ドル安メリット期待の米国株3選/ネットフリックス、フィリップ・モリス、ロビンフッド

💡この記事のポイント

✅トランプ政権による相互関税の影響でドル円相場では円高ドル安が進行

✅ドル安の進行は米国の輸出関連企業にメリットの可能性

✅ドル安で恩恵を受けられそうな米国株3銘柄をご紹介

🔎登場する銘柄

ネットフリックスフィリップ・モリス・インターナショナルロビンフッド・マーケッツ

 

目次

ドル安の進行で業績に好影響が期待される企業は?

ネットフリックス<NFLX>

フィリップ・モリス・インターナショナル<PM>

ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

ドル安メリット期待の米国株3選/ネットフリックス、フィリップ・モリス、ロビンフッド

ドル安の進行で業績に好影響が期待される企業は?

トランプ政権が相互関税を発動した後、米国では景気低迷が懸念される状況になったことから、相互関税の上乗せ分の発動を90日間猶予しました。相手国との交渉が進んでいますが、トランプ大統領がドル高の是正に言及したことでドル円相場では円高ドル安が進行しています。

 

さらに、トランプ大統領がFRB(連邦準備理事会)のパウエル議長の解任について言及したことでリスクオフが強まったことでも、円高ドル安が進行しました。円高の進行は日本の輸出関連企業にはマイナスとなりますが、ドル安の進行は米国の輸出関連企業の業績プラスとなることが期待されます。

 

そこで今回は、トランプ政権の関税政策などによってリスクオフが強まり、ドル安が進行した場合に業績に恩恵を受けそうな米国株3銘柄をご紹介します。

 

 

ネットフリックス<NFLX>

企業紹介

映画やドラマなどをオンライン配信する「Netflix」を運営。世界の有料会員向けに、様々なジャンルや言語のエンターテイメントサービスを提供。

 

注目ポイント

月額料金は定額課金のサブスクリプション制を採用しています。料金プランとしては基本プランの値上げを行っている一方で、広告付きの低価格プランを導入したり、家族間でのアカウント共有を禁止するなどして、収益の拡大を図っています。

 

世界各国で映画や番組等を配信していることから、世界各国に有料会員を抱えています。海外での売上が比較的高いことから、ドル安の進展は海外での売上を為替で押し上げる要因となります。

 

2030年までに時価総額1兆ドル、売上高は倍増、営業利益は3倍を目指しているとのことで、好業績予想でアナリストの目標株価引き上げが相次ぎ、関税ショック前の高値を上抜き上場来高値を更新しています。いま最も好調な大型株と言えそうです。

 

株価動向

株価は2022年5月安値162.71ドルから上昇基調が続き、今年2月14日高値1,064.50ドルまで上昇。その後、4月7日安値821.1ドルまで下落しましたが、力強く上昇し、4月25日上場来高値1,106.8ドルまで上昇しました。

 

フィリップ・モリス・インターナショナル<PM>

企業紹介

「マールボロ(Marlboro)」等のブランドを展開する世界最大級のタバコ会社。世界約170の市場で各種タバコ製品をライセンス販売。

 

注目ポイント

紙巻きタバコをはじめ、加熱式タバコや電子タバコ・経口ニコチン製品を含む無煙製品を製造して世界で販売しています。

 

最近は加熱式タバコをはじめ無煙タバコの販売が好調のようで、日本を含む世界84カ国、地域の主要都市で加熱式タバコ「アイコス(IQOS)」を販売しています。2030年までに連結売上高の3分の2を加熱式など煙の出ない製品にする目標を掲げています。

 

また、需要が増加している経口禁煙製品「ザイン」も好調のようで、新工場での操業開始が予定されています。

同社の製品は海外でも人気が高いことから、ドル安は業績にプラスとなる可能性がありそうです。

 

株価動向

株価は2024年4月安値87.82ドル以降は上昇を続け、今年4月3日高値163.08ドルから4月7日安値145.08ドルへ下落。しかしその後は堅調に反転し、4月23日上場来高値171.63ドルまで上昇しました。

 

ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

企業紹介

金融プラットフォームを提供するフィンテック企業。手数料なしで売買することができる証券取引アプリや、子会社を通じた暗号資産(仮想通貨) 取引なども提供。

 

注目ポイント

トランプ政権の関税政策による景気減速懸念に加え、FRB(連邦準備理事会)のパウエル議長の解任について言及したこと等から米国への信認が揺らぎ、警戒感が高まり、ドルが売られる状況になりました。米国の先行き不安から売られるドルの受け皿として、ビットコイン(BTC)が再上昇し、95,000ドル前後まで上昇しています。これにより、暗号資産関連株であるロビンフッドも買われる展開となりました。トランプ政権の政策は、インフレを進行させると見られていることや、トランプ大統領自体も暗号資産を推進していることから折に触れ注目されそうです。

 

株価動向

株価は2024年11月安値23ドルからトランプラリーによって上昇が継続し、今年2月13日年初来高値66.91ドルまで上昇。その後4月7日安値29.66ドルまで下落しましたが、4月25日高値49.9ドルまで上昇し、3月25日高値49.88ドルを上回ってきました。

 

記事作成日:2025年4月30日

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。