【株価が動いた理由】リクルート、太陽誘電、ソフトバンクグループ、日産、KADOKAWA、ローム、味の素、スクウェア・エニックス(11/7)
目次

リクルートホールディングス<6098>

太陽誘電<6976>

ソフトバンクグループ<9984>

日産自動車<7201>

KADOKAWA<9468>

ローム<6963>

味の素<2802>

スクウェア・エニックスHD<9684>

【株価が動いた理由】リクルート、太陽誘電、ソフトバンクグループ、日産、KADOKAWA、ローム、味の素、スクウェア・エニックス(11/7)

リクルートホールディングス<6098>

◎09:40執筆。2026年3月期今期純利益予想を上方修正し、市場予想も上回ったことが好感され、一時前日比+17.37%高となりました

◎純利益予想を従来予想4,280億円から4,483億円(前期比10%増)へ引き上げ、市場予想4,416億円も上回りました

◎主力の求人検索サイト「インディード」事業が米国などで伸び、求人数の減少を単価の引き上げで補えているようです


太陽誘電<6976>

◎09:45執筆。2026年3月期今期営業利益予想を上方修正したものの、物足りないと受け止められ、一時前日比-16.11%一時前日比-16.19%のストップ安まで急落しました

◎営業利益予想を従来予想160億円から180億円(前期比72%増)へ引き上げましたが、市場予想183億円を下回りました

◎想定為替レートを1ドル=140円から147円13銭へ見直し利益に貢献するものの、修正幅に対して利益の伸び率が物足りないと見られたようです

◎あるアナリストは、円安の効果を考慮すると「実質的に下方修正」との見方を示しました


ソフトバンクグループ<9984>

◎09:20執筆。前日の米ハイテク株安の流れを引き継ぎ、半導体関連株が総じて売られる中で同社株も反落し、一時前日比-9.09%安となりました

◎6日の米国市場で、米国の雇用情勢悪化への懸念から主要指数が下落し、エヌビディア<NVDA>-3.65%などが売られフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も-2.39%安となりました

◎この流れを受け、東京市場ではアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、フジクラ<5803>などAI(人工知能)関連株が売られており、過熱感への警戒が続いているようです


日産自動車<7201>

◎10:10執筆。経営再建に向けて進めているコスト削減の進捗が好感され、一時前日比+7.89%高となりました

◎2026年度までに5,000億円のコスト削減をする計画に対し、11月時点で変動費約2,000億円の削減見通しが示され、財務改善への期待が高まったようです

◎また、横浜市内の本社売却により2026年3月期今期739億円の売却益を計上すると発表したことも好感されたようです


KADOKAWA<9468>

◎09:55執筆。2026年3月期今期純利益予想を大幅に下方修正したことが嫌気され、一時前日比-10.08%安となりました

◎今期純利益予想を従来予想114億円から49億円(前期比34%減)へ引き下げました

◎子会社化したアニメ制作会社「動画工房」ののれん(企業買収の際に生じる、買収額と買収先の純資産との差額)を一括償却し、特別損失を計上することが要因のようです

◎また、2025年4-9月期決算が、アニメ事業や出版事業の不振で減収減益だったことも売り材料となったようです

◎4-9月期売上高は1,339億円(前年同期比2%減)で、純利益は14億円(同52%減)でした


ローム<6963>

◎09:10執筆。2026年3月期今期の最終利益予想を上方修正したものの、市場予想に届かなかったことが嫌気され、一時前日比-10%安と急落しました

◎2026年3月期の連結最終損益見通しを、従来の70億円の黒字から90億円の黒字(前期は500億円の赤字)へ引き上げましたが、市場予想137億円を大きく下回ったため、失望売りが優勢となったようです

◎上方修正は、自動車向けパワー半導体や家電向け部品が好調なほか、円安も寄与するようです


味の素<2802>

◎10:10執筆。2025年4-9月期決算が市場予想を大幅に下回ったことが嫌気され、一時前日比-16.19%のストップ安まで急落しました

◎4-9月期連結純利益は512億円(前年同期比2%増)と増益を確保したものの、市場予想629億円を大きく下回りました

◎医薬品子会社の株式譲渡益などで純利益は確保しましたが、冷凍食品の販売減少などが響き、事業利益は減益となったようです

◎あわせて発表された800億円上限の自社株買いは材料視されず、決算内容への失望売りが優勢となっているようです


スクウェア・エニックスHD<9684>

◎10:20執筆。決算が好感され、一時前日比+6.15%高と大幅反発しています

◎2025年4-9月期連結営業利益は273億円(前年同期比28.8%増)となり、デジタルエンタテインメント事業の収益性改善が寄与しました

◎一方、海外組織の再編に伴い約118億円の特別損失を計上するため、2026年3月期今期の連結純利益予想は従来の287億円から169億円(前期比30.8%減)へと下方修正されました

◎今期の純利益予想は市場予想317億円を大きく下回りましたが、株価は一時的な特損よりも本業の好調を評価した買いが優勢となっているようです

 

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