ソフトバンクグループ<9984>
◎09:50執筆。AI(人工知能)への過剰投資に対する警戒感が高まり、一時前日比-7.25%安となりました
◎オラクル<ORCL>-5.4%が進めるデータセンター計画について、投資会社ブルー・アウル・キャピタルが資金拠出を取りやめると報じられ、AIへの投資回収に対する懸念が強まり、オラクルは大幅安となりました
◎これを受け米ハイテク株安が広がり、東京市場でもAI関連株に売りが波及しました
◎ソフトバンクGは、オラクルなどとAIインフラ投資計画「スターゲート」に参画しているだけに、関連株として売りが強まったようです
◎一方、出資先のオープンAIが巨額の資金調達を協議中と報じられたことが好感され、売り一巡後は下げ幅を縮小する動きも見られます
川崎重工業<7012>
◎09:40執筆。防衛省が同社を「指名停止」処分にする方向で調整に入ったとの報道を受け、一時前日比-5.06%安となりました
◎海上自衛隊の潜水艦用エンジンの燃費性能データを改ざんし、契約不履行が横行していたと判断されたようです
◎防衛省は指名停止期間を2.5カ月を軸に検討し、あわせて違約金の算出も進めており、今後の受注活動への影響が懸念されたようです
SBI新生銀行<8303>
◎09:40執筆。上場初日の好調を受け、一時前日比+5.29%高となりました
◎昨日、東証プライム市場へ再上場し、公開価格1,450円を9.38%上回る1,586円で初値を付け、終値は公開価格比+11.93%高の1,623円となりました
◎ブックビルディング(需要申告)段階から海外投資家の買い意欲が強く、日銀の追加利上げ観測も追い風となり、買い優勢の展開が続いているようです
◎SBIグループが進める銀行再編の中核としての期待や、グループ連携による成長性が評価されているようです
◎また、値動きの良さから、短期的な上昇狙いの買いもあるようです
アサヒグループホールディングス<2502>
◎10:00執筆。英蒸留酒大手ディアジオから東アフリカ事業を買収すると発表しましたが、財務負担の増加が懸念され、一時前日比-7.53%安となりました
◎買収額は約30億ドル(約4,654億円)にのぼり、業績への貢献期待よりも、巨額の資金支出による財務悪化が嫌気されたようです
◎また、国内でのシステム障害に伴うコスト増が懸念されるなかでの大型買収発表だったことも、財務負担の増加が嫌気されたようです
住友電気工業<5802>
◎10:18執筆。データセンター向け製品の増産投資を発表しましたが、前日の米ハイテク株安を受けた売りが優勢となり、一時前日比-4.55%安となりました
◎2028年度までに1,000億円規模を投じ、光配線などの生産能力を増強する方針を示しましたが、市場全体の地合いの悪さに押され、好材料として織り込む動きは限定的だったようです
◎また、生成AI普及による需要増を見込む一方、市場ではAI関連株への過熱感やトランプ政権の通商政策に対する不透明感も意識され、巨額AI投資へ不安感から、利益確定売りが出たようです
キオクシアホールディングス<285A>
◎10:35執筆。マイクロン・テクノロジー<MU>-3%の好決算を受け、メモリー関連株に連想買いが広がり、一時前日比+2.49%高となりました
◎マイクロンは、9-11月期売上高が市場予想を上回り、AIデータセンター向けの需要増を背景に2025年12月-2026年2月期の見通しも市場予想を大幅に上回ったことから、時間外取引で+8.07%高と急伸しました
◎AI需要によるDRAMやNAND型フラッシュメモリーの需給逼迫、価格高騰期待が高まり、同業のキオクシアもツレ高となったようです
◎また、マイクロンの好調を受け、キオクシアの協業先であるサンディスクなど他のメモリー関連株が時間外で上昇したことも買い材料視されたようです
東京電力ホールディングス<9501>
◎10:05執筆。柏崎刈羽原発6号機を2026年1月20日前後に再稼働する方向で調整に入ったと報じられ、一時前日比+2.98%高となりました
◎12月22日に終了する新潟県議会で地元合意を得て、年内にも原子力規制委員会に再稼働を申請する見通しのようです
◎同社は「スケジュールを決定した事実はない」とコメントしていますが、再稼働による電力需給の安定や収益改善への期待感が高まったようです
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