<2025年9月>エヌビディア、ブロードコム、SHIFT、日本製鉄など~日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄

💡この記事のポイント

✅FOMCでの利下げ有無と影響をにらむ展開

✅国内は日銀金融政策決定会合が焦点

✅日経平均採用銘柄入替と株式分割ラッシュ

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:セールスフォースエヌビディアブロードコム

✅日本株:SHIFTシマノIHI日本製鉄ニトリホールディングス


目次

米国株

日本株

<2025年9月>エヌビディア、ブロードコム、SHIFT、日本製鉄など~日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄

米国株

9月のFOMCでの政策金利変更の有無と影響をにらむ展開

8月の米国株市場は、トランプ政権の関税政策に対する不透明感がやや後退する一方、比較的堅調な重要経済指標の発表を受け、月半ばにかけてナスダック総合指数とS&P500が史上最高値をつけました。伸び悩んでいたNYダウは、22日のジャクソンホール会議でのパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の利下げを示唆する講演を受けて史上最高値を更新しました。


9月の米国株市場は、17日に最終日を迎える連邦公開市場委員会(FOMC)で、5会合ぶりとなる政策金利変更による利下げ実施が見込まれています。次の焦点は、年内の利下げ回数と時期です。それを占う意味で、5日の米国雇用統計、11日の消費者物価指数(CPI)などの重要経済指標の発表に市場は敏感に反応する展開となりそうです。


このほか、ウクライナとロシアの和平交渉や、次期FRB議長を含めたFRB人事案も株式市場に影響を与えそうです。利下げ観測を手掛かりにFOMCまで、米国株市場は景気敏感株ゴールドマン・サックス・グループ<GS>など大手金融株を中心に強含みに推移することが期待されますが、FOMC通過後はやや手掛かり難となることも予想されます。9月のNYダウはアノマリー(経験則)的に下落しやすい傾向があることから月後半の相場展開には注意が必要です。


参考銘柄:セールスフォースをはじめ決算発表が続々

3日にセールスフォース<CRM>、4日にブロードコム<AVGO>、8日にオラクル<ORCL>、11日にアドビ<ADBE>、24日にマイクロン・テクノロジー<MU>、25日にコストコ・ホールセール<COST>が決算発表を予定しています。


セールスフォース、ブロードコムはAI(人工知能)やIT(情報技術)関連、マイクロン・テクノロジーは半導体関連の株価動向を左右することになりそうです。また、日本時間8月28日朝に決算を発表したエヌビディア<NVDA>のその後の株価動向が、月前半の米国株市場の物色動向に影響を与える可能性がありそうです。


【参考銘柄】

セールスフォース

ブロードコム

マイクロン・テクノロジー

エヌビディア


<9月:米国の主要スケジュール>(日本時間)

・9/1:レイバーデーで米国株市場休場(レイバーデー)

・9/2:ISM製造業景気指数、購買担当者景気指数(製造業PMI)確報値

・9/4:ISM非製造業景気指数、購買担当者景気指数(非製造業PMI)確報値

・9/5:米国雇用統計

・9/10:生産者物価指数(PPI)

・9/11:消費者物価指数(CPI)

・9/16:FOMC(連邦公開市場委員会/17日まで)

・9/18:政策金利、パウエルFRB議長会見

・9/23:購買担当者景気指数(製造業および非製造業PMI)速報値

・9/26:個人消費支出(PCE)


日本株

日銀金融政策決定会合が焦点に

8月の日経平均は日米関税交渉の不透明感後退とナスダックなど米国株の上昇を好感して、TOPIX(東証株価指数)、日経平均ともに史上最高値を更新し、日経平均は月間で5カ月連続の上昇見込みとなりました。東京エレクトロン<8035>は2026年3月期今期業績予想を下方修正し、半導体関連株は波乱の展開となったものの、トヨタ自動車<7203>が決算を通過後は堅調な展開を取り戻したことが安心感に繋がったほか、ソニーグループ6758>、フジクラ5803>、サンリオ8136>など今期業績の上方修正が物色意欲を刺激する形となりました。


9月の日経平均の動向は、19日に最終日を迎える日銀金融政策決定会合が焦点となりそうです。政策金利は現状維持が見込まれていますが、7月の国内消費者物価指数が市場予想を上回る伸びとなり、利上げの可能性も残されています。今回利上げ見送りとなっても、日銀総裁の記者会見でタカ派的な発言があった場合、日経平均は波乱の展開となる懸念があります。


また、日米金融政策をにらんだ為替相場の動向と不透明な政局動向もかく乱要因として働く可能性があります。石破首相の退陣による積極財政出動への期待感があった株式市場だけに、退陣回避となった場合、相場は短期的な調整局面となる懸念もあります。9月の日経平均は過去3年間、月間で下落しており、10月とともに基調的には弱い傾向があります。調整を意識した投資スタンスも考えられそうです。


参考銘柄:日経平均銘柄入替、9月末株式分割・配当権利取り

9月第1週には年2回の日経平均採用銘柄定期入替(10月1日実施)の発表が予定されており、新規採用候補としてSHIFT<3697>、シマノ<7309>、除外候補としてトクヤマ、カナデビアなどが有力視されています。


また、26日には9月末の株式分割配当の権利付最終日を迎えます。株式分割は、59銘柄(8月26日時点)と多くの銘柄が予定しています。主な銘柄では、1対7でIHI<7013>、1対5で日本製鉄<5401>、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>、ニトリホールディングス<9843>、1対3でスクウェア・エニックスHD<9684>などがあります。月後半に向けて株式分割・配当・株主優待権利取りが需給面で相場の下支え要因として働く期待が意識されます。


決算発表では9日に三井ハイテック<6966>、12日にエイチ・アイ・エス<9603>などが予定しています。


【参考銘柄】

SHIFT

シマノ

IHI

日本製鉄

ニトリホールディングス


<9月:日本の主要スケジュール>

・9/5:景気動向指数(速報値)

・9/8:景気ウォッチャー調査、2025年4-6月期GDP確定値

・9/11:国内企業物価

・9/15:日本株市場休場(敬老の日)

・9/18:日銀金融政策決定会合(19日まで)

・9/19:政策金利、植田日銀総裁会見、消費者物価指数

・9/23:日本株市場休場(秋分の日)

・9/25:日銀金融政策決定会合の議事要旨(7月開催分)

・9/26:東京都消費者物価指数、9月末権利付最終日

・9/30:日銀金融政策決定会合の「主な意見」(9月開催分)



記事作成日:2025年8月26日


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