今晩は底堅い展開か。昨日は米8月生産者物価指数(PPI)がおおむね予想通りとなったことや、新規失業保険申請件数が予想並みの小幅な増加にとどまったことで、利下げ期待やソフトランディング期待が続き、主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均が235.06ドル高(+0.58%)と2日続伸し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.75%高、1.00%高と、ともに4日続伸した。S&P500は月初来の下落率を0.93%に縮小し、史上最高値まで1.30%に迫った。週初来ではダウ平均が1.86%高、S&P500が3.46%高とともに反発ペースとなり、ナスダック総合は5.27%高と3週ぶりの大幅反発ペースとなった。
今晩は底堅い展開か。今週発表された8月消費者物価指数(CPI)、8月生産者物価指数(PPI)を受けて、来週17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ期待は後退したものの、0.25%の利上げが確実視されていることや、米国経済のソフトランディング期待が引き続き株価の支援となりそうだ。9月初旬の急落を主導したエヌビディア株が大きく反発したほか、投資家の不安心理を示すVIX指数が17ポイント付近まで低下するなど、センチメントの改善も追い風となりそうだ。週末の取引となるが、経済指標をにらみつつ底堅い展開が期待できそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは8月輸入物価、9月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月13日、14:00)
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