【株価が動いた理由】クラフト・ハインツ -6.97%~会社分割による経営立て直し方針発表も急落

【株価が動いた理由】クラフト・ハインツ -6.97%~会社分割による経営立て直し方針発表も急落

クラフト・ハインツ<KHC>

💡株価が動いたポイント

✅2025/9/2(火)終値26.02ドル-1.95ドル

✅始値27.8ドル、高値27.91ドル、安値25.84ドル

✅年初来高値33.35ドル、年初来安値25.44ドル

✅会社分割による経営立て直しの方針を発表し、前日比-6.97%の急落となりました


 

◎現在のクラフト・ハインツを2つの独立企業に分割する計画を発表し、先行き不透明感から売られました

◎分割後の1社は「ハインツ・ケチャップ」などの代表的な調味料やインスタント食品を手掛け、この部門の現在の売上高は154億ドルにのぼります

◎もう1社は「オスカー・マイヤー」のホットドッグや「ランチャブル」など、成長の鈍い食料品事業で、この部門の現在の売上高は104億ドルです

◎成長の鈍い事業を切り離すことで、好調な製品にさらなる成長の余地を与え、経営陣がそれぞれの事業の拡大に一段と集中できるようにすることが狙いとしています

◎クラフト・ハインツは2015年に旧HJハインツと旧クラフトフーズの合併後、経営不振に陥っており、会社分割によって経営資源配分を独立して判断できるようにすることで、長期的な事業立て直しを目指す方針のようです

◎しかし、株主からの反応は芳しくなく、クラフト・ハインツの主要株主であるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>を率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏は「失望した」とテレビインタビューで述べ、分割しても問題は解決しないとの見方を示しました

◎バフェット氏は「これらをまとめるのは素晴らしいアイデアではなかったが、分割することで問題が解決するとは思わない」と述べたと報じられています

◎また、分割によって3億ドル(約450億円)もの追加コストが発生する可能性も指摘しているとのことです

◎クラフト・ハインツの株価は3月10日年初来高値33.35ドルから6月27日年初来安値25.44ドルへ下落。その後7月30日高値29.19ドルまで反発も、この日は一時25.84ドルまで下落しました

 

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