【株価が動いた理由】ファーストリテイリング -6.93%〜収益性の低下と関税の影響が懸念され急落

【株価が動いた理由】ファーストリテイリング -6.93%〜収益性の低下と関税の影響が懸念され急落

ファーストリテイリング<9983>


💡株価が動いたポイント

✅2025/7/11(金)終値43,500円-3,240円

✅始値46,140円、高値46,270円、安値43,480円

✅年初来高値53,900円、年初来安値41,650円

✅収益性の低下と関税の影響が懸念され、前日比-6.93%の急落となりました



◎2025年3-5月期の粗利益率が、国内ユニクロ事業で52.4%(前年から2.1ポイント低下)、海外ユニクロ事業で56.6%(前年から1.5ポイント低下)となり、収益性の低下が嫌気されました

◎国内は円安ドル高で原価率が上昇し、海外は春物在庫消化のための値引き販売や、輸送費原材料価格の高騰が響いたようです

◎2024年9月-2025年5月期営業利益は4,509億円(前年同期比12%増)で4年連続の最高益でしたが、市場予想4,531億円を下回ったことも売り材料視されました

◎また、2026年8月期来期以降に関税の影響が本格化し、業績の押し下げが警戒されたことも背景のようです

◎北米では、現在は関税適用前に輸出した在庫を販売中ですが、来期販売分からの関税率はベトナム製が20%、バングラデシュ製が35%となり、高関税が適用される見通しです

◎関税コストは約300億円と試算され、値上げでの対応を検討中ですが、コスト上昇分の全額を価格転嫁するのは難しいと見られているようです

◎北米は、2024年8月期前期営業利益が前期比65%増と成長をけん引し重要性が高い地域だけに、値上げで販売が落ち込むリスクも意識されているようです

◎一方、「米国では値上げへの理解が比較的高く、品質の良さが見直される可能性もある」との見方もあるようです

◎株価は2024年10月上場来高値55,310円から今年4月7日年初来安値41,650円へ下落。直近はおよそ46,000~49,000円程度で推移していましたが、この日は一時43,480円まで下落し、ボックス圏を大きく下抜けしました

 

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