【株価が動いた理由】三菱地所 +4.81%~実質金利のマイナスが続く思惑とアクティビストが注目する不動産株への期待で大幅高

【株価が動いた理由】三菱地所 +4.81%~実質金利のマイナスが続く思惑とアクティビストが注目する不動産株への期待で大幅高

三菱地所<8802>

 

💡株価が動いたポイント

✅2025/3/25(火)終値2,593円+119円

✅昨年来高値:3,082円、昨年来安値:1,909.5円
✅始値2,497円、高値2,600円、安値2,497円

✅実質金利のマイナスが続く思惑と不動産株への注目が継続し、前日比+4.81%の大幅高となりました


 

◎物価の影響も考慮に入れた実質金利が足もとで大幅にマイナスの状況となっている点が注目され、大手不動産株が人気化する中で、三菱地所も大幅続伸となりました

◎これは今朝公表された日銀金融政策決定会合の議事要旨(1月23~24日分)で、「今回利上げを実施しても(実質金利は)大幅なマイナスが続き、緩和的な金融環境は維持されるとの認識を共有した」との文言が確認されたことによります

◎日銀は追加利上げのタイミングを測っており、金利上昇に伴い有利子負債が大きく資金調達コストも上昇する不動産各社にとって、利上げはデメリットとなります

◎金利先高感への警戒で不動産株はこれまで値動きが芳しくありませんでしたが、追加利上げが行われても実質金利の大幅マイナスが続く可能性が高いと日銀からアナウンスされたことで、その警戒感が和らいだ形となったようです

◎また、アクティビスト(物言う投資家)として知られる米ヘッジファンド運営会社エリオット・インベストメント・マネジメントが住友不動産<8830>株を取得したとの報道で、他の国内不動産株も全面高となりましたが、この流れが継続している面もあるようです

◎3月18日に国土交通省が発表した「2025年地価公示」で都市部の商業地の上昇が目立つ結果となり、東京・丸の内などに土地を多く所有する三菱地所にとって、賃料引き上げなどがしやすいとの思惑が広がっていることも株価上昇の背景にありそうです

 

 

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