ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>
💡株価が動いたポイント
✅2025/4/17(木)終値454.11ドル-130.93ドル
✅始値481.95ドル、高値489.79ドル、安値447.1ドル
✅年初来高値606.36ドル、年初来安値438.5ドル
✅決算と今期見通しが市場予想を下回り、前日比-22.37%の暴落となりました
◎2025年1-3月期売上高1,095.8億ドル(前年同期比+9.8%)が、市場予想1,115.3億ドルを下回り、特別項目を除く一株当たり利益7.20ドルが市場予想7.29ドルを下回りました
◎さらに2025年12月期今期の特別項目を除く一株当たり利益予想を、従来の29.5~30ドルから26~26.5ドルに引き下げ、市場予想29.72ドルを下回りました
◎メディケア(高齢者向け公的医療保険)事業の採算悪化が要因で、高齢者の医療サービス利用が予想の2倍に増加し、さらに米政府によるメディケア支払いの削減も重なったためとのことです
◎これにより、サービスに費やされる保険料の割合(低いほど良い)は、84.3%から84.8%に上昇し悪化しました
◎また、成長エンジンと見られていた医療サービス子会社オプタムのヘルスケア部門の売上高が5.3%減少したことも響いたようです
◎ユナイテッドヘルスの急落で、同業の保険会社も下落しましたが、エレバンス・ヘルス<ELV>は4月22日に予定していた決算発表を、急遽前倒しで四半期利益が予想通りとなる見通しを発表しました
◎これによりエレバンス・ヘルスの株価は、寄り付きの-10.35%から引けでは-2.41%まで戻しました
◎あるアナリストは、まだ年初で不透明であることから、ユナイテッドヘルス特有のものであり、医療保険業界全体への警告ではないと述べました
◎ユナイテッドヘルスは、ディフェンシブ株の代表格として買われ、さらにメディケア・アドバンテージへの支払い増額のニュースで4月11日年初来高値606.36ドルまで買われていただけに、大幅な下落となりました
【関連記事】
・株主優待8銘柄【2025年4~6月】
・資産防衛に活かす「金(ゴールド)」関連4選
・相互関税ショックでも上昇した米国株40銘柄
・回復期待!AI以外の半導体関連の米国株6選
・不透明相場で出番がくる「ディフェンシブ株一覧」日米6選+107銘柄
・マグニフィセント・セブンは買い時か?
・バフェット注目の商社など割安株6選+23銘柄