スターバックス<SBUX>
💡株価が動いたポイント
✅2025/6/11(水)終値95.39ドル+3.96ドル
✅始値92.11ドル、高値95.91ドル、安値92ドル
✅年初来高値117.46ドル、年初来安値75.5ドル
✅CEOの「Back to Starbucks」計画の評価が高まり、前日比+4.33%の大幅高となり4連騰しました
◎昨年9月に就任したブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)の「Back to Starbucks」計画の下、打ち出した施策が評価され、買われたようです
◎スターバックスを世界的企業に成長させ2023年にCEOを退任したハワード・シュルツ氏が、北米のカフェ経営者やその他企業幹部14,000人に向けた講演で、ニコルCEOの「Back to Starbucks」計画を賞賛し、「今日ほど会社の将来について楽観的な考えを持ったことはありません」と語り、何度もスタンディングオベーションを受けたとのことです
◎シュルツ氏は、依然として業界やスターバックス内でも影響力のある人物で、公の場での発言は限られていただけに、ニコルCEOの方向性の正しさが認識されたようです
◎「Back to Starbucks」計画では、かつてのスターバックスの良さを取り戻す狙いで、カフェスペースの一部は居心地の良い空間へと再設計され、店内のドリンクは陶器のマグカップで提供されることが多くなり、バリスタは再び特製ペンでカップに名前を書くとのことです
◎北米で段階的に1万店舗を増やし、家具を修復してカフェの雰囲気を改善する計画のようです
◎また、新たな人員配置とサービスモデルの展開を直営店11,000店以上に夏の終わりまでの導入を目指し、秋から米国の直営店で常勤の副店長の数を増やす予定とのことです
◎この一環で、バリスタ向けの生成AI(人工知能)アシスタント「Green Dot Assist」を発表しました
◎これは、飲み物の作り方やメンテナンスの問題の解決方法などを学ぶのに役立つように設計されており、効率性の向上と4分以内に商品を提供し、居心地良く時間とお金を費やせる場所にすることで、売上向上も目指しているとのことです
◎このAIアシスタントはマイクロソフト<MSFT>の「Azure」を通じてオープンAIのプラットフォームを使用して開発されたそうです
◎またニコルCEOがメディアのインタビューで、中国事業の株式売却に多くの関心が寄せられている、と語ったことも好感されたようです
◎ニコルCEOは非常に多くの関心が寄せられていることと共に、彼らは、私たちと提携して、8,000店舗から20,000店舗へと拡大していく方法を模索することに喜んで協力してくれるだろう」と述べました
◎スターバックスは、10日から中国でコーヒー以外のフラペチーノ、アイスティー、ティーラテを平均5元(約70セント)値下げしました
◎中国はスターバックスにとって米国以外では最大の市場であり、7,700店舗以上を展開しているものの、地元のコーヒーチェーンとの競争激化から値下げを行ったようです
◎これによる中国での人気回復も期待されているようです
◎これらによりシティグループ<C>のアナリストは、目標株価を84ドルから95ドルに引き上げました
◎株価は3月3日年初来高値117.46ドルから4月7日安値76.15ドルへ下落、その後4月30日年初来安値75.5ドルへ下落。この2つの安値で底打ちの兆しと言われるチャート形状の「二番底(ダブルボトム)」を付ける形でその後反転し、今回の上昇で半値戻しの96.48ドルに迫りました
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