インテル<INTC>
💡株価が動いたポイント
✅2025/6/10(火)終値22.08ドル+1.60ドル
✅始値20.50ドル、高値22.44ドル、安値20.28ドル
✅年初来高値27.55ドル、年初来安値17.66ドル
✅同業のクイックロジックがインテルのアライアンスに加わり、前日比+7.81%の急騰となりました
◎半導体企業クイックロジックが9日、「インテル・ファウンドリー・チップレット・アライアンス」への参加を発表したことが買い材料視され、大幅に3日続伸しました
◎この企業連携は、インテルの半導体受託生産(ファウンドリー)プログラムの一環であり、次世代半導体製造のための新技術「チップレット」の設計と製造を安定的に行うことを目指しています
◎両社は他の分野でも提携しており、今回の関係強化によって他の参加企業の技術を相互に活用した生産が可能になるメリットがあるとのことです
◎これにより、インテルの米政府向けや大口顧客の拡大に繋がることが期待されたようです
◎この日の米国市場では米中貿易協議の進展期待が継続し、協議の中で半導体関連の話が議題に上がっているとのニュースが注目され、ラム・リサーチ<LRCX>+3.05%、オン・セミコンダクター<ON>+2.71%、NXPセミコンダクターズ<NXPI>+2.64%、クアルコム<QCOM>+2.39%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+1.24%などの半導体株が連日で買われました
◎米中の閣僚級協議に参加しているラトニック商務長官が「協議は順調に進んでいる」と述べたことも、買い安心感に繋がったと見られます
◎また、マイクロン・テクノロジー<MU>+2.88%が生成AI(人工知能)向けの高性能メモリー半導体の新製品でサンプル出荷を開始したと発表したことも、半導体株が人気化した一因となったようです
◎サンプル出荷を始めた「HBM4」はDRAMを積層して高速・大容量のデータ処理を可能にする「HBM(広帯域メモリー)」の次世代製品とされ、処理速度を高めたほか、従来製品よりも性能は60%以上向上したとのことです
◎インテルの株価は、2月18日年初来高値27.55ドルから4月8日年初来安値17.67ドルへ下落。その後5月13日高値22.88ドルまで反発も、直近は20ドル前後で推移していました。この日の上昇で5月高値に近づきました
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