【株価が動いた理由】日経平均-1.89%~短期的な過熱感や日銀の12月利上げ観測で一時1,000円超安

【株価が動いた理由】日経平均-1.89%~短期的な過熱感や日銀の12月利上げ観測で一時1,000円超安

日経平均

💡株価が動いたポイント

✅2025/12/1(月)終値49,303.28円-950.63円

✅始値50,318.59円、高値50,366.74円、安値49,215.96円

✅年初来高値52,636.87円、年初来安値30,792.74円

✅短期的な過熱感や12月利上げ観測から、前日比-1.89%の大幅反落となりました


 

◎前週末の米国市場の流れを引き継ぎ小高く始まりましたが、前週に約1,600円あまり上昇していたことによる短期的な過熱感から、前日比-1.89%安となり5営業日ぶりに反落しました

◎特に、日経平均への寄与度が高いフジクラ<5803>-8.94%、アドバンテスト<6857>-4.25%、ファーストリテイリング<9983>-2.08%といった主力株や値がさのAI(人工知能)関連株が売られ、相場を押し下げました

◎さらに、日銀の植田和男総裁が、12月18~19日の金融政策決定会合について「利上げの是非について適切に判断したい」と発言したことが伝わると、市場では12月の利上げがほぼ確実になったとの見方が広がり、下げ幅は一時1,000円を超えました

◎この発言を受け、国内債券市場では長期金利が上昇し、借入金の多い三井不動産<8801>-3.7%、住友不動産<8830>-3.38%、三菱地所<8802>-1.89%

などの不動産株が、利払い負担の増加を懸念されて売られました

◎一方で、金利上昇が利ざや(貸出金利と預金金利の差)改善につながるとの期待から、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>+1.62%、三井住友フィナンシャルグループ<8316>+1.55%などの銀行株は買われ、上場来高値を更新しました

◎東証プライム市場の売買代金は概算で5兆3,835億円と商いは活発でしたが、値下がり銘柄数は1,268と全体の約76%が下落する展開となりました

◎日経平均採用銘柄の内、179銘柄が下落、45銘柄が上昇、変わらずが1銘柄と幅広く売られ、明暗が分かれました

◎日経平均は4月7日年初来安値30,792.74円以降は上昇傾向で、11月4日に史上最高値52,636.87円まで上昇しましたが、直近はおよそ48,000円台~50,000円台で推移しています

 

 

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