【株価が動いた理由】フジクラ、NEC、良品計画、アドバンテスト、三菱重工業、トヨタ自動車、三越伊勢丹ホールディングス(11/19)
目次

フジクラ<5803>

NEC<6701>

良品計画<7453>

アドバンテスト<6857>

三菱重工業<7011>

トヨタ自動車<7203>

三越伊勢丹ホールディングス<3099>

【株価が動いた理由】フジクラ、NEC、良品計画、アドバンテスト、三菱重工業、トヨタ自動車、三越伊勢丹ホールディングス(11/19)

フジクラ<5803>

◎10:50執筆。マイクロソフト<MSFT>-2.69%とエヌビディア<NVDA>-2.8%によるAI(人工知能)企業アンソロピックへの大型投資発表を受け、一時前日比+4.89%高と反発しました

◎データセンター向け光ファイバー・ケーブルを提供する同社は、AI開発に必要な企業と市場で位置付けられ、大規模なAI投資の恩恵を受けるとの見方から買われたようです

◎投資されたアンソロピックはオープンAIの有力な競合であり、この大型投資はAI分野の成長期待を高め、実需拡大として好感されました

◎これにより古河電気工業<5801>や住友電気工業<5802>など他の電線株も上昇しています


NEC<6701>

◎10:45執筆。ある証券会社が産業用エレクトロニクス業種への「強気」見通しを継続し、一時前日比+4.62%高となりました

◎この証券会社は、NECを業種内の投資選好順位で1位としており、ITサービスや防衛事業の拡大、構造改革という3つの成長エンジンを評価しています

◎また、NECは17日、AIを活用し攻撃の予兆把握や防御を支援するサイバーセキュリティの新サービスを発表しており、クラウドフレア<NET>-2.82%の大規模なネット障害が発生しただけに改めて注目された面もあるようです


良品計画<7453>

◎10:25執筆。半導体関連株などが軟調な中、小売り株などの内需関連銘柄へ資金を分散させる動きが見られ、一時前日比+5.29%高となりました

◎AIや半導体関連への警戒感からハイテク株が売られる一方、ディフェンシブ性のある銘柄が買われる循環物色の流れから、小売株、建設、不動産などに資金が向かったようです

◎この流れから、イオン<8267>、FOOD&LIFE COMPANIES<3563>、大成建設<1801>、大林組<1802>、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>なども上昇しました


アドバンテスト<6857>

◎09:30執筆。米半導体株安を受け、一時前日比-5.14%安と続落しました

◎AI投資への警戒感の高まりから、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>-4.25%などが売られ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も-2.3%安と4日続落したことが嫌気されたようです

◎巨額のAI投資が将来の収益拡大に繋がるか不透明感が強まっているほか、米利下げ見送り観測も割高な半導体株の重荷となったようです

◎また、19日(日本時間20日朝)のエヌビディア決算への警戒も背景にあるようです

◎この流れから、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>などの半導体関連株にも売りが波及しました


三菱重工業<7011>

◎10:10執筆。日中関係の緊張を背景に海外投資家に売られているとの見方から、一時前日比-4.47%安と大幅続落しました

◎高市早苗首相の台湾有事に関する発言を受けて日中関係の緊張が高まっており、今年大きく上昇してきた防衛関連株にリスク回避の売りが出ているようです

◎これにより、川崎重工業<7012>、IHI<7013>も一時売られました


トヨタ自動車<7203>

◎09:50執筆。米国でのHEV(ハイブリッド車)の生産能力拡大の発表が好感され、一時前日比+1.51%高となりました

◎北米統括会社が、HEV需要の拡大に対応するため、米国内の5カ所の工場に総額9億1,200万ドルを投資するようです

◎この投資は、今後5年間で実施予定の最大100億ドルの追加投資の一部であり、米国事業への積極的な姿勢が評価されたようです


三越伊勢丹ホールディングス<3099>

◎09:57執筆。国内の訪日外国人客数が10月として過去最高を更新し、インバウンド需要への期待から一時前日比+2.45%高となりました

◎日本政府観光局(JNTO)によると、10月の訪日外国人客数は前年同月比17.6%増の389万6,300人で、2024年の記録を上回り10月として過去最高となったようです

◎また、中国政府による日本への渡航自粛の呼びかけで売られていた反動で買われた側面もありそうです

 

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