【株価が動いた理由】アルファベット、キャタピラー、ウエスタン・デジタル、メタ、クアルコム、イーライリリー、ゼロックス、ファースト・ソーラー、クアンタ・サービシーズ、オライリー・オートモーティブ
目次

アルファベット<GOOGL>

キャタピラー<CAT>

ウエスタン・デジタル<WDC>

メタ・プラットフォームズ<META>

クアルコム<QCOM>

イーライリリー<LLY>

ゼロックス・ホールディングス<XRX>

ファースト・ソーラー<FSLR>

クアンタ・サービシーズ<PWR>

オライリー・オートモーティブ<ORLY>

【株価が動いた理由】アルファベット、キャタピラー、ウエスタン・デジタル、メタ、クアルコム、イーライリリー、ゼロックス、ファースト・ソーラー、クアンタ・サービシーズ、オライリー・オートモーティブ

アルファベット<GOOGL>

◎2026/04/30(木)終値384.8ドル+34.86ドル

◎好調な2026年1-3月期決算とクラウド事業の急成長が好感され、前日比+9.96%の大幅高となり上場来高値を更新しました

◎1-3月期決算は、売上高1,098億9,600万ドル(前年同期比22%増)が市場予想1,069億8,000万ドルを上回り、一株当たり利益5.11ドルも市場予想2.63ドルを上回りました

◎クラウド事業の売上高が前年同期比63%増の200億ドルと、前期(48%増)から伸びがさらに加速したことがサプライズとなったようです

◎受注残高も4,623億ドルと2025年10-12月期からほぼ倍増しており、生成AI「Gemini」やグーグル製AI半導体「TPU(Tensor Processing Unit)」への強い需要が示されました

◎主力の検索連動広告も前年同期比19%増の603億ドルと堅調でした。一方、ユーチューブ広告は98億ドルに留まり市場予想の99.9億ドルをわずかに下回りました

◎2026年12月期今期の設備投資計画について、AIインフラ拡充のため従来の1,750億~1,850億ドルから1,800億~1,900億ドルへ上方修正したほか、2027年も2026年比で大幅増となる見通しを示しました

◎一株当たりの四半期配当を0.21ドルから0.22ドルに増配することも併せて発表されました

◎これにより、バンク・オブ・アメリカ<BAC>+1.09%のアナリストは、AI投資が明確なリターンを生んでいるとして目標株価を370ドルから430ドルに引き上げ、別のアナリストも目標株価を375ドルから450ドルに引き上げました

◎アルファベットの株価は2025年4月7日安値140.53ドルからこの日の終値までで+173.82%上昇し、時価総額はエヌビディア<NVDA>-4.62%の約4兆8,500億ドルに迫る4兆6,500億ドルとなりました

 

キャタピラー<CAT>

◎2026/04/30(木)終値890.11ドル+80.06ドル

◎2026年1-3月期決算が市場予想を大幅に上回り、今期の増収率見通しを引き上げたことが好感され、前日比+9.88%の急騰となり上場来高値を更新しました

◎1-3月期決算は、売上高174億1,500万ドル(前年同期比22.2%増)が市場予想165億2,650万ドルを上回り、一株当たり利益5.54ドルも市場予想4.65ドルを上回りました

◎AIデータセンター向けの発電設備需要が急拡大し、電力・エネルギー部門が前年同期比22%増と成長を牽引したほか、データセンターの建設需要により建機部門の売上高も同38%増と好調だったようです

◎受注残高が627億ドルと過去最高水準に達し、2028年まで注文が入っていることもポジティブに受け止められたようです

◎また、2026年12月期今期の売上高増収率見通しを従来の約7%から10%台前半へ上方修正したことも好感されたようです

 

ウエスタン・デジタル<WDC>

◎2026/04/30(木)終値434.52ドル+21.76ドル

◎この日の通常取引は+5.27%高で終えましたが、取引終了後に発表した決算を受けて、時間外取引で-8.05%安となりました

◎2026年1-3月期決算は、売上高33億3,700万ドル(前年同期比45.5%増)が市場予想32億4,642万ドルを上回り、一株当たり利益2.72ドルも市場予想2.39ドルを上回りました

◎また、4-6月期の見通しについても、売上高予想35億5,000万~37億5,000万ドルが市場予想34億6,000万ドルを上回り、一株当たり利益予想3.1~3.4ドルも市場予想2.75ドルを上回りました

◎AIデータセンターの急構築に伴うストレージ需要の爆発的な伸びが業績を牽引し、アービング・タン最高経営責任者(CEO)は、学習から推論に至るすべてのAIワークロードがHDDへの持続的かつ効率的なデータ保存を促していると自信を示しました

◎四半期配当を従来の0.125ドルから0.15ドルへ20%引き上げることも発表しました

◎しかし、一部アナリストがさらに高い売上高(37.5億ドル程度)を期待していたことや、年初から株価が2.5倍に急騰していたことから、発表後は利益確定売りが優勢となったようです

 

メタ・プラットフォームズ<META>

◎2026/04/30(木)終値611.91ドル-57.21ドル

◎2026年1-3月期決算は市場予想を上回ったものの、今期の設備投資計画の上方修正による収益圧迫懸念から、前日比-8.55%安となりました

◎1-3月期決算は、売上高563億1,100万ドル(前年同期比33.1%増)が市場予想555億5,660万ドルを上回り、一株当たり利益10.44ドルも市場予想6.67ドルを上回りました

◎4-6月期の売上高見通しについては、予想580億~610億ドルの中心値が市場予想594億8,000万ドルとおおむね一致しました

◎しかし、2026年12月期今期の設備投資計画を、従来の1,150億~1,350億ドルから1,250億~1,450億ドルへ引き上げ、市場予想の1,226億4,000万ドルも上回り、AI投資のリターンへの不確実性が嫌気されたようです

◎これにより、JPモルガン・チェース<JPM>+1.28%のアナリストが投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げ、目標株価も825ドルから725ドルに引き下げました

◎また、別のアナリストも目標株価を910ドルから790ドルへ引き下げました

◎一方で、バンク・オブ・アメリカのアナリストは独自AIモデルによる業績改善を評価し、目標株価を820ドルから835ドルに引き上げました

◎マーク・ザッカーバーグCEOは部品コスト上昇を理由に挙げつつAI投資への確信を強調しましたが、未成年のSNS依存を巡る訴訟リスクへの懸念も重荷となったようです

 

クアルコム<QCOM>

◎2026/04/30(木)終値179.58ドル+23.58ドル

◎2026年1-3月期決算が市場予想を大幅に上回り、データセンター向け半導体事業への本格参入を公表したことが好感され、前日比+15.11%の急騰となり年初来高値を更新しました

◎1-3月期決算は、売上高105億9,900万ドル(前年同期比2.2%減)が市場予想105億9,050万ドルを上回り、一株当たり利益2.65ドルも市場予想2.56ドルを上回りました

◎一方、4-6月期の見通しは、売上高予想92億~100億ドルが市場予想101億9,000万ドルを下回り、一株当たり利益予想2.10~2.30ドルも市場予想2.42ドルを下回りました

◎しかし、中国市場での携帯電話向け需要が4-6月期に底入れし、7-9月期には再び増加に転じるとの見通しを示したことで、先行きへの期待感が優勢となったようです

◎また、主要なハイパースケーラー(巨大データセンターを運営する大企業)とのカスタム半導体開発が順調に進み、年後半に初回出荷を予定しているとしてデータセンター事業への参入を公表したことが、今後の成長加速への期待に繋がったようです

◎AIが機械を自律的に制御する「フィジカルAI」などの成長分野についても、6月24日の投資家向けイベントで詳細な説明を行う方針を示しており、通信用チップへの依存脱却を図る戦略が評価されているようです

 

イーライリリー<LLY>

◎2026/04/30(木)終値934.6ドル+83.39ドル

◎2026年1-3月期決算が市場予想を上回り、今期の収益見通しを引き上げたことが好感され、前日比+9.79%の大幅高となりました

◎1-3月期決算は、売上高197億9,900万ドル(前年同期比55.5%増)が市場予想178億1,870万ドルを上回り、一株当たり利益8.55ドルも市場予想6.97ドルを上回りました

◎糖尿病治療薬「マンジャロ」の売上高が2.3倍の86億6,200万ドル、肥満症治療薬「ゼップバウンド」が80%増の41億6,000万ドルに達するなど、主力の肥満・糖尿病領域での爆発的な成長が続いているようです

◎2026年12月期今期の売上高見通しを従来の800億~830億ドルから820億~850億ドルへ、一株当たり利益見通しも従来の33.5~35ドルから35.5~37ドルへとそれぞれ上方修正したことも好感されたようです

◎4月に承認された経口型肥満症治療薬「ファウンダヨ」の服用者数が開始数週間で2万人を超えるなど、新製品の順調な立ち上がりも背景のようです

 

ゼロックス・ホールディングス<XRX>

◎2026/04/30(木)終値2.25ドル+0.68ドル

◎2026年1-3月期決算が市場予想を上回り、前日比+43.31%の急騰となりました

◎1-3月期決算は、売上高18億5,000万ドル(前年同期比26.7%増)が市場予想17億3,000万ドルを上回り、一株当たり利益-0.11ドルも市場予想-0.27ドルを上回りました

◎ルイ・パスターCEOは、「売上高と利益の推移が改善し、調整後営業利益率の拡大や流動性の強化により目に見える進歩を示した」と述べました

◎2026年12月期今期の売上高予想75億ドルは、市場予想76億ドルを下回りました

 

ファースト・ソーラー<FSLR>

◎2026/04/30(木)終値201.89ドル+11.28ドル

◎2026年1-3月期決算が市場予想を上回ったほか、収益性の改善が好感され、前日比+5.91%高となりました

◎1-3月期決算は、売上高10億4,424万ドル(前年同期比23.6%増)が市場予想10億4,031万ドルを上回り、一株当たり利益3.22ドルも市場予想2.93ドルを上回りました

◎1-3月期として過去最高の売上高を記録したほか、インド市場での販売が過去最高となったようです

◎また、営業利益率が前年同期の26.2%から33.1%へ上昇し、フリーキャッシュフローの赤字幅が前年同期の8億1,390万ドルから3億3,340万ドルへ大幅に縮小したことも評価されたようです

◎2026年12月期今期の売上高見通し50億5,000万ドルが市場予想をやや下回ったものの、EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)予想27億ドルが市場予想25億6,000万ドルを上回ったことが安心感に繋がったようです

◎マーク・ウィドマーCEOは、調整後EBITDAが1-3月期の予想レンジ上限を上回るなど、2026年は好調なスタートを切ったと強調しました

 

クアンタ・サービシーズ<PWR>

◎2026/04/30(木)終値727.77ドル+99.17ドル

◎2026年1-3月期決算が市場予想を大幅に上回ったほか、今期の業績見通しを引き上げたことが好感され、前日比+15.77%の急騰となり上場来高値を更新しました

◎1-3月期決算は、売上高78億7,478万ドル(前年同期比26.3%増)が市場予想70億1,870万ドルを上回り、一株当たり利益2.68ドルも市場予想2.04ドルを上回りました

◎AIデータセンターの拡大に伴う電力網インフラへの需要が急増しており、1-3月期末の受注残高が過去最高の485億ドルに達したこともポジティブに受け止められたようです

◎2026年12月期今期の売上高見通しを従来予想の332億5,000万~337億5,000万ドルから347億~352億ドルへ引き上げ、市場予想334億2,000万ドルも上回りました

◎今期の一株当たり利益見通しも従来予想の12.65~13.35ドルから13.55~14.25ドルへ引き上げ、市場予想13.08ドルも上回りました

◎電力変圧器の製造能力を倍増させるため、今後数年間で垂直統合型サプライチェーン戦略などに5億~7億ドルを投資する方針を示しており、データセンター向けのトータルソリューション提供能力の強化が期待されているようです

 

オライリー・オートモーティブ<ORLY>

◎2026/04/30(木)終値99.4ドル+7.71ドル

◎2026年1-3月期決算が市場予想を上回ったほか、通期の利益見通しを引き上げたことが好感され、前日比+8.4%高となりました

◎1-3月期決算は、売上高45億6,053万ドル(前年同期比10.2%増)が市場予想44億5,796万ドルを上回り、一株当たり利益0.72ドルも市場予想0.7ドルを上回りました

◎プロ向け事業とDIY事業の両方で取引件数が予想を上回り、既存店売上高が8.1%増と好調な滑り出しを見せたことが評価されたようです

◎2026年12月期今期の一株当たり利益見通しを従来予想の3.05~3.15ドルから3.15~3.25ドルへ、営業利益率見通しも従来予想の19.2~19.7%から19.3~19.8%へとそれぞれ上方修正し、強気な通期見通しを示したことも安心感に繋がったようです

◎1-3月期に7億8,500万ドルのフリーキャッシュフローを創出したほか、約9億2,300万ドルを投じて1,000万株の自社株買いを実施するなど、強力なキャッシュ創出力と積極的な株主還元姿勢も好感されたようです

 

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