【株価が動いた理由】京セラ +8.04%~売上2,000億円規模の不採算事業の売却検討

【株価が動いた理由】京セラ +8.04%~売上2,000億円規模の不採算事業の売却検討

京セラ<6971>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/1/7(火)終値1,678.5円+125円

✅売上2,000億円規模の不採算事業の売却検討で、前日比+8.04%の大幅高となりました


 

 ◎新聞の取材に対し、京セラは採算が悪化している電子部品や半導体関連部品など、売上で2,000億円規模の事業を売却し、収益力を向上させる方針を示したことが好感されたようです

◎これまで多角化経営を進め、幅広い事業を抱えることで黒字経営を続けてきましたが、中国メーカーなどとの競争で利益確保が難しい分野も増え、2025年3月期今期の純利益予想は710億円(前期比29.8%減)と、3期連続の減益となる見通しです

◎こうした状況に対し、成長が期待できない非中核事業を売却することで、中核事業に集中投資し競争力を高めるとしています

◎また昨年10月末に、筆頭株主として発行済み株式の約16%を保有するKDDI株<9433>の内、3分の1を今後5年で売却し、時価ベースで5,000億円規模の資金を中核事業への投資大型M&A(合併・買収)に充てる方針であることを表明済みで、収益改善の戦略に一貫性が見られることも背景にあるようです

◎また、京セラ株は業績不振で昨年初から下落していたため、好材料による買いが集まりやすかった面もあるようです

◎株価は2024年1月高値2,333.5円から11月安値1,443.5円へ下落。その後は反発傾向となり、この日は一時1,710円まで上昇しました

 

 

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公開日:2025.1.7

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