【株価が動いた理由】日経平均、キオクシア、楽天、ソフトバンクグループ、荏原、東京建物、INPEX、あおぞら銀行、横浜FG、ユーグレナ(11/15)
目次

日経平均

キオクシアホールディングス<285A>

楽天グループ<4755>

ソフトバンクグループ<9984>

荏原製作所<6361>

東京建物<8804>

INPEX<1605>

あおぞら銀行<8304>

横浜フィナンシャルグループ<7186>

ユーグレナ<2931>

【株価が動いた理由】日経平均、キオクシア、楽天、ソフトバンクグループ、荏原、東京建物、INPEX、あおぞら銀行、横浜FG、ユーグレナ(11/15)

日経平均

◎09:23執筆。米ハイテク株安や連邦準備理事会(FRB)高官の慎重発言を受け、東京市場でもリスク回避の売りが広がり、日経平均は一時前日比-2.01%安となりました

◎政府閉鎖の終了で中断していた経済指標の発表が相次ぐことへの警戒感から、米ハイテク株を中心に利益確定売りが強まったようです

エヌビディア<NVDA>-3.58%、アマゾン・ドット・コム<AMZN>-2.71%、マイクロソフト<MSFT>-1.53%などのハイテク大手が売られ、ナスダック総合指数-2.29%も大きく下落しました

◎また、FRB高官が相次ぎ早期の追加利下げに慎重な発言をしたことも、相場の重荷となったようです

◎この流れを受け、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、三菱重工業<7011>などの主力株が売られました


キオクシアホールディングス<285A>

◎10:11執筆。昨日13日に発表した2025年7-9月期の連結純利益が市場予想を下回ったことが嫌気され、一時ストップ安の前日比-23.03%となっています

◎7-9月期の純利益は406億円(前年同期比62%減)となり、市場予想474億円に届きませんでした

◎NAND価格が高騰していた前年同期の反動が出たほか、AI関連株として上場後約10倍高まで買われ過熱感が高まっていたため、失望売りを誘ったようです


楽天グループ<4755>

◎09:38執筆。2025年1-9月期決算の最終赤字が嫌気され、一時前日比-7.7%安となりました

◎1-9月期最終損益は1,512億円の赤字(前年同期は1,503億円の赤字)で、市場予想1,389億円の赤字を下回りました

◎ネットスーパー事業の減損損失や法人税の負担増が響いたようです

◎営業損益は13億円の黒字(前年同期は510億円の赤字)と6年ぶりの黒字転換を果たし、携帯電話事業の赤字も縮小しましたが、最終赤字の悪化が売り材料となったようです


ソフトバンクグループ<9984>

◎10:07執筆。米国の利下げ期待が後退し、昨日の米国市場でハイテク株が軒並み安となった流れを引き継ぎ、一時前日比-8.97%安となりました

◎米連邦準備理事会(FRB)高官から利下げに慎重な発言が相次いだことで年内の利下げ期待が大きく後退し、割高が懸念された米ハイテク株が売られました

◎特にAI(人工知能)関連が軒並み大幅安となったことを受け、フジクラ<5803>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>、TOWA<6315>なども売られました


荏原製作所<6361>

◎10:30執筆。2026年3月期今期純利益予想を上方修正したものの、市場予想を下回ったことが嫌気され、一時ストップ安の前日比-15.4%となっています

◎今期純利益予想を従来予想724億円から740億円(前期比3.6%増)へ上方修正しましたが、市場予想758億円を下回りました

◎あわせて発表した2025年1-9月期純利益は447億円(前年同期比8.9%増)と堅調でしたが、買い材料との見方は限定的だったようです


東京建物<8804>

◎09:50執筆。2025年12月期今期純利益の上方修正と増配の発表が好感され、一時前日比+9.51%高となり年初来高値を更新しました

◎今期純利益予想を従来予想550億円から580億円(前期比12%減)へ上方修正しました

◎また、年間配当予想も97円から103円(前期は95円)へ上方修正しました

◎賃貸収益の堅調な推移や物件売却益の増加を見込んでいることが要因のようです


INPEX<1605>

◎09:55執筆。2025年12月期今期の連結純利益予想の上方修正と、自社株買い取得枠の拡大を発表したことが好感され、一時前日比+6.2%高となりました

◎今期純利益予想は、従来予想から200億円引き上げ3,900億円(前期比9%減)とし、市場予想3,729億円を上回りました

◎経費や販管費が想定を下回ることや、豪事業での税負担の減少が寄与するようです

◎あわせて、自社株買いの取得額の上限を200億円増やし1,000億円に、取得株数も1,000万株増やし最大6,000万株にすると発表したことも買い材料となったようです。


あおぞら銀行<8304>

◎09:55執筆。好決算を発表し、一時前日比+7.5%高となりました

◎2025年4-9月期純利益が136億円(前年同期比14%増)となったことが好感されたようです

◎M&A(合併・買収)の増加に伴い、LBO(売り手企業の信用力を担保に借入金を活用した買収)ファイナンスなど投資銀行ビジネスが伸びたことが寄与したようです

◎また、大和証券グループ本社<8601>との提携による新規取引先の開拓も利益を押し上げたようです

◎傘下のGMOあおぞらネット銀行が、事業開始以来初めて純利益ベースで黒字化したことも好材料となったようです


横浜フィナンシャルグループ<7186>

◎10:00執筆。傘下の横浜銀行の好決算と上方修正が好感され、一時前日比+6.39%高となり上場来高値を更新しました

◎2025年4-9月期のコア業務純益(本業の儲け)が785億円(前年同期比35%増)で過去最高となったことが好感されたようです

◎貸出金の増加や金利上昇で利息収入が伸びたことが利益を押し上げたようです

◎また、2026年3月期今期のコア業務純益予想を従来予想1,323億円から1,416億円(前期比17%増)へ上方修正しました

◎さらに、傘下の神奈川銀行が、今期のコア業務純益予想を従来予想26億円から27億円(前期比8%増)へ上方修正したことも買い材料となったようです


ユーグレナ<2931>

◎09:57執筆。2025年12月期今期の営業利益予想を上方修正したことが好感され、一時前日比+7.24%高となりました

◎今期営業利益予想を、従来の24億円から32億円(前期は3億円)へ引き上げました

◎あわせて発表した2025年1-9月期の連結営業利益も26億1,800万円(前年同期比1,536.3%増)と大幅に伸長しており、ヘルスケア事業の好調などが寄与したようです

 

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