【株価が動いた理由】インテル -8.53%~最終損益が6四半期連続の赤字で経営再建への不安感もあり急落

【株価が動いた理由】インテル -8.53%~最終損益が6四半期連続の赤字で経営再建への不安感もあり急落

インテル<INTC>

💡株価が動いたポイント

✅2025/7/25(金)終値20.70ドル-1.93ドル

✅始値20.68ドル、高値21.05ドル、安値20.36ドル

✅年初来高値27.55ドル、年初来安値17.66ドル

✅決算が嫌気され、前日比-8.53%の急落となりました


 

◎2025年4-6月期売上高128億5,900万ドル(前年同期比0.2%増)が市場予想118億8,000万ドルを上回ったものの、最終損益29億1,800万ドルの赤字(前年同期は16億1,000万ドルの赤字)が市場予想4億6,300万ドルの黒字を下回り6四半期連続の赤字となったことが嫌気されたようです

◎主力のファウンドリー(半導体受託生産)事業で売上高は44億1,700万ドル(前年同期比3%増)と上振れましたが、顧客開拓が進まず営業損益は31億6,800万ドルの赤字(前年同期は28億200万ドルの赤字)と赤字幅が膨らんだことが響いたようです

◎また、従業員の約15%を削減するリストラ費用として19億ドルの損失を計上したことも赤字拡大の要因となりました

◎新たに開示した2025年7-9月期売上高予想126億~136億ドルは市場予想126億4,000万ドルを上回りましたが、一株当たり利益予想0ドルが市場予想+0.04ドルを下回り、こちらも嫌気されました

◎他社から半導体の生産を受託する事業の不振が続いており、人員削減や投資計画の縮小も発表しました

◎3月に就任したタン最高経営責任者(CEO)は、ファウンドリー事業の立て直しに注力していますが、他社との提携などは模索せずに、単独での再建を図る意向であると伝えられています

◎これは、自己資本比率が5割を超えており、提携せずとも資金繰りに切迫していないことが背景にあるようです

◎またCEOは、「過去数年間に実施した設備投資は、不適切かつ過剰だった」「すべての投資は経済的に合理性がなければならない」と述べ、投資への慎重姿勢を示しました

◎しかし、単独での経営再建は時間が掛かると見られ、不安が広がった面もあるようです

◎なお、インテルの決算を受け、主力のパソコン部門などでインテルのシェアを奪っているとの思惑が広がったことで、同業のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+2.68%の株価は堅調に推移しました

◎AMDの決算発表は8月5日を予定しています

 

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