」の第3相治験結果において、減量効果がイーライリリーの「ゼプバウンド」を下回ったことが追い風となったようです
◎ノボ・ノルディスクのカグリセマ投与群の体重減少率23%に対し、ゼプバウンド投与群は25.5%を達成。主要評価項目でイーライリリーの優位性が示されたことで、市場シェア独占への期待から買われたようです
◎また、米食品医薬品局(FDA)が「ゼプバウンド」のペン型デバイスを承認したと発表したことも、利便性向上による普及加速への期待から好感されたようです
ドアダッシュ<DASH>
◎2026/02/23(月)終値164.66ドル-11.63ドル
◎大雪による宅配業務の停止が嫌気され、前日比-6.59%安と大幅下落しました
◎米東部を襲った「10年に1度の猛吹雪」の影響で、ニューヨークやフィラデルフィアなど主要エリアでサービスの一時停止を余儀なくされたことが売り材料となったようです
◎ニューヨーク市では「爆弾低気圧」の発生により45センチの積雪を記録し、非常事態宣言が発令されました。大規模な停電や交通網の遮断に加え、同社も安全確保のため宅配を中断したことが今期の収益への悪影響として懸念されたようです
◎今冬は1月下旬にも記録的な大寒波に見舞われており、相次ぐ悪天候による稼働率の低下が投資家心理を冷やしているようです
ナイキ<NKE>
◎2026/02/23(月)終値63.09ドル-2.31ドル
◎関税政策の先行き不透明感から、前日比-3.53%安となりました
◎トランプ大統領が、最高裁による関税違憲判決を受け、新たに1974年通商法に基づき最大15%のグローバル関税を課すと表明したことが嫌気されたようです
◎当初10%としていた関税率のさらなる引き上げや、今後数カ月間での追加関税の可能性が警告されたことで、不透明感が強まったようです
◎国際的なサプライチェーンや世界貿易に依存するビジネスモデルにおいて、関税の再導入が企業収益を圧迫するとの懸念から売りが優勢となりました
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