金(ゴールド)4,000ドル突破!銅も上昇!関連銘柄6選

💡この記事のポイント

✅「有事の金」や米利下げ観測で金(ゴールド)価格が高騰

✅銅は供給不安などで価格上昇

✅金・銅価格の上昇で注目の日米株やファンドをご紹介

🔎登場する主な銘柄

ニューモント住友金属鉱山JX金属金(ゴールド)コース


目次

金(ゴールド)や銅に資金流入

ニューモント<NEM>

フリーポート・マクモラン<FCX>

住友金属鉱山<5713>

JX金属<5016>

金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア<GLD>)

三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

金(ゴールド)4,000ドル突破!銅も上昇!関連銘柄6選

金(ゴールド)や銅に資金流入

10月に入り、金(ゴールド)価格の史上最高値更新が続き、ついに4,000ドルの大台を突破しました。金は利息がつかない現物資産ですが、地政学リスクや経済の不確実性などのリスクが高まると、「有事の金」として買われる傾向があります。昨今では、地政学リスクに加え、米国の利下げスタンスを背景に投資家の資金が流入し、力強く上昇しています。また、10月に入り、米国連邦議会で予算案が可決されなかったことで7年ぶりに米国の政府機関の閉鎖がはじまったことも安全資産への資金シフトで金価格の上昇に繋がっています。


一方、世界最大級の銅鉱山であるインドネシアのグラスベルグ鉱山で発生した土砂流入事故によって銅の供給不足が心配されています。これにより、銅価格も急騰しており、株式市場では非鉄金属株の急騰も目立っています。


こうした背景から、金や銅価格の上昇で注目される日米株式や投資信託をピックアップしました。


ニューモント<NEM>

米国内外に所有する鉱山で金の採掘、製錬などを手がけています。売上高の約85%は金で、銅や銀なども生産。金鉱の開発会社として唯一、S&P500の構成銘柄に採用されています。


7月に発表した2025年4-6月期決算では、売上高や一株当たり利益が予想を上回って着地。追加の自社株買いも発表しています。


株価は、2024年12月安値36.86ドル以降は上昇基調で、好決算と金や銅価格の上昇を受けて上昇スピードが速まってきました。連日の年初来高値更新で10月6日に89.37ドルまで上昇し、2022年の高値を超え上場来高値を更新しました。


フリーポート・マクモラン<FCX>

主力の銅とモリブデンに加えて、金も採掘しています。グループ全体の品目別生産量は、金が188万オンス、銅が42億1,400万ポンド、モリブデンが8,000万ポンドに上ります(2024年)。


2025年7-9月期業績予想の下方修正と金・銅鉱山の事故を受けて、株価は大きく下落しています。


株価は業績の下方修正を受けて、7月8日年初来高値49.12ドルから9月25日には35.15ドルまで売られました。ただ、その後はリバウンドに転じ10月7日高値41.31ドルまで上昇しています。


住友金属鉱山<5713>

金や銅、ニッケルなどの非鉄金属と電子材料が主力。


直近では、世界的な銅の供給不安が高まっており、非鉄金属を代表する同社株が急上昇しています。米国のモレンシー鉱山やペルーのセロ・ベルデ鉱山、チリのケブラダ・ブランカ鉱山、オーストラリアのノースパークス鉱山などの権益を保有しています。2026年3月期今期は大幅な増益で着地しそうです。


また、トヨタ自動車<7203>と、次世代電池として期待される全固体電池の材料を量産するために協業すると発表し、将来の成長への期待から大幅高しました


4月9日年初来安値2,374.5円から、金や銅価格の上昇を背景に右肩上がりの上昇が継続し、10月8日年初来高値5,149円まで上昇しました。


JX金属<5016>

銅の製錬で国内トップシェアを誇る非鉄金属のリーディングカンパニーです。


近年はAI(人工知能)半導体需要の拡大を背景に、半導体製造に使われる先端材料に注力しており、2026年3月期今期業績予想を一転増益へ上方修正しています。


また、銅リサイクル事業の強化に向けた約70億円の設備投資を発表するなど、銅価格上昇が株価の上昇に繋がる状況が続いています。


株価は4月7日年初来安値650円から上昇傾向で、8月から上昇に勢いがつき、10月7日には一時2,339円まで上昇し上場来高値を更新しました。


金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア<GLD>)

金の価格に連動することを目指す、世界最大級のETF(上場投資信託)です。中長期での投資やつみたてはもちろん、他の資産のリスクヘッジとしても活用できます。一般的に金現物を購入・保有するより費用負担を抑えられます。


三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

国内の金価格の値動きに連動する投資信託です。金に手軽に投資できるファンドとして人気で、株式とは違う値動きをする傾向があることから、分散投資にも役立ちます。



記事作成日:2025年10月8日


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