住友電気工業<5802>
💡株価が動いたポイント
✅2025/8/5(火)終値3,918円+183円
✅始値3,828円、高値3,955円、安値3,809円
✅年初来高値3,955円、年初来安値1,620円
✅目標株価の引き上げとアンフェノールの大型買収で、前日比+4.89%の大幅高となり上場来高値を更新しました
◎あるアナリストが、投資判断「買い」を維持し、目標株価を3,600円から4,650円へ引き上げたことが買い材料視されました
◎このアナリストは、自動車メーカーが関税コストを製品に価格転嫁する動きから、住友電工の業績への不透明感が後退したことや、光ファイバー/光ケーブルの好調と、産業素材の回復も進むと見ているようです
◎2026年3月期今期営業利益予想は3,300億円で過去最高を更新し、2027年3月期来期以降も成長が続くとの見方も示しました
◎また、産業用コネクタを手がけるアンフェノール<APH>が、通信ネットワーク関連製品大手コムスコープ・ホールディングのブロードバンド接続・ケーブル部門を約105億ドル(約1兆5,500億円)で買収すると発表し、光ファイバー需要の強さが意識されたことで、国内の電線株にも買いが広がりました
◎買収の背景には、データセンター投資の活発化で銅ケーブルから光ファイバー/光ケーブルへの移行需要の拡大などがあるようです
◎今回の買収はアンフェノールにとって過去最大の案件となり、データセンター需要の増加で同社製品の引き合いが強まる中、成長分野を強化したいようです
◎日本の同業には競争激化の懸念はあるものの、市場の成長が続く中で業績押し上げへの期待は根強く、同業のフジクラ<5803>+3.94%も大幅高となり上場来高値を更新しました
◎また、富士電機<6504>+4.99%、明電舎<6508>+2.27%などのデータセンター関連株も上昇しました
◎住友電工の株価は、4月7日年初来安値1,620円以降は上昇傾向で、この日は一時3,955円まで上昇し、上場来高値を更新しました
【関連記事】
・利下げメリット期待の米国ハイテク株&好配当株10選
・マグニフィセント・セブン+ブロードコム!の最新動向
・原子力発電所の新増設やAI需要で注目の日米原発関連株9選
・米国のAI覇権拡大計画「AIアクションプラン」関連の米国株7選
・AIブームを陰で支えるインフラ日米株8選
・電子部品の世界シェアNo.1日本株7選
・【2025年7月】NISA人気銘柄ランキング