【株価が動いた理由】アップル +15.32%~アナリストの投資判断の引き上げや関税免除の思惑で急騰。時価総額世界首位の座を取り戻す

【株価が動いた理由】アップル +15.32%~アナリストの投資判断の引き上げや関税免除の思惑で急騰。時価総額世界首位の座を取り戻す

アップル<AAPL>

💡株価が動いたポイント

✅2025/4/9(水)終値198.85ドル+26.43ドル

✅始値171.95ドル、高値200.61ドル、安値171.89ドル

✅年初来高値250ドル、年初来安値169.21ドル

✅アナリストの投資判断の引き上げや関税免除の思惑で、前日比+15.32%の急騰となり5日ぶりに反発しました


 

◎あるアナリストが、アップルの投資判断を「売り」から「中立」に引き上げたことや、トランプ大統領が関税の一時停止を表明しマーケット全体がリスクオンとなったことから急反発しました

◎このアナリストは、世界的な景気後退リスクからiPhoneの売り上げは落ちるとして目標株価を202.33ドルから167.88ドルに引き下げたものの、直近の下落から投資判断を引き上げたとのことです

◎また、アップルが4年間で5,000億ドルを米国に投資すると表明していることから、関税が免除されることを基本シナリオとしているとしており、これが関税免除の思惑を呼んだようです

◎さらに、トランプ大統領が、一部の米国企業に関税適用除外を検討すると表明し、1期目の大統領就任時にアップルは関税適用除外を受けていたことや、5,000億ドルの投資から今回も関税適用除外となるのではないかと期待されているようです

◎また、中国から生産の移行を行っているインドが、米国と関税の交渉を行い税率がかなり低下すると見られていることも背景のようです

◎ただ、iPhoneの製造工場などを米国に建設して稼働するまでには3~4年はかかると見られ、その頃には大統領が替わったり方針が変わっているリスクがあり、企業側も工場の移転やサプライチェーン(供給網)の変更は簡単に決断できません

◎そのことから、アップルは関税コストを値上げで転嫁するか、値上げせず利益を減らすしか選択肢がないのではとの見方もあるようです

◎それらを踏まえ、5,000億ドルの投資である程度米政権に貢献し、関税適用除外を引き出すのが最も現実的で良いシナリオと期待されているようです

◎この日の上昇でアップルの時価総額は2兆9,871億ドルとなり、マイクロソフト<MSFT>の2兆9,029億ドルを抜き、世界首位の座を取り戻しました

 

【関連記事】
マグニフィセント・セブンは買い時か?
相互関税ショックでも上昇した米国株40銘柄
トランプ関税に負けない円高メリット株3選+7銘柄
回復期待!AI以外の半導体関連の米国株6選
不透明相場で出番がくる「ディフェンシブ株一覧」日米6選+107銘柄
【注目ファンドを深掘り】 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
【投資相談室】大幅下落時の対処法は?バフェット氏の投資哲学に学ぶ

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。