【株価が動いた理由】ソフトバンクグループ、富士通、JX金属、ディー・エヌ・エー、日本製鉄、マツダ、キオクシア(12/26)
目次

ソフトバンクグループ<9984>

富士通<6702>

JX金属<5016>

ディー・エヌ・エー<2432>

日本製鉄<5401>

マツダ<7261>

キオクシアホールディングス<285A>

【株価が動いた理由】ソフトバンクグループ、富士通、JX金属、ディー・エヌ・エー、日本製鉄、マツダ、キオクシア(12/26)

ソフトバンクグループ<9984>

◎10:17執筆。傘下のソフトバンク<9434>が進める次世代メモリー開発に、富士通<6702>が参画すると報じられ、一時前日比+2.94%高となりました

◎ソフトバンクが新設した開発会社「SAIMEMORY(サイメモリ)」が司令塔となり、AI(人工知能)やスパコンに不可欠な次世代メモリーの実用化を2027年度に目指すとのことです

インテル<INTC>や東京大学の技術を活用し、HBM(広帯域メモリー)の代替となる省電力かつ高性能なメモリーを、同等以下の価格で量産化する計画のようです

◎また、3日続落していただけに反発しやすかった面もあるようです


富士通<6702>

◎09:15執筆。ソフトバンクなどが進める次世代AIメモリーの開発に参画すると報じられ、一時前日比+1.84%高となりました

◎ソフトバンクが新設した開発会社「SAIMEMORY(サイメモリ)」に、理化学研究所などと共に10億円規模を出資し、2029年度の量産体制構築を目指すようです

◎また、開発にはインテルの積層技術も活用される見通しで、AIデータセンター向け需要の取り込みによる中長期的な成長につながるとの期待も高まったようです


JX金属<5016>

◎10:38執筆。金価格が4,560ドル超まで上昇したことを受け、一時前日比+2.24%高となりました

◎ベネズエラに向かっていた制裁対象の原油タンカーが米国の封鎖で進路を変更するなど地政学的摩擦が続いており、安全資産としての金の魅力が高まっているようです

◎また、2026年の米金融当局による追加利下げも見込まれており、これも金価格を押し上げる要因となっているようです

◎この流れを受け、住友金属鉱山<5713>など他の非鉄金属株も上昇しています


ディー・エヌ・エー<2432>

◎10:20執筆。アクティビスト(物言う株主)のシティインデックスイレブンスなどが同社株を買い増したことが判明し、一時前日比+1.89%高となりました

◎25日に、共同保有分を含む保有比率が前回報告時の5.22%から6.24%に上昇したことが明らかになりました

◎保有比率が高まったことで、株主還元策の強化や企業価値向上に向けた働きかけへの期待感が買いを後押ししたようです


日本製鉄<5401>

◎10:10執筆。日本鉄鋼連盟会長も務める今井正社長が、米関税の業績への影響は限定的だったとの認識を示し、買い安心感が広がり、一時前日比+1.73%高となりました

◎米国への直接輸出は少量であり、関税による大きなインパクトはなかったと発言したようです

◎一方で、中国の過剰生産による市況悪化や通商問題は2026年も続くとの見通しを示し、国内サプライチェーンの保護やアンチダンピング(反不当廉売)対策の重要性を強調しました

◎また、政府の成長戦略に含まれる造船業の復活についても、日本の技術力を生かして協力する意向を示したことが、中長期的な期待材料となったようです


マツダ<7261>

◎09:45執筆。11月の世界販売台数が4カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気され、一時前日比-1.13%安となりました

◎11月世界販売台数は11万台(前年同月比2%減)で、特に日本国内が新車需要一巡などで18%減と落ち込んだことが響いたようです

◎一方、10月世界販売台数の同17%減から大幅に改善しており、新車投入効果で欧州が9%増、中国が12%増と伸長したことが下支え要因となったようです


キオクシアホールディングス<285A>

◎10:17執筆。24日の韓国メーカーによるメモリー価格引き上げ報道を受け、引き続き業績への拡大期待から、一時前日比+5.14%高となりました

◎韓国のサムスン電子などがAI向けHBM(広帯域メモリー)の価格を約2割引き上げたと報じられたことで、メモリー市況の好調さが再認識され、25日は一時前日比+6.69%高まで買われていました

◎また、同社の主力であるNAND型メモリーの価格も上昇傾向にあり、収益への好影響が期待されているようです

 

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