9月権利確定!日本の高配当株60選

💡この記事のポイント

✅市場ではバリュー株を物色する動きも

✅9月の権利確定に向けて高配当株に関心が集まっている

✅予想配当利回り3%以上の高配当株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

川崎汽船トヨタ自動車武田薬品工業三井住友FG三菱商事


目次

物色されるバリュー株、9月は高配当株も注目

【海運】市況に左右されるも、高い利回りが魅力

【自動車】株価も回復しつつある出遅れ株

【医薬品】安定した需要が支えるディフェンシブ銘柄

【金融・保険】金利動向がカギ、安定配当の代表格

【素材・化学】多角的な事業で安定収益を目指す

【鉄鋼・非鉄金属】需要回復と価格転嫁が進む

【商社】資源から非資源まで、多角的な収益源

【情報通信】安定収益が魅力のストック型ビジネス

【機械】北米市場が好調、世界的な需要が追い風

【建設・不動産】国内の再開発やインフラ投資がテーマ

【内需】生活に密着した安定企業

【電力】安定供給を担うインフラ企業

【その他】独自の強みを持つ注目企業

9月権利確定!日本の高配当株60選

物色されるバリュー株、9月は高配当株も注目

最近の株式市場では、金利上昇や米中のAI(人工知能)半導体開発競争などの不透明感から、高成長が期待されるグロース株(成長株)より、株価が割安なバリュー株(割安株)が買われる動きも見られます。


中でもインカムゲイン(配当収入)が期待できる高配当株は、不安定な相場環境の中で投資家の関心を集めやすい存在です。企業による株主還元強化の流れも追い風となり、安定的に配当を出す銘柄は個人投資家の人気も高い株式です。また、9月は3月決算企業の中間配当の権利確定月ということもあり、配当を目的に高配当株へ資金が流入しやすい時期でもあります。


この記事では、こうした背景を踏まえ、日本株の当社取扱銘柄で予想配当利回りが3%以上の銘柄の中から、2025年9月に権利確定を迎える銘柄をご紹介します。


日本株の配当を受け取るには、9月26日(金)の権利付最終日までに購入し保有しておきましょう。権利落ち日の9月29日(月)以降は売却しても配当を受け取れます。


【海運】市況に左右されるも、高い利回りが魅力

コンテナ船やばら積み船の運賃市況に業績が大きく左右される特徴がありますが、近年は好調な市況を背景に高い収益を上げてきました。それに伴い、株主還元も強化され、高い配当利回りの銘柄が目立ちます。市況の変動リスクには注意が必要ですが、高利回りが魅力のセクターです。


銘柄名

予想配当利回り

川崎汽船

5.17%

日本郵船

4.25%

商船三井

3.63%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【自動車】株価も回復しつつある出遅れ株

世界的な販売競争の激化や電気自動車(EV)シフトの加速といった課題に直面しつつも、高い技術力ブランド力で強みを発揮している自動車メーカーも。7月下旬に自動車関税が15%に引き下げられたことは好材料として受け止められ、株価も底打ちし回復しつつあるようです。自動車メーカーは大企業が多いため、安定した配当にも期待できます。


銘柄名

予想配当利回り

マツダ

5.01%

いすゞ自動車

4.61%

本田技研工業

4.13%

SUBARU

3.73%

トヨタ自動車

3.2%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【医薬品】安定した需要が支えるディフェンシブ銘柄

景気の変動を受けにくく、一定の需要が見込めるディフェンシブ銘柄として知られています。各社は新薬開発に力を入れており、その成否が将来の成長を大きく左右しますが、長期的な視点で安定した配当を期待する投資家から人気があります。


銘柄名

予想配当利回り

小野薬品工業

4.6%

アステラス製薬

4.58%

武田薬品工業

4.37%

エーザイ

3.11%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【金融・保険】金利動向がカギ、安定配当の代表格

銀行や保険会社、リース会社などは、金利の動向が収益に大きな影響を与えます。最近は日銀が追加利上げを行うとの観測から、利ざや改善などが期待され、株価も堅調に推移しています。事業基盤が安定しており、累進配当など株主還元に積極的な企業が多いのが特徴です。


銘柄名

予想配当利回り

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

4.43%

第一生命ホールディングス

3.93%

あおぞら銀行

3.87%

大和証券グループ本社

3.78%

三井住友トラストグループ

3.76%

野村ホールディングス

3.75%

三菱HCキャピタル

3.67%

ゆうちょ銀行

3.52%

三井住友フィナンシャルグループ

3.33%

東京海上ホールディングス

3.24%

日本郵政

3.24%

T&Dホールディングス

3.15%

SOMPOホールディングス

3.14%

三菱UFJフィナンシャル・グループ

3.08%

オリックス

3.09%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【素材・化学】多角的な事業で安定収益を目指す

半導体材料から住宅設備、石油化学製品まで、幅広い分野の製品を手掛ける企業が含まれます。事業の多角化により、特定の分野の不振を他の分野でカバーできるのが強みです。市況の変動は受けやすいものの、高い技術力を持つ企業が多く、安定した配当を継続する傾向にあります。


銘柄名

予想配当利回り

LIXIL

4.56%

王子ホールディングス

4.28%

東ソー

4.25%

三菱ケミカルグループ

3.64%

出光興産

3.56%

ENEOSホールディングス

3.36%

日産化学

3.29%

日本特殊陶業

3.29%

旭化成

3.27%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【鉄鋼・非鉄金属】需要回復と価格転嫁が進む

国内外のインフラ投資や自動車生産の回復を背景に、鉄鋼や非鉄金属の需要は堅調です。原料価格の高騰を製品価格に転嫁する動きも進んでおり、収益性は改善傾向にあります。景気動向に敏感な業種ですが、株価が割安に放置されている銘柄も多く、高い配当利回りが魅力です。


銘柄名

予想配当利回り

神戸製鋼所

4.24%

JFEホールディングス

4.09%

日本製鉄

3.54%

住友金属鉱山

3.12%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【商社】資源から非資源まで、多角的な収益源

「ラーメンからロケットまで」と言われるように、非常に幅広い事業を手掛けているのが特徴です。総合商社は資源価格の動向が業績に影響を与えますが、近年は非資源分野の強化も進めており、収益構造は安定化しています。ウォーレン・バフェット氏が5大商社に投資したことでも注目を集め、累進配当を掲げるなど株主還元の意識が高いセクターです。


銘柄名

予想配当利回り

双日

4.11%

マクニカホールディングス

3.4%

住友商事

3.23%

三菱商事

3.19%

三井物産

3.09%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【情報通信】安定収益が魅力のストック型ビジネス

携帯電話事業などを手掛ける通信キャリアは、月額料金からの安定したストック収入が最大の魅力です。強固な顧客基盤を背景に、法人向け事業や金融、エネルギーといった非通信分野への展開も積極的に進めており、今後の成長も期待されます。配当の安定性も高く、長期保有に向いた銘柄が多いセクターです。


銘柄名

予想配当利回り

ソフトバンク

3.76%

NTT

3.32%

KDDI

3.17%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【機械】北米市場が好調、世界的な需要が追い風

建設機械メーカーは、世界各国のインフラ投資資源開発が事業の追い風です。インフラ更新が進む北米市場が好調で、安定した収益を支えています。長期的には新興国の経済成長に伴う需要増も期待されるなど、グローバルでの活躍が魅力です。高い国際競争力を持つ企業が多く、株主還元にも積極的です。


銘柄名

予想配当利回り

小松製作所

3.7%

日立建機

3.64%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【建設・不動産】国内の再開発やインフラ投資がテーマ

建設業界は、国内の再開発プロジェクトやインフラの老朽化対策などで、安定した事業環境が続いています。不動産業界も、都心部を中心にオフィスや商業施設の需要が堅調です。REIT(不動産投資信託)は、賃料収入を原資とした安定的な分配金が魅力です。


銘柄名

予想配当利回り

ジャパンリアルエステイト投資法人 投資証券

3.92%

大林組

3.35%

大和ハウス工業

3.16%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【内需】生活に密着した安定企業

物流や家電量販店、食料品メーカーなど、私たちの生活に欠かせない製品・サービスを提供する企業が多く含まれます。景気の影響を受けにくいディフェンシブな側面も持ち合わせ、株主優待と配当の両方が期待できる銘柄もあります。


銘柄名

予想配当利回り

ヤマダホールディングス

3.46%

明治ホールディングス

3.29%

SGホールディングス

3.25%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【電力】安定供給を担うインフラ企業

電力会社は、生活に不可欠なエネルギーを供給するインフラ企業であり、安定した事業基盤を持っています。燃料価格の変動が収益に影響しますが、価格転嫁が進み、収益性は安定化に向かっています。また、AIの発展で電力需要が高まり、注目されているセクターです。


銘柄名

予想配当利回り

中部電力

3.38%

九州電力

3.19%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


【その他】独自の強みを持つ注目企業

独自のビジネスモデルや高い専門性で成長を続ける企業です。需要の高まるM&A(合併・買収)仲介や、時計・電子辞書で高いブランド力を持つ企業などがあります。


銘柄名

予想配当利回り

日本M&Aセンターホールディングス

3.68%

カシオ計算機

3.51%

※出所:QUICK(予想配当利回りは2025年9月5日時点)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません



記事作成日:2025年9月8日


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