オラクル<ORCL>
💡株価が動いたポイント
✅2025/9/9(火)終値241.51ドル+3.03ドル
✅始値239.94ドル、高値243.49ドル、安値234.56ドル
✅年初来高値260.87ドル、年初来安値118.86ドル
✅取引終了後に発表した決算が好感され、時間外取引で+28.35%の急騰となりました
◎この日の取引は前日比+1.27%で3連騰しましたが、取引時間終了後に発表した決算を受け、時間外取引で買われました
◎契約済みで将来の売上高となる2025年6-8月期受注残が、前四半期の1,380億ドルから3倍以上となる4,550億ドルに急増し、市場予想1,535億3,000万ドルを大幅に上回ったことが好感されたようです
◎この受注残の急増は、AI(人工知能)関連の需要が爆発的に伸びていることが背景にあり、オープンAI、xAI、メタ・プラットフォームズ<META>、エヌビディア<NVDA>といったAI業界の大手企業と大規模なクラウド契約を締結したことによるものです
◎ラリー・エリソン会長兼CTO(最高技術責任者)は、ある顧客から「現在世界で使われていない御社のデータセンターの容量をすべて引き取る」という異例の申し出があったことを明かし、需要の力強さを強調しました
◎サフラ・キャッツ最高経営責任者(CEO)は、クラウド基盤事業の売上高が2026年5月期今期には前期比77%増の180億ドルに達し、2030年5月期には1,440億ドルまで成長するとの強気な見通しを示しました
◎この旺盛な需要に応えるため、同社はデータセンター建設への投資を積極的に行っており、2026年度の設備投資額は350億ドルにのぼる見込みとのことです
◎あるアナリストは、「今四半期の注目点は決算そのものではなく、受注残の大幅な増加だ。これが今後数年間の大幅な業績向上の原動力となるはずだ」と述べました
◎別のアナリストも受注残の数字を「目を見張るものだ」と評価し、将来の大きな成長への期待が買いを集めたようです
◎なお、2025年6-8月期売上高149億2,600万ドルが市場予想150億4,000万ドルを下回り、特別項目を除く一株当たり利益1.47ドルも市場予想1.48ドルをわずかに下回りましたが、こちらは材料視されなかったようです
◎株価は4月7日年初来安値118.86ドルから7月31日年初来高値260.87ドルへ上昇。その後は9月2日安値218.79ドルまで下落しましたが、この日は一時243.49ドルまで上昇しました
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