日経平均史上最高値更新!続伸期待の日本株3選/ソフトバンクG、東京電力HD、フジクラ

💡この記事のポイント

✅日経平均が史上最高値を更新するなど、足元の日本株市場は堅調な動き

✅AIやDX関連の銘柄、関税政策の懸念後退を好感した銘柄等が支えている

✅株価の続伸が期待される日本株3銘柄をご紹介

🔎登場する銘柄

ソフトバンクグループ東京電力ホールディングスフジクラ

 

目次

日経平均が史上最高値を更新!株価上昇期待のAI関連銘柄は?

ソフトバンクグループ<9984>

東京電力ホールディングス<9501>

フジクラ<5803>

日経平均史上最高値更新!続伸期待の日本株3選/ソフトバンクG、東京電力HD、フジクラ

日経平均が史上最高値を更新!株価上昇期待のAI関連銘柄は?

日経平均が2024年7月につけた高値を上回り、8月12日には一時42,999.71円まで上昇し、取引時間中の史上最高値を更新するなど、足元の日本株市場は堅調な動きとなっています。

 

トランプ政権の関税政策への懸念が後退したことや、米国で利下げ期待が高まってハイテク銘柄を中心に上昇していることから、AI(人工知能)やDX(Digital Transformation:デジタル変革)関連の銘柄や、関税政策の懸念後退を好感した銘柄等が日本の株式市場を支えているようです。

 

そこで今回は、日本株が上昇する流れに乗って、株価続伸に期待が高まりそうなAI関連の日本株3銘柄をご紹介します。

 

 

ソフトバンクグループ<9984>

企業紹介

傘下にビジョン・ファンドを持つ投資持株会社。携帯電話会社のソフトバンクを中核にグローバルに投資を行う。

  

注目ポイント

AI関連企業等への投資が好調で投資利益が拡大したため、2025年4-6月期の純利益が前年同期の赤字から4,218億円の黒字に転換しました。市場予想を大幅に上回ったことが好感されているようです。

 

米国のAIインフラ投資「スターゲート計画」への期待等、AI関連銘柄として物色されているようです。

 

また、傘下の決済関連会社であるPayPay(ペイペイ)が米国での新規株式公開(IPO)の可能性に向けて投資銀行を選定していると報道されたことも好感されているようです。

 

株価動向

株価は1月23日高値10,890円から4月7日年初来安値5,730円まで下落。その後は上昇に転じて6月末には1万円を回復します。その後も上昇が継続し、8月8日には一時14,975円まで上昇し、上場来高値を更新する堅調な動きになっています。

 

東京電力ホールディングス<9501>

企業紹介

国内最大の電力会社。持株会社体制に移行し、傘下で発送電分離。福島原発事故の賠償、廃炉費用の負担続く。

 

注目ポイント

関西電力<9503>が7月に美浜原発1号機の後継機の設置に向けた現地調査の開始を発表するなど、日本の原子力政策が歴史的な転換点を迎えています。AIやDX等が近年普及していることもあって、データセンターや半導体工場等による電力需要がこれまで以上に増加していることから、天候に左右されない安定的な脱炭素電源として原子力発電が世界的に評価されているためです。

 

米国では巨大テック企業が電力確保に向けた動きが出てきていて、メタ・プラットフォームズ<META>がコンステレーション・エナジー<CEG>から電力を長期にわたって調達する契約を結んだことが報道されました。同社もデータセンター事業へ本格参入との報道で急騰するなど、AI関連としての側面も強くなってきました。

 

また、6月には同社の柏崎刈羽原発で事故が起きた際の避難計画等を定めた「緊急時対応」を政府が了承したことで、原発再稼働に向けた期待が高まっているようです。

 

株価動向

株価は2024年9月高値726.4円から今年4月7日年初来安値360円へ下落。その後、6月9日安値366.5円で二番底となり、以降は上昇に転じ、8月12日年初来高値682.1円まで上昇する堅調な動きになっています。

 

フジクラ<5803>

企業紹介

電線株3強の一角。フレキシブルプリント配線板や光ファイバー融着機なども世界トップクラス。

 

注目ポイント

2025年4-6月期の決算発表では減益予想でしたが、一転して最終利益予想を1,030億円に引き上げました。過去最高益を更新する見通しとなって上方修正を発表したほか、業績好調に伴って年間配当を前期の100円から150円に増配しました。

 

生成AI向けの普及、拡大に伴ってデータセンター市場への需要が増加していることから、光ファイバーをはじめとしたAI向けデータセンター需要が高まり、高値更新が続きました。今後も年率20%~30%程度の伸びが期待されているようで、マイクロソフトとメタのAI設備投資拡大方針から大幅高となり、株価は10,000円台に乗せ、時価総額は3兆円を突破しました。

 

株価動向

株価は2月13日高値7,620円から4月7日年初来安値3,592円まで下落。その後は上昇傾向で、8月8日上場来高値11,880円まで上昇する堅調な動きになっています。

 

記事作成日:2025年8月12日

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。

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