アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>
◎2025/11/12(水)終値258.89ドル +21.37ドル
◎投資家向け説明会で、今後3~5年間の増収率が年平均で35%以上になるとの見通しを示したことが好感され、前日比+8.99%高となりました
◎AI(人工知能)向け半導体の強い需要を背景に、収益が拡大するとの期待から買いが入ったようです
◎また、今後3~5年で一株当り利益20ドル以上(2025年12月期今期の市場予想は3.18ドル)とする目標も公表され、バンク・オブ・アメリカ<BAC>+0.9%のアナリストが「予想を大幅に上回った」と評価したことも好感されたようです
シスコシステムズ<CSCO>
◎2025/11/12(水)終値73.96ドル+2.25ドル
◎この日の取引は+3.13%高で終わりましたが、取引終了後に発表した決算が好感され、時間外取引で+7.46%高となりました
◎2026年7月期今期売上高予想を従来予想590億~600億ドルから602億~610億ドルへ上方修正し、市場予想596億4,000万ドルを上回りました
◎今期一株当り利益予想も従来予想4~4.06ドルから4.08~4.14ドルへ上方修正し、市場予想4.04ドルを上回りました
◎あわせて発表した2025年8-10月期売上高148億8,300万ドルも市場予想147億8,000万ドルを上回り、一株当り利益1ドルも市場予想0.98ドルを上回り、AIインフラ受注の好調さが示されました
デルタ・エアラインズ<DAL>
◎2025/11/12(水)終値60.48ドル+2.74ドル
◎政府閉鎖(シャットダウン)の早期終了への期待感から買いが集まり、前日比+4.74%高となりました
◎最高経営責任者(CEO)は、閉鎖による財務的な打撃を認めつつも、早期の正常化や好調な年末商戦への楽観的な見通しを示し、これが投資家の安心感に繋がったようです
◎これにより、アメリカン・エアラインズ・グループ<AAL>+3.61%も上昇しました
ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>
◎2025/11/12(水)終値339.06ドル+11.61ドル
◎政府閉鎖(シャットダウン)の解除見通しや、ディフェンシブ株物色の流れから、前日比+3.54%高となりました
◎NYダウが最高値を更新するなか、ダウ銘柄の筆頭として買われました
◎また、加熱懸念のハイテク株からの資金シフトで、この日はヘルスケア業種が買われ、同社株はその流れを主導したようです
◎これにより、エレバンス・ヘルス<ELV>+3.92%、イーライリリー<LLY>+2.94%、HCAヘルスケア<HCA>+2.44%なども買われました
アファーム・ホールディングス<AFRM>
◎2025/11/12(水)終値78.95ドル+3.81ドル
◎6日の取引終了後に発表した決算が引き続き好感され、前日比+5.07%高となりました
◎7-9月期の一株当り利益は23セントとなり、前年同期の31セントの損失から黒字転換したことが市場を驚かせました。
◎売上高9億3,333万ドルが市場予想8億8,320万ドルを上回り、流通総額108億ドルも市場予想103億8,000万ドルを上回りました
◎あわせて発表した2026年6月期今期の流通総額見通しを、従来の460億ドル超から475億ドル超へ上方修正したことも好感されたようです
オラクル<ORCL>
◎2025/11/12(水)終値226.99ドル-9.16ドル
◎同業の開発遅延やハイテク株が売られる流れから、前日比-3.87%安となりました
◎前日に、AIクラウドのライバルであるコアウィーブに関連するデータセンター開発の遅れが報じられたことも、引き続き懸念されたようです
◎9月にAIクラウドの好調な契約残高が示されたにもかかわらず、予想を下回る利益率や資金調達への懸念から株価は下落傾向が続いているようです
◎一方で、あるアナリストは、この下落は12月の第2四半期決算発表を前にした「買い場」であると指摘し、投資判断「アウトパフォーム」と目標株価400ドルを維持しました
◎アナリストは、コアウィーブの遅延懸念に対し、オラクルは自社の建設が順調に進んでいると投資家に保証している点を評価しているようです
ニューモント<NEM>
◎2025/11/12(水)終値93.07ドル+3.12ドル
◎米国の政府閉鎖が終了するとの期待から金(ゴールド)価格が上昇したことを受け、前日比+3.46%高となり6連騰しました
◎11月初旬に4,000ドルを下回っていた金価格が、この日は一時4,200ドルを上回りました
◎通常は逆相関となりやすい株式(リスクオン資産)と金(リスクオフ資産)が、閉鎖解除への期待感を背景に同時に上昇するという珍しい動きとなったようです
◎また、米国の労働市場の弱さを示す兆候から金利低下への期待が高まっていることも、金価格と株価の両方を押し上げる要因となったようです
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