【株価が動いた理由】エヌビディア -8.69%~中国の業者が対中輸出規制を回避して不正にAI半導体を入手しているとの報道でディープシークショック後の安値を下回る

【株価が動いた理由】エヌビディア -8.69%~中国の業者が対中輸出規制を回避して不正にAI半導体を入手しているとの報道でディープシークショック後の安値を下回る

エヌビディア<NVDA>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/3/3(月)終値114.06ドル-10.86ドル

✅中国の業者が米国の対中輸出規制を回避して不正にエヌビディアのAI半導体を入手しているとの報道で、前日比-8.69%の大幅安となりました


 

◎中国の業者は、中国国外で登録された法人を利用し、マレーシア、ベトナム、台湾などの企業から最新AI(人工知能)半導体ブラックウェルを搭載したサーバーを入手し販売しているとの報道があり、さらなる輸出規制の強化を懸念し大幅安となりました

◎これによりDeepSeekショック後の2月3日安値113.01ドルを下回る112.28ドルまで一時売られました

◎ブラックウェルよりも安価で規制対象の半導体H200を搭載したサーバーも大量に不正輸出されており、こちらが注文の大半を占めるようです

◎これに対しエヌビディアは、転用の可能性に関するあらゆる報告を調査し、適切な措置を講じるとし、また不正入手した半導体やサーバーには高機能製品に必要なサポートが提供されないとのことです

◎一方、アリババ、テンセント、バイトダンスなどの中国企業は、トランプ政権の輸出規制強化を見越し、現在は輸出規制対象外の半導体H20の購入を増やしているようです

◎トランプ政権が中国の半導体産業への規制強化を要請し、中国へ10%の追加関税を課すなど、中国への強硬姿勢が明確なだけに、さらなる半導体規制への懸念が高まっているようです

◎さらに4日からの、メキシコ、カナダ、中国に対する関税発動を目前に控え、リスクオフのムードが広がったことも背景のようです

◎株価は今年1月7日上場来高値153.13ドルから2月3日安値113.01ドルへ下落。その後2月18日高値143.44ドルまで反発も、この日は一時112.28ドルまで下落しました

 

 

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