「循環物色」で上昇期待の日米株30選

💡この記事のポイント

✅AI・半導体関連銘柄は過熱感を警戒する声や次の成長テーマを探す動きも

✅足元は循環物色で株価が動きやすい状況

✅循環物色で注目の日米株30銘柄をご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅米国株:コカ・コーラキャタピラーバークシャー・ハサウェイ

✅日本株:ニトリホールディングス東京ガス日本たばこ産業

 

目次

次の主役を探す「循環物色」とは?

景気のソフトランディングと根強い消費に注目、米国株15銘柄

内需回復と金利のある世界へのシフトに期待、日本株15銘柄

「循環物色」で上昇期待の日米株30選

次の主役を探す「循環物色」とは?

昨今の株式市場では、日米ともに「AI(人工知知能)ブーム」を背景としたAI・半導体関連銘柄が相場を牽引しています。一方で、その過熱感を警戒する声や、次の成長テーマを探す動きも出始めています。

 

市場の金利動向や景気サイクルといった大きな流れの変化を捉え、投資家の関心がこれまでとは異なる業種やテーマへと移っていく動きを「循環物色」といいます。

 

例えば、アメリカでは高金利のピークアウトが見え始め、日本では長年のデフレから脱却し「金利のある世界」に進み始めています。こうした金融環境の変化は、これまでとは違う種類の企業に追い風となります。

 

そこで今回は、循環物色で注目の日米株30銘柄をご紹介します。

 

 

景気のソフトランディングと根強い消費に注目、米国株15銘柄

米国ではFRB(連邦準備制度理事会)による「利下げへの転換」が重要なキーワードとなっています。利下げは、企業の借入コストを低下させ、個人のローン負担を軽くするため、株式市場全体にとって強い追い風となります。特に、将来の成長性が期待される成長株は、金利低下によって企業価値が評価されやすくなるため、再び注目が集まる可能性があります。

 

しかし、足元の局面ではAIブームで市場を牽引してきた一部のハイテク株だけでなく、景気の底堅さと金融緩和を背景に、より幅広い業種へと物色の矛先が広がる可能性があります。

 

そこで、景気の波に左右されにくい生活必需品やヘルスケアなど、力強い個人消費に支えられて安定した成長が期待できる銘柄を中心にピックアップしました。

 

コカ・コーラ<KO>

2025/8/25(月)終値68.93ドル、年初来高値:74.38ドル、年初来安値:60.61ドル

 

世界最大の飲料メーカー。圧倒的なブランド力を持ち、景気に関わらず消費されるディフェンシブ株の代表格です。

 

プロクター・アンド・ギャンブル<PG>

2025/8/25(月)終値156.15ドル、年初来高値:179.99ドル、年初来安値:149.91ドル

 

「P&G」として知られる世界最大の一般消費財メーカー。「ファブリーズ」など多数の有名ブランドを持ち、安定した業績が期待できます。

 

ウォルマート<WMT>

2025/8/25(月)終値96.07ドル、年初来高値:105.3ドル、年初来安値:79.81ドル

 

世界最大のスーパーマーケットチェーン。低価格戦略で個人消費の強い味方であり、景気ソフトランディング下での節約志向も追い風になります。

 

マクドナルド<MCD>

2025/8/25(月)終値313.44ドル、年初来高値:326.32ドル、年初来安値:276.53ドル

 

世界的なファストフードチェーン。手頃な価格とブランド力で、世界中に根強いファンがいるため、景気に関わらず消費される外食産業の筆頭と言えます。

 

ビザ<V>

2025/8/25(月)終値348.82ドル、年初来高値:375.51ドル、年初来安値:299ドル

 

世界最大の決済ネットワーク企業。金利低下が消費活動を刺激すれば、決済額の増加を通じて恩恵を受けることが期待されます。

 

JPモルガン・チェース<JPM>

2025/8/25(月)終値294.9ドル、年初来高値:301.29ドル、年初来安値:202.16ドル

 

米国最大の総合金融機関。利下げは貸出金利には逆風ですが、経済活動が活発化することで投資銀行部門などは恩恵を受ける可能性もあります。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>

2025/8/25(月)終値178.41ドル、年初来高値:181.16ドル、年初来安値:140.68ドル

 

医療機器や医薬品を手掛ける世界的なヘルスケア企業。景気に左右されない安定した需要が見込めるディフェンシブ株の一角です。

 

メルク<MRK>

2025/8/25(月)終値85.31ドル、年初来高値:102.97ドル、年初来安値:73.31ドル

 

がん治療薬「キイトルーダ」などで知られる大手製薬会社。高齢化という長期的なテーマを背景に、医薬品の需要が底堅く推移することが期待されます。

 

エクソン・モービル<XOM>

2025/8/25(月)終値111.74ドル、年初来高値:119.9ドル、年初来安値:97.8ドル

 

世界最大級の総合エネルギー企業。AI・半導体需要が増加するのと比例し、エネルギー需要が増加することで業績拡大への期待が高まります。

 

ボーイング<BA>

2025/8/25(月)終値226.87ドル、年初来高値:242.68ドル、年初来安値:128.88ドル

 

世界的な航空機メーカー大手。世界の人流回復による航空需要の増加が、新型機の受注を後押しすることが期待されます。米空軍韓国からの大型受注も好材料となりました。

 

キャタピラー<CAT>

2025/8/25(月)終値432.3ドル、年初来高値:441.15ドル、年初来安値:267.3ドル

 

建設機械・鉱山機械で世界トップ。利下げによる企業の設備投資意欲の向上が業績の追い風となる、景気敏感株の代表格です。

 

ホームデポ<HD>

2025/8/25(月)終値408.9ドル、年初来高値:426.18ドル、年初来安値:326.31ドル

 

米国最大の住宅リフォーム用品小売チェーン。利下げは住宅ローン金利の低下に直結するため、住宅市場の活性化を通じた恩恵が期待されます。

 

ペプシコ<PEP>

2025/8/25(月)終値148.2ドル、年初来高値:160.15ドル、年初来安値:127.6ドル

 

飲料「ペプシコーラ」とスナック菓子「フリトレー」の二本柱を持つ食品大手。根強いファンから景気に関わらず消費されるため、安定した業績が期待されます。

 

ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>

2025/8/25(月)終値304.86ドル、年初来高値:606.36ドル、年初来安値:234.6ドル

 

米国最大の医療保険会社。高齢化に伴う医療費の増大を背景に、長期的な成長が期待されます。一方、政府による医療費抑制や規制強化が今後のリスク要因となる可能性があります。直近にはバフェット銘柄入りで買われました。

 

バークシャー・ハサウェイ<BRK.B>

2025/8/25(月)終値486.18ドル、年初来高値:542.07ドル、年初来安値:440.1ドル

 

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社。保険や鉄道、エネルギーなど景気に左右されにくい安定した事業を多数保有し、恩恵を幅広く享受する可能性があります。

 

 

内需回復と金利のある世界へのシフトに期待、日本株15銘柄

ゼロ金利政策からの本格的な脱却が視野に入っています。金利が上昇する局面では、銀行は利ざや(貸出金利と預金金利の差)が増え、保険会社は資産運用の環境が改善するため、業績への強い追い風が期待されます。

 

また、歴史的な賃上げの流れは国民の消費マインドを向上させ、小売やサービスといった内需型企業の業績を押し上げます。

 

そこで、これまでAI・半導体関連ほど急騰しておらず、今後の資金流入によって見直される可能性のある銘柄を中心にピックアップしました。

 

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

2025/8/25(月)終値2,288.5円、年初来高値:2,374.5円、年初来安値:1,310円

 

国内最大の金融グループ。金利上昇による貸出利ざやの改善期待から、金融業種の中核として注目されます。

 

三井住友フィナンシャルグループ<8316>

2025/8/25(月)終値4,144円、年初来高値:4,268円、年初来安値:2,560.5円

 

三菱UFJと並ぶメガバンクの一角。法人取引に強みを持ち、金利上昇の恩恵を大きく受ける銘柄です。

 

東京海上ホールディングス<8766>

2025/8/25(月)終値6,548円、年初来高値:6,710円、年初来安値:4,355円

 

損害保険の国内最大手。金利が上昇すると、保有する債券などの運用利回りが改善し、収益性が高まります。

 

三菱商事<8058>

2025/8/25(月)終値3,290円、年初来高値:3,309円、年初来安値:2,257円

 

幅広い事業を手掛ける総合商社の筆頭格。資源価格の安定や世界景気の回復が追い風となり、高い配当利回りも魅力です。

 

三井物産<8031>

2025/8/25(月)終値3,403円、年初来高値:3,414円、年初来安値:2,365.5円

 

三菱商事と並ぶ大手総合商社。特に金属資源やエネルギー分野に強く、市況の好転が業績を押し上げます。配当利回りの高さも魅力です。

 

神戸物産<3038>

2025/8/25(月)終値4,249円、年初来高値:4,922円、年初来安値:3,170円

 

「業務スーパー」を展開。海外からの直接輸入が主体のため、円高は仕入れコストの低減に直結します。円高メリットの代表格と見られています。

 

東京ガス<9531>

2025/8/25(月)終値5,694円、年初来高値:5,873円、年初来安値:4,012円

 

首都圏地盤の都市ガス最大手。燃料のLNGを輸入に頼るため、円高は調達コストの低下に直結します。景気に左右されにくいディフェンシブ株としても魅力です。

 

ニトリホールディングス<9843>

2025/8/25(月)終値13,800円、年初来高値:19,255円、年初来安値:12,085円

 

家具・インテリア小売りで国内首位。海外生産・輸入の比率が高く、円高による仕入れコストの低減を通じて利益率の改善に繋がります。

 

セブン&アイ・ホールディングス<3382>

2025/8/25(月)終値1,966円、年初来高値:2,550円、年初来安値:1,826円

 

コンビニ国内最大手。賃上げによる消費マインドの改善が、客単価の上昇や来店客数の増加に繋がります。

 

日本たばこ産業<2914>

2025/8/25(月)終値4,744円、年初来高値:4,886円、年初来安値:3,700円

 

高い配当利回りが魅力の代表的なディフェンシブ株。たばこ産業は景気動向に左右されにくく、独占に近いビジネスを展開しており値上げができる強みを持つ高収益企業です。

 

KDDI<9433>

2025/8/25(月)終値2,615円、年初来高値:2,692円、年初来安値:2,227円

 

「au」ブランドで知られる大手通信キャリア。安定した通信料収入を基盤に、23年連続の増配実績があり、高い株主還元が期待できる銘柄です。

 

武田薬品工業<4502>

2025/8/25(月)終値4,512円、年初来高値:4,593円、年初来安値:3,916円

 

国内製薬業界のリーディングカンパニー。景気に業績が左右されにくく、新薬開発への期待から、出遅れ業種としての見直しが期待されます。配当利回りの高さも魅力です。

 

ファーストリテイリング<9983>

2025/8/25(月)終値48,510円、年初来高値:53,900円、年初来安値:41,650円

 

「ユニクロ」を世界展開するアパレル最大手。国内での圧倒的なブランド力で、個人消費の動向を測る代表的な銘柄です。直近は米関税の影響などもあり伸び悩んでいます。

 

エービーシー・マート<2670>

2025/8/25(月)終値2,960円、年初来高値:3,310円、年初来安値:2,552.5円

 

靴の専門店チェーン最大手。海外ブランド製品を多く輸入しており、円高は仕入れコストの低減に繋がります。

 

イオン<8267>

2025/8/25(月)終値5,470円、年初来高値:5,669円、年初来安値:3,437円

 

全国に展開する総合スーパー最大手。プライベートブランドの強みと、賃上げによる個人消費の回復期待が追い風です。直近では21年ぶりの株式分割の発表も好感されました。

 

記事作成日:2025年8月26日

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