SUMCO<3436>
💡株価が動いたポイント
✅2025/9/5(金)終値1,270.5円+54円
✅始値1,235円、高値1,278円、安値1,233.5円
✅年初来高値1,291円、年初来安値745.5円
✅米半導体株高とブロードコムの好決算で、前日比+4.43%の大幅高となりました
◎米国の弱い雇用関連指標を受け、米利下げ観測が強まり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が+1.34%上昇したことで、東京市場でも半導体関連株が買われました
◎また、ブロードコム<AVGO>が取引終了後に好決算を発表し、時間外取引で+4.57%の大幅高となったことも好感されました
◎ブロードコムの2025年5-7月期売上高は159億5,200万ドル(前年同期比22%増)で市場予想158億3,000万ドルを上回り、AI(人工知能)向け売上高も52億ドル(同63%増)と急拡大し、AI半導体需要の力強さが示されました
◎8-10月期売上高予想が174億ドル(同24%増)で市場予想170億ドルを上回る強気な内容だったことも半導体関連株の業績見通しに安心感を与えたようです
◎さらに、ブロードコムは顧客名を明かさなかったものの、新たに100億ドル超のAIカスタム半導体「XPU」の大型受注を獲得したと発表しました
◎報道によると、この顧客はオープンAIの可能性があり、ブロードコムと共同で設計したAI半導体を来年にも出荷し、エヌビディア<NVDA>への依存度を引き下げる狙いがあると報じられました
◎一連のニュースは、「エヌビディアに次ぐ銘柄」とされるブロードコムへの期待を高め、半導体関連株への投資家心理を改善させました
◎ただし、半導体製造装置の中でもアドバンテスト<6857>などが手掛ける後工程は好調が期待される一方、SUMCOが製品を供給する前工程では設備投資の鈍化が予想され、業績に明暗が出てくる可能性があるとの見方もあるようです
◎その他、キオクシアホールディングス<285A>+16.72%、日本マイクロニクス<6871>+4.66%、レーザーテック<6920>+4.5%、イビデン<4062>+3.53%などの半導体関連株も大幅高となりました
◎SUMCOの株価は、4月7日年初来安値745.5円から7月25日年初来高値1,291円へ上昇。その後は1,200円前後で推移していましたが、この日は一時1,278円まで上昇し、年初来高値に迫りました
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