【株価が動いた理由】三越伊勢丹、資生堂、三井住友FG、サイバーエージェント、キオクシア、ニデック、Appier、三菱HCキャピタル(11/17)
目次

三越伊勢丹ホールディングス<3099>

資生堂<4911>

三井住友フィナンシャルグループ<8316>

サイバーエージェント<4751>

キオクシアホールディングス<285A>

ニデック<6594>

Appier Group<4180>

三菱HCキャピタル<8593>

【株価が動いた理由】三越伊勢丹、資生堂、三井住友FG、サイバーエージェント、キオクシア、ニデック、Appier、三菱HCキャピタル(11/17)

三越伊勢丹ホールディングス<3099>

◎10:45執筆。高市首相の発言を受け中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたことでインバウンド減少が懸念され、一時前日比-12.48%安と急落しました

◎中国外務省が、台湾有事を巡る高市首相の発言に反発し、中国国民に対して日本への渡航を当面控えるよう注意喚起しました

◎これにより中国からの訪日客が減少し、収益に悪影響が出るとの警戒感から、高島屋<8233>、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>、日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>、ファーストリテイリング<9983>、マツキヨココカラ&カンパニー<3088>なども急落しています


資生堂<4911>

◎10:15執筆。日中関係の悪化が懸念され、一時前日比-11.42%安と急落しました

◎中国政府が市民に対し、日本への渡航や留学に警戒するよう警告を発したことで、日中間の外交的緊張が高まったことが嫌気されたようです

◎同社は中国市場への依存度が高く、すでに中国での需要低迷によりさらなる業績悪化への懸念が強まったようです



三井住友フィナンシャルグループ<8316>

◎09:21執筆。2026年3月期今期純利益予想の上方修正と株主還元が好感され、一時前日比+5.91%高となり年初来高値を更新しました

◎今期純利益予想を1兆3,000億円から1兆5,000億円(前期比27%増)へ上方修正し、市場予想1兆3,920億円も上回りました

◎また、今期の年間配当予想も136円から157円(前期は122円)へ上方修正し、過去最大の引き上げ幅となったことも好感されたようです

◎あわせて発行済み株式総数の1.3%に当たる5,000万株または1,500億円を上限とする自社株買いを発表し、取得後の全株消却を発表したことも買い材料視されたようです


サイバーエージェント<4751>

◎09:33執筆。2026年9月期今期純利益が減益予想となったことが嫌気され、一時前日比-10.18%安となりました

◎今期純利益予想は、ゲーム事業の反動減により、250億~300億円(前期比21~5%減)となる見通しのようです

◎広告事業や「ABEMA」などのメディア&IP(知的財産)事業は好調に推移する見通しですが、ゲーム事業で2025年9月期前期のヒット作の反動減を見込んでいるようです

◎また前期純利益が316億円で、市場予想354億円を下回ったことも売り材料となったようです




キオクシアホールディングス<285A>

◎10:25執筆。前日にストップ安まで売られた反動から、自律反発狙いの買いが膨らみ、一時前日比+16.2%高となりました

◎13日発表の2025年7-9月期純利益(前年同期比62%減の406億円)が市場予想を下回り、翌14日にストップ安水準まで売られた反動から買われたようです

◎また、前週末の米国株市場でエヌビディア<NVDA>などのハイテク株が反発したことや、あるアナリストが投資判断「買い」を維持し、目標株価を12,000円から16,500円に引き上げたことも背景のようです


ニデック<6594>

◎09:56執筆。2025年4-9月期純利益が大幅減益となり、追加減損リスクも警戒され、一時前日比-7.03%安となりました

◎4-9月期純利益は、車載事業などで877億円の損失を計上したことが響き、311億円(前年同期比59%減)となったようです

◎また、不適切会計を巡る第三者委員会の調査報告が年内はない見通しであることや、追加減損が発生する可能性も嫌気されたようです


Appier Group<4180>

◎10:15執筆。2025年1-9月期の累計営業利益が市場予想を下回ったことが嫌気され、一時前日比-15.43%安となり年初来安値を更新しました

◎1-9月期営業利益は19億1,000億円(前年同期比58.5%増)で、市場予想22億8,000万円を下回りました

◎アップセル・クロスセル(顧客単価を上げる施策)や新規顧客の拡大、生産性改善などにより大幅な増益を達成しましたが、市場の期待に届かなかったことが売り材料となったようです


三菱HCキャピタル<8593>

◎10:55執筆。前週末発表の決算で営業利益が市場予想に届かず、一時前日比-3.95%安となりました

◎2025年4-9月期の営業利益は1,299億円(前年同期比27.1%増)と大幅増益でしたが、市場予想1,344億円を下回ったことが嫌気されたようです

◎ロジスティクスセグメントでのリース料増加や不動産セグメントでの売却益計上などが寄与し、純利益は43.9%増の887億円と好調でしたが、これまで上昇が続き高値圏にあったことから利益確定売りに押されたようです

 

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