三菱電機<6503>
💡株価が動いたポイント
✅2025/3/26(水)終値2,922.5円+99.5円
✅始値2,907.5円、高値2,952.5円、安値2,884円
✅昨年来高値3,052円、昨年来安値1,867円
✅ROEの向上や、成長投資と株主還元を強化するとの報道で、前日比+3.52%の大幅高となりました
◎最高財務責任者(CFO)が、現在8%強のROE(自己資本利益率)を2年後に10%に引き上げ、さらに成長投資と株主還元を強化する意向も示したことが報じられ買い材料視されました
◎ROEは2019年3月期以降、10%割れが続いており、2025年3月期今期は8%強と2024年3月期前期の8.2%と同水準の見通しです
◎ROE向上に向けた短期施策としては値上げや在庫削減を挙げ、自動車機器など幅広い製品で実施する値上げは、今期の最高益更新にも貢献する見通しです
◎また、事業ポートフォリオ改革として昨年を上回る売上高4,700億円規模の事業撤退や売却を決定したとのことです
◎中期的には、事業の効率性を落としていた製品ラインアップの絞り込みにより収益性や在庫状況の改善を進め方針とのことです
◎また、2026年3月期来期までの5年間で成長投資に2.8兆円、株主還元に6,000億円を投じる計画を掲げていましたが、現状では8,000億円程度の資金を活用できる見込みがあることを示しました
◎成長投資では、空調事業でデータセンター向け需要を見込み、海外企業を買収するなどM&A(合併・買収)を積極化しており、今後も案件によっては挑戦する意向があるようです
◎株主還元では、来期までの6,000億円の計画を超える追加実施の可能性を示唆し、株主還元の上積みが期待できそうということで好感されたようです
◎あるアナリストは、同社が競合他社と比べて市場からの評価が4~5割低く、株価が相対的に割安な状態であると指摘し、より積極的な資金配分で市場評価が改善する可能性があるとの見方を示しました
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