日経平均
💡株価が動いたポイント
✅2025/8/12(火)終値42,718.17円+897.69円
✅始値42,098.32円、高値42,999.71円、安値42,083.58円
✅年初来高値42,999.71円、年初来安値30,792.74円
✅米関税懸念の後退や企業決算が好感され、前日比+2.15%の大幅高となり5連騰し史上最高値を更新しました
◎トランプ大統領が対中関税の一部を90日間延期する大統領令に署名したと伝わり、貿易摩擦の激化懸念が和らいだことが好感され全面高となりました
◎また、一時1ドル=148円台半ばまで円安ドル高が進んだことも、輸出関連企業の採算改善期待につながり買いを後押ししたようです
◎さらに、2025年4-6月期の決算発表で、市場の悲観的な予想を上回る内容が相次いでおり、業績への安心感が広がっているようです
◎また、米国市場でハイテク株が上昇した流れを受け、東京市場でも、レーザーテック<6920>+7.12%、ソフトバンクグループ<9984>+6.92%、アドバンテスト<6857>+6.34%、フジクラ<5803>+4.82%、ディスコ<6146>+4.01%などの半導体関連株が相場をけん引しました。
◎好決算や自社株買いなどを受けて、サイバーエージェント<4751>+9.41%、INPEX<1605>+7.08%、楽天グループ<4755>+4.65%、三越伊勢丹ホールディングス<3099>+2.73%なども買いを集めました
◎また、ベッセント米財務長官が日銀の利上げを後押しする発言をしたことから、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>+4.41%、みずほフィナンシャルグループ<8411>+3.31%、三井住友フィナンシャルグループ<8316>+3.14%なども買われました
◎約1,600億円での東洋建設の買収を発表し、過去最大のゼネコン再編を推し進める大成建設<1801>+3.98%も大幅高となりました
◎市場では、株価上昇に乗り遅れた投資家の買いが入っているとの見方がある一方、短期的な過熱感を警戒する声も一部では出ているようです。
◎あるアナリストは「活発な自社株買いに加え、買い遅れていた国内機関投資家なども買わざるをえなくなった」と述べました
◎別のアナリストは、今後の見通しについて「日経平均43,000円も通過点だろう」と述べました
◎一方で、「過熱感を感じずにはいられない」「中間決算にかけて下方修正するリスクは排除できない」といった慎重な声もあるようです
◎午後に、中国当局が中国企業にエヌビディア<NVDA>の中国向け半導体「H20」の使用を控えるよう通知したとの報道があり、警戒感から上げ幅を縮めました
◎日経平均採用銘柄の内、175銘柄が上昇、50銘柄が下落し、1銘柄が変わらず、と幅広く買われました
◎日経平均は4月7日年初来安値30,792.74円以降は上昇傾向で、この日は一時42,999.71円まで上昇し、2024年7月16日高値42,224.02円を上回り、史上最高値を更新しました
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