【株価が動いた理由】TJXカンパニーズ +2.71%~ディスカウント店好調で好決算と自社株買いを発表し上場来高値を更新

【株価が動いた理由】TJXカンパニーズ +2.71%~ディスカウント店好調で好決算と自社株買いを発表し上場来高値を更新

TJXカンパニーズ<TJX>

💡株価が動いたポイント

✅2025/8/20(水)終値138.27ドル+3.65ドル

✅始値143.54ドル、高値145.58ドル、安値137.76ドル

✅年初来高値145.58ドル、年初来安値112.1ドル

✅好決算や自社株買いを発表し、前日比+2.71%の上昇上場来高値を更新しました


 

◎2025年5-7月期売上高144億100万ドル(前年同期比6.9%増)が市場予想141億4,000万ドルを上回り、一株当たり利益1.1ドルも市場予想1.01ドルを上回ったことが好感されました

◎米国経済の先行き不透明感が強まる中で、消費者がディスカウント店に流れていることを示したと評価されており、2025年5-7月期の既存店売上高は前年同期比4.0%増と、市場予想3.2%増を上回りました

◎新たに開示された2025年8-10月期の既存店売上高予想2~3%増は市場予想3%増に対して弱めであり、一株当たり利益予想1.17~1.19ドルは市場予想1.22ドルを下回りましたが、保守的な予想との見方からネガティブに見る向きは限定的だったようです

◎足もとの好業績を受け、2026年1月期の既存店売上高予想を3%増へ従来予想2~3%増の上限へ修正し、一株当たり利益予想は4.52~4.57ドルへ従来予想4.34~4.43ドルから上方修正し、市場予想4.49ドルを上回る見通しとなりました

◎TJXではトランプ関税による大きな圧力を織り込みつつも、それを吸収できるとの前提に基づいていると説明しています

◎併せて、今期中に20億~25億ドル相当の自社株買いプログラムを実行する方針も示され、こちらも買い材料視されました

◎またこの日はハイテク株の下落が目立ち、不景気に強いと見られるTJXの好決算が目を惹いたようです

ゴールドマン・サックス・グループ<GS>のアナリストは、好調な決算と見通しの引き上げを評価し、投資判断「買い」を維持し目標株価を148ドルから159ドルへ引き上げました

ウェルズ・ファーゴ<WFC>のアナリストは、決算を「力強い内容」と評価し、投資判断「中立」を維持し、目標株価を120ドルから130ドルへ引き上げました

◎TJXの株価は、3月13日年初来安値112.1ドルから上昇傾向で、この日は一時145.58ドルまで上昇し、上場来高値を更新しました

◎この日は朝方に前日比8.14%まで上昇し、この日の安値近辺で取引を終えました。これにより株価チャートにおいて前日のローソク足と当日のローソク足間に隙間が生じる「」が発生し強い騰勢を示しつつも、目先は「窓を埋める」動き(反落)となる可能性も懸念されます。この窓の水準は5月20日高値135.85ドルと同程度で、テクニカル分析では注目されるメドとなりそうです

 

【関連記事】
関税合意でどうなる?日米の自動車株9選
最新生成AI「GPT-5」登場で注目の日米オープンAI関連7選
明暗!マグニフィセント・セブンの決算まとめ
利下げメリット期待の米国ハイテク株&好配当株10選
米雇用統計悪化で注目!景気後退局面でも期待できる米国株
原子力発電所の新増設やAI需要で注目の日米原発関連株9選
AIブームを陰で支えるインフラ日米株8選
ビジネスの変革をリードする「DX」関連の日米株8選

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。