「AI関連」の高配当日米株10選

💡この記事のポイント

✅ AI関連株が反転上昇
✅ 一般的にはAI関連は配当金よりも成長志向の企業が多い

✅中にはAIに投資しつつも高配当な銘柄も

🔎登場する主な銘柄

✅ 米国株:IBMアクセンチュアエイチピー

✅ 日本株:NTTキヤノンソシオネクスト

 

目次

インターナショナル・ビジネス・マシーンズ<IBM>

クアルコム<QCOM>

テキサス・インスツルメンツ<TXN>

アクセンチュア<ACN>

エイチピー<HPQ>

NTT<9432>

ソフトバンク<9434>

キヤノン<7751>

マクニカホールディングス<3132>

ソシオネクスト<6526>

「AI関連」の高配当日米株10選

足元でAI関連を中心にハイテク株の上昇が目立ちます。一時はエヌビディア<NVDA>やメタ・プラットフォームズ<META>などの巨大IT企業が、PER(株価収益率)20倍を割るほどまで売られていましたが、4月以降は大きく値を戻しました。

 

これは過度な警戒感が後退し、割安さからの押し目買いが入りやすかったことや、AI関連企業の好調な業績とともに、新たなAIの雄であるアンソロピックの躍進や、テスラ<TSLA>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が描く「テラファブ」構想など、新たな注目ポイントが相次いだことが背景のようです。

 

AI関連株やハイテク株は成長志向の企業が多いため、一般的には配当金を出すことに積極的ではない印象ですが、歴史のあるテクノロジー企業や、安定したビジネス基盤を持つ企業の中には、AIという新たな成長分野に投資しながらも、株主への配当金をしっかりと継続している企業もあります。

 

そこで今回は、AIと関連性のある企業の中から、比較的高配当な銘柄をご紹介します。

 

 

インターナショナル・ビジネス・マシーンズ<IBM>

ITコンサルティングとハイブリッドクラウドなどを展開するテクノロジーの老舗企業です。近年は企業向けの生成AIサービス「watsonx(ワトソンエックス)」に注力し、企業のAI導入を支援しています。29年連続増配を実施するなど株主還元にも積極的で、配当利回りもハイテク株の中では高めの水準です。

予想配当利回りは2.65%。

 

クアルコム<QCOM>

スマートフォン向けの通信半導体で世界トップクラスのシェアを持つ企業です。スマホだけでなく、パソコンや自動車、IoT機器などでAIを処理する「エッジAI」向けの半導体開発で成長を遂げています。2026年1月には、産業・組み込み分野でのエッジAIソリューションの拡大を打ち出しました。クラウドだけでなく、端末側でAI処理を行う流れが進めば、こうした半導体企業の役割も広がりそうです。

予想配当利回りは2.64%。

 

テキサス・インスツルメンツ<TXN>

アナログ半導体と呼ばれる、音や温度、光などの自然界の情報をデジタル信号に変換する半導体などを手掛ける世界的大手です。AIデータセンターの省電力化に欠かせない電源管理半導体などで需要が増加しています。2026年3月には、マイコンやソフトウェア群を通じて「すべてのデバイスにエッジAIを広げる」考えを示しました。

予想配当利回りは2.44%。

 

アクセンチュア<ACN>

世界最大級の総合コンサルティング企業です。さまざまな企業のデジタル化やITシステム構築を支援しており、近年は生成AIの導入支援プロジェクトが急増しています。企業の「AIをどう活用すればいいか」という悩みに商機を見いだし、経営陣は「高度なAIを全社に広げる支援を加速している」と説明し、AI主導の成長が強いと述べています。

予想配当利回りは3.33%。

 

エイチピー<HPQ>

パソコンとプリンターで世界的なシェアを持つIT機器メーカーです。AIの処理能力を備えた「AI PC(AIパソコン)」の投入により、新しいパソコンへの買い替え需要の喚起を図っています。2026年3月の発表では、AI PCが新しいAIレイヤー「HP IQ」に対応する初期デバイス群になるとしています。

予想配当利回りは6.13%。

 

NTT<9432>

国内通信の最大手企業です。独自に開発した日本語に強い軽量な大規模言語モデル「tsuzumi(ツヅミ)」を展開しており、企業や自治体のAI導入を後押ししています。NTTは次世代情報通信基盤「IOWN」を掲げており、データ量の増大に伴う電力消費の課題解決を目指しています。こうした点は、AIインフラ関連株としての側面もありそうです。

予想配当利回りは3.49%。

 

ソフトバンク<9434>

携帯電話事業を基盤としつつ、PayPay ADS<PAYP>やLINEヤフー<4689>などをグループに持つ通信・IT大手です。足元では5G高度化に加えて、自社で国内最大級の生成AI開発向け計算基盤(データセンター)の稼働を開始しており、国産LLM(大規模言語モデル)の開発とそれを基盤とした生成AIサービスの提供にも取り組んでいます。

予想配当利回りは3.92%。

 

キヤノン<7751>

カメラや事務機器(複合機)などを手掛ける精密機器大手です。AI関連としては、最先端半導体デバイス製造を実現する技術の「半導体露光装置」や、「ナノインプリント半導体製造装置」の開発・販売で注目を集めています。AIとロボティクスを使った生産革新や、AIによる分析活用を進める考えも示しています。

予想配当利回りは3.59%。

 

マクニカホールディングス<3132>

世界中の最先端の電子部品や半導体とサイバーセキュリティを中核とする独立系の技術商社です。AI半導体で圧倒的なシェアを持つエヌビディアの正規代理店として、日本国内の企業にAI半導体を供給する重要な役割を担っています。2026年4月にはエヌビディアから「Best Distributor of the Year 2026」を受賞しています。

予想配当利回りは2.91%。

 

ソシオネクスト<6526>

顧客の用途に合わせて専用に設計する「カスタムSoC(システム・オン・チップ)」の開発・設計に特化した半導体企業です。自動車の自動運転や、データセンター、スマートデバイス向けなど、AI処理に特化した専用半導体の設計需要が拡大しています。日本の半導体関連株の中で配当も意識できる銘柄の一つです。

予想配当利回りは2.67%。

 

※ご紹介した配当利回りは記事作成時点(2026年4月22日時点、日本株は4月22日終値、米国株は4月21日終値)の情報を元にしています。

 

 

記事作成日:2026年4月22日

 

 

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