【株価が動いた理由】エヌビディア、アルファベット、パランティア、ファイサーブ、エンフェーズ・エナジー、コスター・グループ、ブロードコム、フィリップス66、フリーポート・マクモラン、ベライゾン
目次

エヌビディア<NVDA>

アルファベット<GOOGL>

パランティア・テクノロジーズ<PLTR>

ファイサーブ<FI>

エンフェーズ・エナジー<ENPH>

コスター・グループ<CSGP>

ブロードコム<AVGO>

フィリップス66<PSX>

フリーポート・マクモラン<FCX>

ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>

【株価が動いた理由】エヌビディア、アルファベット、パランティア、ファイサーブ、エンフェーズ・エナジー、コスター・グループ、ブロードコム、フィリップス66、フリーポート・マクモラン、ベライゾン

エヌビディア<NVDA>

◎2025/10/29(水)終値207.04ドル+6.01ドル

◎開発者会議での強気なAI(人工知能)関連製品の見通し発表や、アナリストによる目標株価引き上げが好感され、前日比+2.98%高と続伸し、時価総額が世界で初めて5兆ドルを突破しました

◎ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が、先端半導体「ブラックウェル」と次世代半導体「ルービン」の累積売上高が2026年にかけて5,000億ドルを超えるとの見通しを示しました

◎これを受け、バンク・オブ・アメリカ<BAC>-0.55%のアナリストが目標株価を235ドルから275ドルへ引き上げたほか、別のアナリストは投資判断「買い」を維持し目標株価を275ドルから300ドルへ引き上げるなど、強気な見方が相次いだようです

◎また、米中首脳会談で先端半導体の中国向け販売が議題になる可能性が報じられたことも、買いを誘ったようです

 

アルファベット<GOOGL>

◎2025/10/29(水)終値274.57ドル+7.1ドル

◎通常取引は前日比+2.65%高で終えましたが、取引終了後に発表した7-9月期決算が市場予想を大幅に上回り、時間外取引で+6.71%高と急騰しました

◎7-9月期の売上高は1,023億4,600万ドル(前年同期比16%増)で市場予想998億5,000万ドルを上回り、一株当り利益は2.87ドルで市場予想2.26ドルを上回りました

◎AI効果でクラウド事業やネット広告が堅調で、四半期売上高が初めて1,000億ドルを突破したようです

◎また、クラウド事業の売上高は151億5,700万ドル(同34%増)と市場予想を上回り、通期の設備投資見通しを910億~930億ドルへさらに引き上げたことも好感されたようです

 

パランティア・テクノロジーズ<PLTR>

◎2025/10/29(水)終値198.81ドル+9.21ドル

◎7-9月期決算の発表を前に、株式分割の可能性が取り沙汰されたことや、アナリストの目標株価引き上げもあり、前日比+4.85%高となりました

◎あるアナリストが、個人投資家の間で株式分割の可能性が話題になっていると指摘したようです

◎分割が実施されれば、エヌビディアのように、株価上昇で買いにくくなっていた個人投資家にとって投資しやすくなるとの期待があるようです

◎また、別のアナリストは投資判断「中立」を維持したものの、目標株価を177ドルから190ドルへ引き上げました。ただし、株価は依然として割高であるとの慎重な見方も根強いようです

 

ファイサーブ<FI>

◎2025/10/29(水)終値70.6ドル-55.57ドル

◎7-9月期決算と通期の業績見通しが市場予想を大幅に下回ったことが嫌気され、前日比-44.04%と記録的な暴落となりました

◎7-9月期の売上高は52億6,000万ドル(前年同期比微増)で市場予想53億5,000万ドルを下回り、調整後の一株当り利益は2.04ドルで市場予想2.64ドルを大幅に下回りました

◎また、2025年12月期今期の調整後一株当り利益予想を、従来の10.15ドル~10.30ドルから8.50ドル~8.60ドルへと大幅に引き下げ、市場予想10.15ドルを大きく下回ったことが失望売りを加速させたようです

◎最高経営責任者(CEO)が、アルゼンチンでの成長期待が過剰だったことや、短期的な収益確保を優先しすぎたことを下方修正の理由として挙げたほか、経営陣の刷新も発表され、混乱ぶりが露呈した形となりました

 

エンフェーズ・エナジー<ENPH>

◎2025/10/29(水)終値31.14ドル-5.56ドル

◎7-9月期決算は市場予想を上回ったものの、10-12月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気され、前日比-15.14%の大幅安となりました

◎7-9月期の売上高は4億1,042万ドル(前年同期比7.8%増)で市場予想3億6,880万ドルを上回り、一株当り利益も0.90ドルで市場予想0.65ドルを上回りました

◎しかし、10-12月期の売上高見通しが3億1,000万ドル~3億5,000万ドルと発表され、市場予想3億6,581万ドルを下回ったことが失望売りを誘ったようです

 

コスター・グループ<CSGP>

◎2025/10/29(水)終値70.51ドル-7.72ドル

◎7-9月期決算は売上高・一株当り利益ともに市場予想を上回ったものの、通期の業績見通しが市場予想に届かず、前日比-9.86%の大幅安となりました

◎7-9月期の売上高は8億3,360万ドル(前年同期比20.4%増)で市場予想8億1,318万ドルを上回り、一株当り利益も0.23ドルで市場予想0.18ドルを上回りました

◎しかし、2025年12月期今期の一株当り利益見通しが0.78ドル(市場予想0.80ドル)、売上高見通しが31億4,500万ドル(市場予想31億8,400万ドル)と、いずれも市場予想を下回ったことが嫌気されたようです

 

ブロードコム<AVGO>

◎2025/10/29(水)終値385.98ドル+13.01ドル

エヌビディアオラクル<ORCL>-1.97%のスーパーコンピューター開発での提携が好感され、前日比+3.46%高となり、上場来高値を更新しました

◎エヌビディアが、オラクルと提携し、米エネルギー省向けに新たなスーパーコンピューターを開発すると発表しました

◎このプロジェクトはエヌビディアへの需要を押し上げると見られており、AIデータセンター向けに接続チップなどを製造するブロードコムにも恩恵が及ぶとの期待が買いを後押ししたようです

 

フィリップス66<PSX>

◎2025/10/30(木)終値138ドル+4.34ドル

◎7-9月期決算が市場予想を上回ったことが好感され、前日比+3.24%高となりました

◎7-9月期の調整後の一株当り利益が2.52ドルとなり、市場予想を上回りました

◎製油所の稼働率が99%と2018年以来の高水準となったことや、パイプライン拡張の完了などの戦略的な動きが好調な業績に繋がったようです

 

フリーポート・マクモラン<FCX>

◎2025/10/29(水)終値42.19ドル+1.02ドル

◎銅の国際価格が約1年5カ月ぶりに最高値を更新したことが好感され、大手銅生産会社である同社にも買いが集まり、前日比+2.47%高となりました

◎ロンドン金属取引所の銅3カ月先物が、一時1トン11,146ドルまで上昇し、2024年5月につけた過去最高値を上回りました

◎米中対立の緩和期待から景気減速懸念が和らいだことに加え、同社も関わるインドネシアの銅鉱山での事故による供給不安も、銅価格を押し上げているようです

 

ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>

◎2025/10/29(水)終値40.21ドル+0.89ドル

◎7-9月期決算で売上高は市場予想を下回ったものの、一株当り利益が予想を上回ったことなどから、前日比+2.26%高となりました

◎7-9月期の売上高は338億ドル(前年同期比1.5%増)で市場予想342億5,669万ドルを下回りましたが、一株当り利益は1.21ドルで市場予想1.19ドルを上回りました

 

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